川崎市・狛江市・世田谷区 静岡県牧之原市 整体スクール「日本徒手整体アカデミー」日本徒手整体施術院

東京・神奈川・静岡で整体師資格取得は「日本徒手整体アカデミー」。「巡心流整体術」は当校独自手技。講師によるブログ。

ストレスも習慣から その2

2013年06月25日 | 学院長のコラム、ブログ

皆様こんにちは!院長の佐々木です。
なかなか投稿できませんしたが久々のコラム配信となります、ご期待下さい!

 前回までのストレスコラムでは、心因性=ストレスとは「恒常性が乱れ各症状が発症するに至るまで、ある感情が一定期間継続、習慣化している心理状態」と定義することにし、肩こりや腰痛、膝痛は勿論、病気や痛みのほとんどおよそ8割は心因性が根本的に関与している、とも述べました。

 では何故心理状態が痛みや病気に繋がるのでしょうか。脳神経学的に言うと、まず目から入った情報は大脳皮質といわれる神経細胞が認識する→次にA10神経群と呼ばれる部位に到達します。危機感の「扁桃核」、好き嫌いの感情は「側坐核」、言語や表情は「尾状核」、意欲や自律神経をつかさどる「視床下部」等が集まった部分の事を総称してA10神経群と呼ばれています。
 ここで「感情」が生まれます。まずは目に入る情報に対し好き嫌いの感情が沸き起こり、そこで意欲も自律神経も作用されていきます。

以前までのコラムで自律神経は交感神経と副交感神経に分かれ、痛いみや病気があるときは交感神経が優位の時、と繰返し述べてきましたが、脳の「側坐核」で嫌い、嫌だという感情を認知すれば、意欲が減退し、交感神経が優位になってしまうように「視床下部」は機能してしまうわけです。

 好きも嫌いもその捉え方は人それぞれ、思いこみになります。習慣的に目にはいるものに「嫌だ、これ嫌い」といった感情のレッテルを貼る方は、どこかしら痛みや不定愁訴を抱えることになるのです。例えば、雨の日は嫌だと思うか、雨は湿り具合が良くて好きだと思うかで同じ環境でも感情の捉え方は真逆になり、身体への影響も無論大きく変わってきます。

「暑いと苦痛だ」、「寒いの嫌だ」と年中ネガティブのレッテルを貼るか、年中「四季折々に良いところがあり全てが好きだ」という方に分かれてきます。好きか嫌いか、どちらかしかないのです。どのように感じても自律神経や意欲に作用することは避けられないのですから、食べ物も気候も、勿論どんなことにも「食わず嫌いの習慣を捨て」、興味、関心を持つことが自律神経を一定に保つポイントになります。

「これは興味ない」「これ嫌い」「これつまらない」といった感情の「側坐核」、そしてそういった言語の「尾状核」は今すぐやめろといっています(笑)。思っていてもまずは口に出さないところから行動しなければ脳の習性は絶対に変わらないし症状もなかなか好転しないことでしょう。

 このA10神経群の情報は→理解や判断を司る「前頭前野」に、そして記憶を司る「海馬回」に持ち込まれるのです。それらの段階を経て「思考」していくのです。「信念」「心」といった複雑な感情の形成や「記憶」の出来も、感情に左右されてしまうのです。

好きこそものの上手なれ、とはよく言ったものですが、脳のメカニズムとしても立証できるのです。ある感情にとらわれ、ストレスから自律神経に影響を及ぼしている情況は、こう考えるとある意味「思考停止」に脳が陥っている状態ともいえます。

 意欲があるから情況を乗り越える為に一歩踏み出せる、繰返し考え論理的に論証していくから問題が解決できるわけです。その為にも繰り返しますが、まずは嫌い、嫌悪感、興味が無いといった感情のレッテルを捨てなければいけません。ストレスのお話は続きます・・・。


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