川崎市・狛江市・世田谷区 静岡県牧之原市 整体スクール「日本徒手整体アカデミー」日本徒手整体施術院

東京・神奈川・静岡で整体師資格取得は「日本徒手整体アカデミー」。「巡心流整体術」は当校独自手技。講師によるブログ。

地球の自転(真理)には逆らえない

2015年06月29日 | 学院長のコラム、ブログ

 身体の骨格筋バランスが崩れると骨盤の歪みをはじめ、背骨、肋骨、筋肉なども左右非対称になります。筋肉のコリや腰痛、肩や脚の痛み等の一因となることは今までのコラムでもご紹介してきた通りです。

 普段から、特に胴体が固まってしまわないように効率的に「動きをつけておくこと」は痛みを増長させない為にも有効です。ただ、歪みを完全に無くすことは整体をしようがどんなエクササイズを毎日行おうが不可能です。もちろん一度骨盤を矯正しても歪みの矯正はその時のみで、何度通って骨盤矯正をしてもセルフエクササイズをしてもやはり歪みを無くすことはできません。

 

 痛みがおこるときは神経痛でも筋肉や関節の痛みでも炎症が起こっています。その炎症の表面上の原因の一つである血行不良を少しでも改善させ、血液の流れを安定させる為の手段のひとつとして歪みを矯正する事は有効な為、歪みを知り、いざとなったとき、また、それ以上の症状を防ぐために矯正やエクササイズを行うわけです。

 矯正やエクササイズは決して根本的に歪みを無くすことが目的ではありませんし、前述した通り実はそれ自体は不可能なのです。

 

 仮に身体の骨格を矯正したとして、まずはじめに確実に歪みが始まるのは胴体の箇所で言えば共通して左のウエスト部です。これは腸骨という骨盤の左側の骨が右側に対し上方へ移動してしまうことが原因です。何故、左側かと言うと地球の自転の影響でどうしても左軸バランス、胴体の左回旋が起こってしまうことに起因しています。この歪みに関しては、普段の姿勢、ライフスタイル、運動の有無、怪我、年齢などは関係なく地球に生息している限り避けられず、二足歩行の人間だけではなく四足歩行の生物でも通常左ターンの方がスムーズです。

 

 その結果、左の腸骨は上方へ移動し、見た目上左脚は短くなり、左のウエストのくびれも右側よりも少なくなっているのです。試しに厚み1~2センチ程の台に左足を載せ左足加重の休めの立位姿勢(左腸骨が上方に歪む状態)と、右足を載せる場合では左加重の方が落ち着くと思います。その姿勢が無意識のうちに身体が憶えているので、筋肉も骨格もそのように歪んで形状記憶しているのです。

 

 つまりどんなに矯正しても日々エクササイズをしても、歩き出した瞬間から歪みは始まるわけです。ですから全ての人が歪んでいるのです。

 そこで痛みが発症するか否かの違いは繰り返しますが歪んでいる事が根本原因のはずがなく(歪んでいない人はいないから!)、歪んでいる箇所に炎症が起こるからです。その炎症は身体の自律神経のバランスが崩れ交感神経優位な状態が続く事によって内臓機能低下や各ホルモンの分泌異常、免疫低下が起こることで血行不良をまねき、そこで生じた炎症を自律神経機能異常によって抑えることが出来ないことが原因です。

 そして何故自律神経系やホルモン等の内分泌系、リンパ等の免疫系の機能異常が起こるかと言うと大半は心的ストレス、そしてそこに偏った飲食習慣がミックスされることが真の原因です。考え方の習慣、飲食習慣(特に糖の継続、過剰摂取、蛋白質不足、鉄分不足、アルコールの依存、水分不足など)が歪みや痛みの増長を招くのであって、そこに睡眠不足、運動不足、姿勢、身体動作の癖、太陽光不足、過剰なエクササイズ、間違えたエクササイズ、薬の服用習慣等が「枝葉」の原因として回復しにくい身体にしてしまっているのです。

 よく体調不良の原因に年齢を持ち出す方がいらっしゃいます。医師もそのような提言を持ち出す方が多いようですが、ご高齢の方でも健康な方はたくさんいらっしゃいます。このように歪みや年齢など自然の摂理に求めたり、運動不足や環境、対人関係などに求める方も大変多いのですが、問題が起こった時は自身の考え方や捉え方の習慣、辞められない偏った飲食習慣という内が原因の真理なのです。痛みや病気はあくまでも己の習慣が招いた結果であって自省することが回復の早道といえます。

ポイントは歪みを治す事ではなく歪みを理解することなのです。

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痛みあるところに炎症あり

2015年06月15日 | 学院長のコラム、ブログ

皆様こんにちは!院長の佐々木です。



さまざまな痛みや神経痛、しびれなどは、心を不安にするものです。
そしてその原因が分からないと、そのこと自体がストレスになり病気になりかねません。

それらの不快症状があるときは、必ずどこかに「炎症」が起こっているということですが、そのような炎症が起こるメカニズムを理解しているだけでも、不安からくるストレスがかなり軽減され、回復を早めることにつながります。

交感神経優位時には筋肉緊張が起こり、血管収縮による血流不全、低体温になります。

身体は治癒しようとする自律神経作用により、血管を収縮して滞った部位に
「栄養や酸素を送ろう」
「狭くなった血管を無理やり通って供給しよう」
と頑張ります。

言い換えれば、小さな流れに向かって濁流が一気に押し寄せるようなもので、そこが炎症となり、痛みとなり、病気に発展していくのです。

そもそも血流が安定していたら、炎症は起きません。

つまり、交感神経優位の状態が継続することにより身体が「冷えた」ことが、炎症を引き起こしているのです。

交感神経は、仕事で戦闘モードの時、プレッシャーが強いとき、感情が不安定なときなどに発動します。また、負荷が大きい運動をしているとき、睡眠不足、カフェインや糖を常用しているときにも、交感神経が優位になります。

そうなると、血管が収縮して脈や血圧が上がり、筋肉が緊張し、内臓の機能が抑制され、リンパ球の活動を中心にした免疫力が機能しなくなります。

花粉症、アレルギー、風邪等は全てリンパ球の働きが弱って起こるので、交感神経優位の状態が続いている人がかかりやすいことになります。

内臓の炎症、不眠症、高血圧、その他生活習慣病といわれるものも同様です。交感神経は、前述のように心理状態にダイレクトにリンクするので、病気やコリ、痛み、神経痛などは、ストレスを処理しきれず、切り替えが上手く行われていない方に起こるわけです。

そうしたことから、姿勢や年齢、運動不足等ではなく、肩こり、腰痛等は、心理的・身体的ストレスが原因と言えます。

ストレスがなければ、心臓から身体の隅々まで無理に血液を送ろうと圧力を上げる=高血圧は起こりません。

一般的には、シップや鎮痛薬によって痛みをコントロールしようとしますが、シップや鎮痛薬で一時的に炎症や痛みが緩和したように感じるのは、身体を根本的に冷やしているからです。

各部位をピンポイントで冷やすことは痛み止めの薬にはできず、身体全体を冷やすことで炎症を誤魔化しているのです。

そして鎮痛薬に限らず、ステロイド剤=免疫抑制剤、睡眠薬、降圧剤、抗がん剤、胃腸薬、抗うつ薬等・・・
全ての薬が同様に100パーセント身体を冷やしているのです。

それはつまり一時的ならともかく、数日間以上継続して薬を服用する事自体、決定的に交感神経を優位にしてしまいます。

元々血流不全や冷えが引き金になって炎症を起こしていたのに、更に交感神経を刺激してしまいます。

  鎮痛薬によって身体全体を更に冷やす(一時的に痛みが緩和するが)
  ▼
  薬の常用
  ▼
  冷え=交感神経優位体質をつくる
  ▼
  さらに炎症=痛みが慢性化する
  ▼
また薬を飲む
  ▼
  薬が効かなくなる・・・

と、負の連鎖が永遠に続くということも十分理解していたいものです。




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梅雨入りご注意

2015年06月06日 | 学院長のコラム、ブログ

皆様こんにちは!院長の佐々木です。


関東地方もいよいよ梅雨入りです。
この土用の季節、一年で最も要注意です。低気圧で活性酸素が体内に発生しやすい、日中蒸し暑い日が続いても、急な気温低下の日が訪れ、リンパ球の働きが低下したタイミングでウイルスや菌に影響しやすい、湿度で食べ物が腐りやすい、主に湿気による菌の繁殖、蒸し暑さで果物を過剰摂取しやすい、晴れ間が少なくセロトニン分泌が低下し気分が落ち込みやすく、うつっぽくなるのでストレスで甘い物を食しやすい、等の理由で免疫システムが大きく崩れるからです。


リンパ系の乱れは自己免疫性疾患、癌はもちろん難病罹患リスクも高まります。また、リンパ節の炎症も引き起こしやすく指、膝、股関節、脊椎など節々の炎症、痛み、変形を招く結果になります。外反母趾、O脚、側湾症の方は要注意です。消化器の炎症、潰瘍、消化液異常ももちろん招きやすいのです。


日頃から腰や首の痛み、神経痛、筋肉の疲労、コリは身体動作の習慣や姿勢や年齢、生活習慣が10%程のもっとも浅い原因、食事や水分摂取等口に入れるものが内臓に影響し自律神経を介して引き起こすのが30%くらいでまずまずの理由、そしてストレスが6割以上で最も大きな理由となりますが、この季節は前述した湿度、気温、食などの外的要因が一年で最も大きく身体に影響を及ぼすので普段からストレスを抱えている方、慢性的な症状がある方は十分ご注意下さい。

やはり一番手っ取り早いのは全てのリンパ系の、そして症状の諸悪の根源である甘い物(砂糖)、果物の果糖等の消費量を抑えるべきです。これらは摂取後運動しても実質身体に残り、各内臓にダメージを与え、ホルモン系、リンパ系、消化器系など全ての身体機能を蝕んでいきます。よく怪我をするスポーツ選手も実は果糖や炭水化物の摂取割合が多いことが大きく起因しているはずです。

カロリーで栄養バランスを考えるのではなく分子栄養学のレベルで理解しないと事の真意は見えてこない。ポカリスエット、アクエリアス、アミノサプリ、DAKARA等商品名をはっきり出しますが(笑)いずれもスティックシュガー10本以上はいっている砂糖水です。その他燃焼系、チャージ系?などのスポーツドリンク、コーラなどの清涼飲料水全般も大量の砂糖が入っています。アイスクリームは果糖以上にリンパ系に問題を及ぼします。こういった糖質を控えるだけで驚くほど身体のバランスは回復していくのです。


もう何度も指摘してきましたが、今年もこの季節がやってきたのでまたしつこくお伝えするチャンスです。水分は天然水を基本としましょう。骨格だけ、筋肉だけみても根本改善にはまずつながりません。糖質系、食べるなら覚悟して食べて下さい(笑)。


NHK朝ドラのパティシエを夢見るストーリーが凄く面白い。毎日楽しみにみています。と同時に、ケーキ食べたい!という衝動に駆られいつも負けそうです。

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