川崎市・狛江市・世田谷区 静岡県牧之原市 整体スクール「日本徒手整体アカデミー」日本徒手整体施術院

東京・神奈川・静岡で整体師資格取得は「日本徒手整体アカデミー」。「巡心流整体術」は当校独自手技。講師によるブログ。

屈筋と伸筋 その1

2016年09月29日 | 学院長のコラム、ブログ

 今回のコラムでは、筋肉の特性とそこから見える問題について、2部構成で言及していきたいと思います。

筋肉の特性には「屈曲」と「伸展」があります。屈曲は、物を持ち上げる、身体を屈める、膝を曲げるなどの動作で、使われるのは上腕二頭筋、腹直筋、大腿二頭筋といった屈筋と呼ばれる筋肉です。

それに対して伸展は、腕を伸ばす、身体を反らす、膝を伸ばすといった動作で、上腕三頭筋、脊柱起立筋、大腿四頭筋といった伸筋と呼ばれる筋肉を使っています 屈筋と伸筋は互いに拮抗し、どちらかが伸びればどちらかが縮むというように、互いに影響しあっています。

筋肉を使う、筋肉に力を入れるとは、力を入れる側の筋肉を収縮方向に作用させることを指します。収縮は縮めることなので、屈曲させると同義です。つまり、筋肉に強い力を働かせたり力を込める場合、屈筋がメインなのです。

簡単に言うと、伸筋よりも屈筋の方が相対的には強いのです。

ふとんを持ち上げる、寝た状態から身体を起こす、身体を屈めて物を取るという日常の動作は筋力を必要とするので、普段から無意識に筋力トレーニングをしていることになります(※屈めてから身体を起こす動作、立ち上がる動作は伸筋ですが、無意識に強い側の屈筋=大腿四頭筋を使ってしまっています)。

                             【屈曲系動作】

                     Momoage02_2   

                            腿上げ

                     Wp_20140720_02                           前屈ストレッチ

つまり、屈筋は伸筋より強い上に、日常生活でもメインに使われているのです。

しかし関節に痛みがあるとき、関節には圧迫、詰まりが生じています。これは過剰な屈曲で、その圧迫を緩和するには、普段からしっかりと伸筋を使う必要があるわけです。

また、リウマチ性関節炎、寝たきりなどによる関節拘縮(こうしゅく=詰まって縮まること)の場合は、屈筋と伸筋の特性から、指や四肢が強い屈筋側へと変形したり、前屈みの姿勢不良を起こしています。

関節の拘縮を防ぎ、姿勢不良を増長させない為にも、日常的に伸筋を意識するべきですし、運動の後には、伸筋をメインにしたクールダウンを行うべきだというのが私の考えです。

  20160902

繰り返しますが、屈筋系の運動に対して伸筋系のストレッチ等を行う割合が少ないと、段々と筋力は低下してしまい、関節の圧迫、姿勢不良を更に悪化させてしまうということに留意して下さい。

次回は、伸展筋群や胴体の連動性を加味した動き等について解説していきます。

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協会URL変更になりました

2016年09月20日 | 学院長のコラム、ブログ

当校の運営事業を含む統括団体である日本徒手整体トレーナー認定協会のHPが変更になりました。う~ん書籍が刊行された直後で残念・・ご迷惑をおかけします。巻末に記載されている協会URLは以下に変更になりました。

  https://nihontoshuseitai.wordpress.com/

 

今後ともよろしくお願いいたします!!!

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秋からのイベントのお知らせです♪

2016年09月19日 | 学院長のコラム、ブログ

皆様こんにちは!院長の佐々木です。

まずは何度もお伝えしていますが、今月から大学教育出版より私の書籍、

「新常識!身体健康学」が刊行されます。アマゾンでは予約受付開始中です。既に私の手元には届いておりますが、皆様のお手元に届くのは今週末くらいからになるそうです。長々お待たせして申し訳ございません!

 http://www.kyoiku.co.jp/syoseki.cgi?book=977

 ↑こちらをクリックして頂くと出版社の私の書籍紹介ページになっております。その中でWEB購入手続きや、PDFによるお試し読み(まえがきや目次)を閲覧できることが可能になっています。どのような内容なのか?興味がある方は冒頭だけでも読んでみて下さいね。

 Dsc_0122

 自費出版や協力出版の類ではなく、大学で取り扱う学術書や教科書を専門に発行する出版社によるきちんとした企画出版ですので、内容も精査されておりますし、何より読みやすく実用的だと自負しております。一度のみならず何度でも読み込んでしっかり把握して頂けたら、かなり病気不安、老後不安等が解消され、痛みや病気に対する対処法や考え方も手に入れることができるはずです。

どうぞご期待下さい!!

 

 

 次に、カルチャー講座のお知らせです。10月より、隔週第2、4週木曜日は京王線仙川駅至近にあるカルチャースクールにて「健康ホームセラピスト講座」を開催いたします。

 http://www.culture.gr.jp/detail/sengawa/itemview_50_903012335.html

6回1クールで、習得した方には日本徒手整体トレーナー認定協会より認定証も授与されます。日本徒手整体アカデミーで行うプロ養成講座とは違い、一般の方向けの講座です。

こちらも医者や薬ばかりに頼らずとも様々な不定愁訴や痛み、歪みを簡潔に理解し、対応する方法を簡単に楽しく学べる講座になっているんです。お近くで興味のある方はどうぞお気軽にご参加下さい。

 更に10月から隔週第2、4午前10時15~、小田急線湘南台駅至近のイオン内カルチャースクールにて同様の内容で講座が開催されます。

https://www.aeonculture.jp/products/detail.php?product_id=8807

 また、同じく10月から隔週第2、4火曜日午後1時30~京急糀谷駅にある羽田カルチャーでも同様にカルチャー講座が開催されます。

http://www.culture.gr.jp/detail/haneda/index.html

どれも内容は基本的に同じです。また、時間も90分、受講費は一月4725円(税別)なのも一緒です。カルチャースクールでの開講なので、会員じゃない方は、入会金がかかるようです。

健康寿命が伸びるコツをお伝えします♪講座では私の書籍を教科書とし(笑)内容に即したものになると思います。私も秋からの展開が楽しみです。

今月最後の週、27、28、29日にそれぞれの曜日で上記講座開催場所、同時間に1時間程の体験講座が開催されます!!まだまだ間に合いますのでお気軽にお問い合わせ下さい!

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ついに完成!

2016年09月07日 | 学院長のコラム、ブログ

読者の皆様のこんにちは!院長の佐々木です。

ついに書籍完成しました。

Amazonでの予約は既に可能でしたが、発注もまもなくではないでしょうか。大きな書店でしたら目につくかと思います。
http://www.kyoiku.co.jp/syoseki.cgi?book=977

この書籍の原稿元を長年執筆する機会を与えて頂いております遠井保険事務所様 ( http://www.toy-hoken.co.jp/ )
をはじめ皆様のおかげです、改めて御礼申し上げます。

計106話から構成されていますので、毎日一話ずつ読むのもいいかもしれませんね。または症状別に紐解いて頂いてもお役にたてると思います。


自費出版や協力出版等ではなく大学教育出版社からの企画出版なので実用性等もご期待下さい!

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