【7.ステロイドホルモン】
ステロイドホルモンは元来ストレスホルモンとして有名で、心理的ストレスがかかるとコンコンと分泌されます。
つまり、糖を継続的に摂取した時とストレスがかかり続けた時にステロイドホルモンは浪費されるわけです。
ステロイドホルモンは「メルマガ2月号Vol.69」で述べたように血糖値や血圧の値を安定させる役割を担うので、副腎の疲労が糖尿病や高血圧の原因となっていることはあまり知られていないかもしれません。
ミネラルバランスを安定させるホルモンでもあるので、骨粗しょう症、腎臓機能にも影響します。
骨密度上げようといくらカルシウムを摂っても、甘い物を好んで食べ、ミネラルウオーターを摂らず、タンパク質も少なかったら、骨密度が改善するはずはありません。
アトピー性皮膚炎、リウマチ、食物アレルギー、じんましん、癌等の自己免疫性疾患は、糖の過剰摂取とストレスによる副腎の疲労によるステロイドホルモンの分泌不足に起因していると言えます。
内臓・粘膜・関節などの炎症を抑制するのもステロイドホルモンなので、副腎が疲労すると前述の症状も発症させてしまうのです。
各神経炎、例えば坐骨神経痛等の神経痛、痺れにも深く影響しています。
加えて、副腎の疲労とリンパの不活性は起床時の指や脇のこわばりを招き、リンパ節が集中している頚部・股関節疾患、膝に水が溜まる、外反母趾、節々・腰や背中・脊椎の関節の炎症も抑制できず、関節炎や痛みの原因となってしまいます。