川崎市・狛江市・世田谷区 静岡県牧之原市 整体スクール「日本徒手整体アカデミー」日本徒手整体施術院

東京・神奈川・静岡で整体師資格取得は「日本徒手整体アカデミー」。「巡心流整体術」は当校独自手技。講師によるブログ。

新年明けましておめでとうございます

2010年01月05日 | 学院長のコラム、ブログ

皆様新年明けましておめでとうございます。師走がちょっとたてこんでいて、そのままお正月休暇を少々頂いたので本日ようやく更新が出来ました。

書きたいことがいっぱいあったのですが忘れてしまいました。

まずは大河ドラマですが昨年の「直江兼続」は結局最後まで楽しく観ていました。配役が何気に良かったし。でも、最終回がちょっと悲しい演出でした。あれだけの傑物なのでもう少し壮大に圧巻に終わってほしかった。子供達もどんどん先になくなっていくので最後は回を重ねるごとに切ない気分になっていったのは自分だけだろうか。

今年はあの坂本竜馬ですねー。正直個人的には織田信長が日本歴史上一番の英雄だと思うし事を成した人物だと思うし思い入れもあるので、何故坂本竜馬がそこまで人気があるのかちょっとわからないんですが、確かに時代のうねりの中で大きな役割を果たした人物なのだと思います。

第一回の放映を見ていていずれ30代前半で亡くなるので、幼少時のストーリーからして悲しくて涙が出そうになるのですが、今回も楽しめそうですね!思うに短命だったこと、発想が自由で何者にも縛られない生き方を貫いたこと、封建制度の矛盾点を指摘していたこと、にもかかわらず剣術の達人だった事も大きなポイントだと思うんです。

新撰組や西郷隆盛、勝海舟など皆腕っ節が強くはらが据わっている。きっと竜馬が剣術がからっきしダメな人物だったらここまでの人気は無かったんじゃないかと思います。ヒーローは強く男の憧れじゃなきゃダメなんですね。

ところで、話をアカデミーにうつしますが昨年は関係者、受講生、セミナー参加者など本当に多くの方達と巡り会う事ができました。皆様に心より御礼申し上げます。また出会いがあれば別れもあるように目指すべきものが違えば分かれていく方達も正直いらっしゃいました。

どちらが良い悪いということではなく自分が持つ信念や志の違いなんだと思います。どんな出会いにも別れにも必ず意味があると思いますし、その意義を考えるとやはり感謝なんですね。

それで、私自身アカデミーにおける志とは何かというと受講者の方達がしっかりクライアントに対処する術、技術を習得して頂く事、施術者として必要な要素を身につけ個性を伸ばし自信を持って頂くこと、とどのつまり結果として自立して成功して頂くことこの一点なんだと改めて感じています。

ではその為に何が必要かというと、自分自身が常に施術を通して総合力の向上を図る努力を弛まないようにすることと、適切な指導をすることです、具体的には。

適切な指導とは、今年のテーマとして適度な距離感を大事にしたいと思います。なあなあになって甘えのある指導になっては本人の為にはならないからです。それから当初から常々確信しているのは、個性を伸ばすことは=褒めることにあらず、とういうことです。

よく、スポーツや武道は人を育てる、教育の一環を担う、といいますが厳密に言うと違うと思います。体育学生やトップアスリート、プロ選手、元世界チャンピョンが犯罪を犯す、というニュースは話題にはなりますが珍しくはありませんよね?身体能力が高く良い指導者に恵まれればよい結果を残すことができるのでしょうが、それと人間教育は別だということを示していると思います。

自分自身体育大学にいたりスポーツの現場に長年いましたが、どこに行っても陰湿な人間はいたし、風紀を乱す、モラルを守らない人間は必ず存在しました。武術の世界などは劣等感が強く自己顕示欲が強く見栄っ張りで根が陰湿な人間が指導者だったりすることは珍しくありません。

スポーツが人を育てるのではなく、もともと家庭で愛情をしっかり育まれ素直な人間がスポーツや集団生活などによって更に学習し育てるのだと思います。

教育と子育てを混同してはいけません。褒めて伸ばし、自信をつけさせ、愛のある厳しさで育てるのは幼少期に家庭で行なうべきことでしょう。ここがベースにあることが大切なのにそういうことまで学校に押し付けようとする保護者も少なくないのだと思います。思いやり、節度、常識、しつけは家庭でやっておくべきことです。

我々はクライアントに何ができるか、自分が何をして上げられるか、その為に学んで勉強しているのであって、本分は他者に何を与え、尽くせるか、ということですよ。

にもかかわらず、自己愛、自分を大切にすることを主張する方も見受けられます。確かに自己保存や自己表現の欲求はポジティブなモチベーションにもなり得ますが度が過ぎると、自己中心的になったり、空気が読めなくなったりしてしまいます。

家庭でしっかり愛を育まれていれば大人になって自分愛を主張しなくても充分満たされているのでそもそもそんな必要はないんですね。自ずと気持ちは相手に何ができるかという精神が養われ与える気持ちになっています。何よりも相手に与えることで自分も本当に満たされるのでは?

満たされていないと心を満たしたいが為に嫉妬の感情や自己欲が時に強くなり、噂話、陰口等、相手の行動にも関心がいってしまったり自分のことしか感心がいかなくなってしまう。大事なことは他にあるのにその感情が優先してしまうのでしょう。

同じ波長同士が引き合うものですが、周りの人間を見れば自分を映す鏡とはいったものですが、自分も感情をコントロールできるように目指していきたいです。

自分自身は学生時代、社会人として、整体を勉強している時代、褒められたことはそんなに多くなく、どちらかというときついお叱りを受けたとき、ダメ出しを何度も出された時の印象が強く残っています。でも、それによって向上したものだし、技術なんていうものはお世辞で伸ばしても本人の為にはならないことが身にしみています。

そしてたま―に認められ褒められることがうれしかったりします。褒めてもらうには習う側にもそれだけの努力と信頼を勝ち取ることで獲得できるはず。不器用なりに、では自分には何が得意か、できるのかを多少なりとも考えてきたわけで何も成し得ていないのに何かを得たつもりでいる、褒めてもらおうというのは虫が良すぎるんじゃないかと思うんです。

むしろ厳しさが大人の職人には必要なんだと思います。年末のあるTV番組で美容院で修行中のある見習の男性が大勢いるスタッフの前で、そりゃもうめちゃくちゃしかられていました。「うわーかわいそすぎないか?」と思いましたが、指導者に言わせると「すいません」の中に心が入っておらず口だけで、いつも同じ過ちを繰り返しているからあえて厳しくしているのだそうです。元プロ野球の野村監督も同じ事を言っていました。本当にその通りだな~と思います。

ダメだしされた時はへこんだものですが、くじけてしまいそうになる方もいると思います。でも、この世界で、褒めないとモチベーションがあがらないとか伸びないとか、くじけてしまうならやはり辞めた方が本人の為でしょう。どんな仕事でも一流になるには厳しい世界がまっています。そこそこできて、ボランティア感覚で楽しめればいいという方は他の職業を選ぶか他の大人数制の学校に行って下さい(笑)。でも元からそれではクライアントの役にはあまり立てないでしょうし人もあまり集まってこないでしょう。スタートは皆が才能がある、のではなく皆が不器用なんだ、というくらいの気持ちでいいんじゃないでしょうか。器用な人間が一流になるんじゃなくて素直で真面目に成長している人間が強いんです。

南青山整体アカデミーが目指すところはそういう適度な厳しさを持って少人数でお互いが成長していける学び舎であることです。そういうモチベーションを持った方に集まってきてほしいし、今いる一生懸命通っている生徒さんは皆さんそのような思考をもった素直で熱心な方達だと信じています。努力は必ず報われますよ。

そのような空気なので心が乱れていたり、関心が他にいってしまうとすぐに察知できてしまうんですね。決してピリピリした雰囲気ではありませんが和気藹々とした中に節度ある厳しさを求めていく所存です。これこそ愛のある講義じゃないですか?褒めて伸ばすことは実は指導者が楽なんですね。だから自分に厳しく、エネルギーを絶やさずアカデミーを運営していく所存です。

長くなりましたが2010年の所信表明とさせて頂きます。

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