ウェザーマン

ニコラス・ケイジ主演、『ウェザーマン』のDVDを観ました。

主人公のデイヴ(ニコラス・ケイジ)は、
ローカルTVのお天気キャスター。

実は、全国ネットのお天気キャスターになる
チャンスを手にしています。

彼はバツイチですが、
密かにもう一度妻とやり直したいと思っていて、
子どもたちと過ごせる週末は、イイ父親になろうと必死。

デイヴの父親ロバート(マイケル・ケイン)は、
ピューリツァー賞を受賞したことのある偉大な人物で、
未だに息子のデイヴに小言ばかり。

デイヴは、そんな父親がコンプレックスになっています


デイヴがイイ父親や夫になろう、
父親に認められる息子になろうと、
頑張れば頑張るほど空回りをしてしまい、
全てが裏目裏目に出てしまいます。

私は、そんなデイヴに同情する一方で、
そのあまりの不器用さに、
思わずクスッと笑ってしまいました。

中途半端に有名な彼は、日常茶飯事のように
ファストフードを投げつけられたりするのですが、
これはホントに気の毒でした……。

この作品は、淡々と話が進んでゆき、
「人生とはなんぞや?」的なことを観ている者に
投げかけてきます。

こういう作品は
観終わったあと、
なんとも暗ーーーい気持ち
なってしまうんですけれど、『ウェザーマン』の場合、
ニコラス・ケイジが演じるダメ男っぷりや、
「スポンジ・ボブ」の出現にクスッと笑えるので、
そんなに暗い気持ちにはなりませんでした。

そしてラスト近くの、ロバートがデイヴに
人生について優しく語るシーンが、とってもヨカッタです。

派手なアクションやどんでん返し、
号泣してしまうシーンや大笑いするシーンはありませんが、
観終わったあとに、
なんとなく晴れ晴れとした気持ちになれました。

それにしてもニコラス・ケイジ、
『ロード・オブ・ウォー』で精神的に強く、
器用に世の中を渡っていく男を演じていたかと思えば、
『ウェザー・マン』では、器用に生きられない、
ダメ男を熱演しています。

やはり、素晴らしい俳優さんですなぁっ!!!

ニコラス・ケイジのウェザーマン
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