お楽しみはこれからだ❣️

本と映画とテレビと鉄道をこよなく愛するブログ

「春一番」とは?

2007年02月14日 | エッセイ・日記・意見
天気予報で今日、「春一番」が吹くと言っていた。

「春一番」とは・・・

春一番(はるいちばん)

気象現象のひとつ。本項にて記述。
お笑いタレントの春一番。アントニオ猪木のものまねで有名。本名・春花直樹。
福岡風太が1971年に始めた大阪の名物コンサート春一番(1971-1979、再開~現在)。
上記の春一番コンサートのために西岡恭蔵が作ったテーマ曲、春一番。1972年同ライヴの模様を音源化、スタジオレコーディングは1974年発表(後のキャンディーズの大ヒット曲とは無関係)。
1976年にキャンディーズが唄ってヒットした歌謡曲。作詞・作曲・編曲は穂口雄右。元は1975年に発売されたアルバム『年下の男の子』の収録曲の1曲だったが、翌年シングルカットされると約50万枚を売り上げるヒットになった。
東日本旅客鉄道の駅で使用されている発車メロディの曲の1つ。櫻井音楽工房を参照。
ソフィアが製造し、西陣から発売されたパチンコ。パチプロ梁山泊による攻略で話題になった。春一番 (パチンコ)を参照。

春一番(はるいちばん)とは、立春から春分の間に、初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強風の事。風速8m以上である事が必要。元々は長崎県壱岐市の漁師の間で使われていた。春先、日本海を進む低気圧に向かって南側の高気圧から風が吹き込む事で、この現象が発生する。そのため、主に太平洋側で観測される。春一番が吹いた翌日は西高東低の冬型の気圧配置となり、寒さが戻ることが多い。

その穏やかな名前とは裏腹に雪崩や融雪洪水などの気象災害や海難事故をもたらす。1978年2月28日には、東京地方で春一番による竜巻が発生、営団地下鉄東西線が橋の上で脱線・転覆するという被害が出た。

なお、必ずしも毎年発生する訳ではなく、春一番が発生しない年もある。春一番が観測された以降に同様の南風が複数回発生する場合には、春二番、春三番と呼ぶことがある。ちなみに、所ジョージが「春二番」という曲を発表している。


いろんな「春一番」がありました。
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「ジャイロボール」を知っていますか?「大リーグボール1号」とかではなく・・・

2007年02月14日 | Weblog
野球にこんなに「球種」があるとは思わなかった。

球種(きゅうしゅ)とは、野球において投手が打者にボールを投じる際に、意図的に特定の回転をかけることによって得られる、球筋の種類のことを指す。この項目では、各球種の概要について説明する。

カーブ
カーブ (curve) は、日本では最もポピュラーな変化球である。投手の利き腕と反対の方向に大きく曲がりながら落ちる。正面から球を押さず、中指あるいは人差指と、親指を用いて回転をかけて投げるため、球速は遅いが独特の大きな弧を描く。軌道が曲線を描き球速も遅く、一旦浮き上がって失速するがその後大きく落ちるため落下運動で加速が加わるなど直球と相反する性質を持つために、緩急をつけて打者のリズムを崩したりするためによく用いられる。

球速や軌道が他のどの球種よりも特徴があり、打者に球種を見極められやすい。そのため、投球ごとに大小の変化をつけたり、軌道を変化させたりするバリエーションを持つ投手も存在する。カーブの中でも特に球速の遅いものはスローカーブ、落差の小さいものはハチマキカーブと呼ばれることもある[要出典]。また、アメリカでは落差の非常に大きいカーブを「パワーカーブ」と呼ぶこともある。

日本においては、指導者が初めて習得する変化球として、カーブの投げ方を指導することが多い。一方アメリカでは最初にチェンジアップを指導することが多い。

なお、親指と人差指あるいは中指でボールを包み込むような握りになるため、指の短い選手が投げるのに向いていない。指の短い選手が投げようとすると、綺麗に落ちるような回転がかけられないため、斜めに曲がりながらやや落ちるボールとなる。これは一般にあまりよいカーブとはされていないが、ときに有効な決め球となる場合もある。

カットファストボール
カットファストボール (cut fastball) は、直球に非常に近い球速で投じられ、打者の手元でわずかに利き腕と逆方向に曲がる変化球である。メジャーリーグではカッター (cutter) とも呼ばれる。日本でもカッターと呼ばれることもあるが、一般にカットボールと呼ばれることが最も多い。この球種は、直球の握りから人差し指をわずかに中指のほうにずらして握り、リリースの際は斜めにボールを切るように投げる。直球と見間違えた打者のバットの芯をわずかに外すのが、この球種の主な目的である。

宜野座カーブ
宜野座カーブは、沖縄県立宜野座高等学校野球部監督の奥浜正が開発し、指導している変化球である。その球筋はカーブに似ている。人差し指と中指でボールの上面を切って投げ、投げ終わりには腕・手首は外側に向けるように投げる。大きく縦に曲がり落ちる、落差の大きいカーブである。その投げ方から肩、肘、手首の関節の柔軟性が特に必要になってくる。

ジャイロボール
ジャイロボール (gyro ball) は、手塚一志によってその存在が指摘された球種である。コンピュータシミュレーションによれば、通常のバックスピンのストレートと違い、揚力が働かないという点でフォークボールと同じ落ちる球であるとされている。回転軸が進行方向と一致する事が条件とされるが、実際は5度から10度ほどずれていた方がマグヌス効果によってより威力が増すとされている[1]。ジャイロボールの中でも、フォーシームジャイロとツーシームジャイロの2種が確認されている。

参考記事 : 新しい魔球ジャイロボールの投球動作とボールが作る流れの数値解析
フォーシームジャイロ
対称ジャイロともいう。通常の直球(フォーシームボール)に比べて空気抵抗が少ないため、リリースから捕手が捕球するまでの球速差が非常に少ない。対称ジャイロの場合、実験によれば初速と終速の差がわずか1%しかなかった。(つまり初速と終速の差が1、2km/h程度しかない)ここでは変化球に分類されているが、世間では直球と同じ扱いとされている。一般的な直球とはボールの軌道が異なり、且つ、空気抵抗が少ないために打者の予測より早くホームベース上に到達するため、打者に、ボールが浮き上がるような錯覚が生じると説明されている。しかし、実際は揚力が働かないので落ちるボールとなり、決してホップはしていない。(実験によればストレートと比べてマウンドからホームベースの距離で20cm程度落ちていたそうである)
投手から見て右投手であれば時計回転、左投手であれば反時計回転となる。これは、逆回転だとリリースの際に力が外へ逃げてしまい、ボールに対し十分に力を伝えられず球速が落ち、それに加えてコントロールが難しくなるため。
ツーシームジャイロ
非対称ジャイロともいう。バックスピンと同程度の空気抵抗を受け、しかもマグナス効果(この場合揚力と同義と考えてよい)を受けない為、ホームベースへの到達時間が大幅に遅れて打者に対して待てども待てどもインパクトゾーンまで来ない印象を与える。ちなみに初速が150km/hだとツーシームジャイロの抵抗値はフォーシームジャイロの五倍に達する。これにおいても実験が行われたが、マウンドからホームベースの距離で43cm、ストレートの軌道を比べて落ちるという結果が出た。だがチェンジアップとは明らかに軌道は異なり、より「ストレート」に近く、実際、途中まではストレートの球筋そのものである。結果、打者は待ちきれず上体が突っ込み、バットの先で引っ掛け内野ゴロとなるケースが多くなる(参照:ダブルスピン)。
一般的に言われるジャイロフォークなる変化球をあえて定義するのであれば、一般的なフォークは微弱なシュート回転になるが、ジャイロフォークは微弱なジャイロ回転をしている状態のフォークであると定義する[要出典]。しかし、現在のところ映像機器によって検証された例はない。

シュート
シュート (メジャーではfast ballの一種とされているため相当する英語名なし) は、比較的速い球速で投手の利き腕方向に曲がる変化球である。ほとんど沈まずに横に曲がる。特に変化の大きく鋭いものを「カミソリシュート」と呼ぶ(元祖は平松政次。名前由来に関してはシュートを参照)。米国では、高速シンカーと呼ばれることもあるが、多くの場合日本で言うシュートはファストボール(fast ball)に分類され、ツーシームの派生とされる。

球速は変化球の中でも速い部類であり、右投手であれば右打者に対しては食い込むように変化するため、打ちに行った打者はつまりやすく、ゴロを打たせて取るのに非常に有効である変化球であるとされている。また、投手から見てバックスピンと逆方向の回転が若干かかるために、回転の向きの関係でバットと反発した際に落ちる方向に打球が飛びやすくなる。これもゴロを打たせやすい理由のひとつである。

リリースの際に肘を使って手首を捻る動作を加えることでこの変化球を投じている投手が多く、肘を痛めやすいと考えられている。手首を捻らない投げ方が考え出されているが、実際は体の筋肉とシュートの投げ方は合っているとされる。主にツーシームの握りから人差し指に力を入れる感覚で投げるとシュートする。現実この投げ方でシュートを投げる投手は多い。シュート投手として有名な平松政次は、指を縫い目にかけず、やや肩の開きを早くすることによってシュートを投げていたため、シュートによる肘の故障はなかったと語っている。

シンカー
シンカー (sinker) は、投手の利き腕方向に落ちながら曲がる変化球である。人差し指と中指を揃えてボールを握り、回転をかけて投げる。投手によっては、中指と薬指でボールを弾きながら手首を外側に捻る場合もある。ボールに回転を与える動作の制約からサイドスロー・アンダースローの投手がこの変化球を使用することが多い。シュートと同様に右投手のシンカーは右打者側へ変化し落ちるため、ゴロを狙える球である。

スクリューボール
スクリューボール (screw ball) は、投手の利き腕方向に、カーブのように落ちながら曲がる変化球である。スクリューと略される。左投手だけが投げられる球種とされており、左投手のシンカーを即ちスクリューであるとはされてないが、そのような解釈をしている場合もある。

スプリットフィンガードファストボール
スプリットフィンガード・ファストボール (split-finger fastball) は、比較的速い球速で落ちる変化球である。スプリットや、頭文字をとってSFFまたはSFFBとも略される。人差し指と中指を大きく開いてボールを握り、リリース時に手首のスナップを効かせ中指と人差指の間に親指を割り込ませてボールを押し出す。

直球と似た軌道・球速で縦に小さく落ちるため、空振りを狙うのに適した球といわれている。フォークボールほど深く挟む必要はなく握りやすいため、手の小さい選手がその身体的制限からフォークボールの代用として使用する場合もある。日本においては1980年代半ばにメジャーから輸入され、1987年に桑田真澄が「サンダーボール」と呼んで投げ始めた変化球であるが、落ちる球の代表は2000年代に至ってもフォークボールである。また、日本でのフォークの元祖である杉下茂が、フェイントにフォークと混ぜて投げていたとも言った[要出典]。

一方アメリカでは1980年代から急速に普及し、1990年代には既にこちらのほうが主流になっている。これは、フォークよりコントロールしやすいこと、体への負担が少ないことが原因だと思われる。

スライダー
スライダー (slider) は、主に投げる腕の反対方向に曲がる変化球である。横に曲がる変化球であると一般には認識されているが、大なり小なり垂直方向に変化する、滑りながら落ちる球であるともいえる。直球と同じようなフォームと、似た球筋から変化するため、打者からは直球と判断されやすく、主に横に曲がる球でありながら空振りを狙うこともできる。また、球速・変化具合・変化方向という変化要素は他の変化球と比較してもバリエーションが多く、スライダーを投げる投手により様々な変化を見せる。ネズミと言う遊離骨折を招くとも言われている。

直球に対しわずかに投げる腕側を握り、リリース時にボールの外側を切るようにして投げる。一般に比較的速い球速で、投げる腕の反対側に曲がるような変化をする。修得が比較的容易であるため、一人の投手が縦横・大小複数のスライダーを投げ分けることも多い。前述の通りスライダーのバリエーションは多く、変化方向や球速により大まかな分類で特定の呼び名を持つことがある。それらは、米国圏では power slider / hard slider 等と呼ばれている球速が速いスライダーである高速スライダー、主に下に落ちる縦のスライダーや落ちるスライダーとも言われる。しかし、横滑りする本物のスライダーを投げるのは、日本では数少なく、斜めに速く曲がる変化球のことをスライダーとして投げる選手が多い。中継などではカーブと誤認されることも多いが、縦のスライダーがフォークと誤認されることもある。ちなみにスライダーはメジャーリーグ、クリーブランド・インディアンスで1940年代~1950年代に活躍した大投手、ボブ・フェラーが開発したといわれる。

スラーブ
スラーブ (slurve) は、投手の利き腕と反対方向に曲がり、カーブのように曲がりながら落ちる変化球である。そのほとんどは切り方を深くしたスライダーである。カーブのように小さく曲がるが、投法はスライダーとほぼ同じであり、カーブ程大きく山なりにはならない。 名前の通り、スライダーとカーブが合わさったような変化球。ちなみに木田優夫は「カイダー」と呼んでいた。

チェンジアップ
チェンジアップ (change up) は、打者の手元で沈む変化球である。初速はストレートより20km/h程度遅い場合が多く、回転数が少ないために空気抵抗を強く受けてどんどん失速し、やがて落下する。アメリカメジャーリーグでは非常に重く用いられている。

他の変化球と違って、曲がる事よりも緩急を付けるあるいはタイミングを外すことを最大の目的とするため、多様な握りがあり絶対の握り・変化というものはないが、よく知られているものを以下に示す。

直球と同じ握りから人差指と中指を浮かせて握り、リリースの際にスナップをあまり利かせずに投げる
5本全ての指でボールを鷲掴みにし、投げる。
サークルチェンジ

チェンジアップの一種で、親指と人差し指をOKサインの形にし、残り3本の指を縫い目にあてるようにしてボールを握り、直球と同じようなフォームで投げる。打者の感覚を狂わせるために遅い球速でありながら直球と全く同じ方向の回転をかけ投げる。握りによっては投げる腕方向に曲がりながら落ちる場合もある。その特徴的な握りからOKボールとも呼ばれる。2000年代になりもっとも普及しているチェンジアップの一つであり、チェンジアップというとこのサークルチェンジを指すことも多い。かつてミネソタ・ツインズに在籍したフランク・バイオーラが最初に投げ始めたと言われている。

直球
直球は、投手が投じる球種のうちでもっとも球速が速く、概して直進する球種である。場合によっては160km/hを超えることもある。これはストレート (straight) 、真っ直ぐ(まっすぐ)、あるいは英語の本来意味するものとは異なるが、fast-ballの直訳で速球(そっきゅう)とも呼ばれる。また、近年ではフォーシームファストボール (four-seam fastball) とも呼ばれる。 打者に速く到達することでスイングが追いつかなくなり、その結果空振りを奪う球種である。重力に反発して、真っ直ぐ打者へ向かう為、『速球が最高の変化球である』と考える人達も存在する。また、バックスピンがかかっているため、バットとぶつかると回転の関係でフライになりやすい。

ツーシームファストボール
ツーシームファストボール (two-seam fast-ball) は、単に「ツーシーム」とも言われる。近年になって直球、いわゆるフォーシームファストボールと明確に区別されるようになった球種。ボールの2本の縫い目に人差し指と中指を沿わせて握り、投げられたボールの1回転につき2本の縫い目が回転側面上を通る。直球に比べ、回転で揚力を与える縫い目が少ないため揚力が小さく、フォーシームほどには伸びない。このため、直球を待っている打者にはツーシームは若干沈んだように映り、結果、バットの芯を外すことになる。投球動作、投げ込むコース、握り方の微妙な差などによって、各投手ごとに違った変化が見られる。またシュート方向へ変化させる投手もいる。ムーヴィングファストボールとは別である。

ドロップ
ドロップ (drop) は、縦に変化する変化球である。変化球の中でも比較的古くから存在するものではあるが、1980年代以降あまり使用者は多くなくなった。カーブと比較的似た球筋であるため、縦のカーブ・落ちるカーブなどと言われることもある。

カーブは親指でボールを弾き回転をかけるが、ドロップは手首でボールを切る動作を加え回転をかける。カーブと同様に投じた時点から多少の弧を描き、主に縦に落ちる。フォークボールが普及するまでの間、日本野球界ではドロップが落ちる球の代表であった。 打者の手元まで直球にある程度似た軌道を持つフォークボールと違い、ドロップは投手の手から放たれると弧を描く独特の球筋を形成するため、打者は球種判別がフォークよりも容易であり、フォークボールほどの三振奪取能力はない。その一方で、ボールの切り具合により球速と変化量を調節しやすいため、球種の少ない時代、変化球を苦手とする投手、あるいは一部の速球派投手には今でも好んで使用されている。 初めての日米野球の際、静岡草薙球場が会場となり、日本の先発沢村栄治のドロップは、描く弧がセンターに沈む、夕日と重なり、落ちてきたとき急にボールが見えたことから、メジャーチームは全く手が出ず三段ドロップと名付けられた。

ナックルカーブ
ナックルカーブ (knuckle curve) は、カーブの一種である。 カーブの握りから人差し指を曲げてボールに立てて握り、リリースの際に人差し指でボールを弾いて投げる。指で弾くため縦に大きく落ちるが、制球は難しい。「ナックル」と名がつくのはこのような投げ方に由来するものであり、以下のナックルボールのように揺れる軌道を持つわけではない。

ナックルボール
ナックルボール (knuckle ball) は、ほぼ無回転の変化球で、細かく揺れながら落ちる変化球である。

回転を与えずに投げるために指を用いるという共通点を除き、投げ方は非常に多彩で指を2本、もしくは3本、ボールにそって寝かせる場合もあれば立てる場合もあり、リリースの際も指で弾く場合もあれば、力を殺して押し出すだけの場合もある。 一般的な球種とは全く異なる投げ方と、打者はおろか捕手でさえも捕球に苦しむその特殊な変化から制球を非常に難しいものにしている。その複雑で予測できない変化から、現代の魔球と呼ばれることもある。

この球種をメインに投球を組み立てる投手のことをナックル・ボーラーまたはナックラー、全てナックルの投手をフルタイム・ナックル・ボーラーと呼ぶ。ナックルボールは全力で腕を振らないフォームから投じられるため肩や肘にかかる負担が少ない。そのためこのナックルボーラーは総じて選手寿命が長く、40歳を過ぎて活躍する選手も多い。しかしナックルは非常に習得が難しい変化球であり、プロ野球においてもナックルを使えるピッチャーはごく僅かである。

また、予測不能な変化をするので捕手が捕球に苦しみ、ナックルを投げる投手とバッテリーを組む時は専用に大きめのキャッチャーミットを用いるケースがある。

フォークボール
フォークボール (fork ball) は、落ちる球として最もポピュラーな変化球である。 ボールの縫い目にかからないよう人差し指と中指でボールを挟んで投げる。親指をボールの下に添える投手が比較的多いが、親指を人差指の横に添えるような握りをする投手もいる。

直球よりも回転数が少ないため、打者の手前で真下に、あるいは揺れながら落ちナックルのように変化する。カーブやドロップとは異なり、途中まで直球と同じ軌道でありながら、比較的打者に近い位置で落下する。そのため打者の判断見切りを難しいものにしており、空振りを期待できる球である。(そもそもバッターボックスに立った際に、人間の目は縦の変化よりも横の変化の方が捕らえやすいとされている)一方で落下点が捕手に近く落差が大きいために捕球も難しく、2本の指で握らずに保持するその投げ方は失投も多いため、暴投や捕逸の危険性が高い球種である。

なお、ボールを深く握るほど回転は抑えられ、球速も遅くなるため落差は大きくなるが、その分握力が要求され、コントロールが難しくなる。ちなみに指の短い投手はボールを深く握れないためによいフォークボールを投げることができない(克服のため外科手術によって人差し指と中指の間の腱を切る投手もいる)。

ほとんど2本の指の握力のみに頼ってボールを保持していることで局部的疲労が大きいため、試合中に連続してフォークボールを投げると、疲労が溜まり上手く投げられなくなる球種であると知られている。このため日本野球界では先発投手よりリリーフ投手が多用している。投げすぎると腱鞘炎になる恐れがある。

米国ではスプリットフィンガードファストボールとフォークボールはほとんど区別されておらず、共にsplitterと呼ばれている。

ムーヴィングファストボール
ムーヴィングファストボール (moving fastball) は、速球でありながら打者の手元で小さく変化する球の総称である。その特性上ゴロに打たせて取りやすい。握り方や投げ方の違いで様々な変化をするが、いわゆる直球より僅かに球速は落ちる。 シンキング・ファストボール (sinking fastball) は、ムーヴィング・ファストボールと並びアメリカ野球界での概念的球種である。スプリットフィンガーファストボールや sinker ( 90mph を越える power sinker と呼ばれるもの ) などの球速の速い落ちる球を総称して用いられており、アメリカではこの名前を用いるものは少ない。

日本では、カットファストボールよりも直球との球速差が大きく、その分スライドする変化が大きいものを「真っスラ」と呼ぶが、ムービングファストボールの一種である。

パームボール
パームボール(Palm ball)は緩い軌道で縦に落ちる変化球である。握りはストレートをより深く握ったものである場合が多い。手の平(Palm)で包み込み押し出すように投げることからその名前が付けられている。

その他
球種として確立しているものではないが、特定投手のみが使用している変化球を以下に示す。


分類
日本
日本国内での直球・変化球分類を以下に記す。

直球
直球とは、一般的には直進する球種である。フォーシームファストボールのみを指すが、広義にはフォーシームファストボール、ツーシームファストボール、ジャイロボールを指す、速球と同一の用法も多い。
変化球
変化球とは、直球以外の球種を指し、投手が意図的に球筋を変化させる球種の総称である。多くの場合、広義の直球以外全てを指し、直球の反対語である。
速球
速球とは、球速が速いことを示し、広義の直球とほぼ同義である。米国圏において球種の分類は breaking-ball と fast-ballでなされており、このfast-ballが速球と訳されているため、変化球の反対語ではない。
落ちる球
落ちる球とは、フォークボールを代表とした下方向への変化が主である変化球の総称。フォークボール、スプリットフィンガードファストボール、パームボール、チェンジアップが普通含まれる。広義には、カーブやドロップ、落ちるスライダー、シンカーなどを含む場合がある。

米国
アメリカ国内での分類を以下に記す。

fastball
球速の速い球種を指し、特別直球と変化球という区別はない。moving fastball、sinking fastball、cut fastball等を指す。日本の球種と異なり、日本のシンカーとシュートはtwo-seam fastballの派生球種として、ここに分類されている。
breaking ball/changeup
fastballから打者の感覚を外す事を目的とした球種をまとめて指し、基本的には球速の遅い変化球の事を言う場合が多い。curve、slider等。広く野球解説者などはfastball以外の判別が付きづらい球種をすべてbreakingballと総称している(球種が分かる場合はその球種名を使う)。純粋にタイミングを外す事を目的とするchangeupは時として別物として扱われる場合もある。また球速が遅いものは回転に関わらず、changeupと分類される場合がある。
その他
fastballから感覚を外す目的でもなく、球速も速くないものは特段カテゴリーを持っていない。代表例はknuckle。




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人間がもっとも嫌がる音とは?????

2007年02月14日 | エッセイ・日記・意見
英大学教授が行った一年間に渡るオンライン調査の結果、人間が最も嫌がる音は、「他人の嘔吐」の時に発する音だと明らかになった。

ソルフォード大学音声工学のコックス教授が行ったオンライン調査では、サイトで34種類の音を聞かせ、その中で嫌な気分の値を選ぶ形式で投票させていた。

110万以上の投票結果によれば、1位になったのは「嘔吐」、2位はマイクのハウリングの音だった。

3位は赤ちゃんの泣き声、こすれ音、列車線路がきしむ音がランクインした。

意外だったのは、よく「嫌な音」の代表とされる音があまり上位に食い込まなかったこと。黒板をひっかくつめの音は16位、歯医者のドリルの音は20位だった。

コックス教授は「科学的な見地から言うと、どうしてこれらの音が不快感を与えるのかわかりません。でも、結果をみると、これは人間の本能的からくるものでしょうね。エンジニアの立場からしてみれば、人間に不快感を与える音は、なるべく削除したり減らしたりするようにしようという勉強になります」と話している。



この教授は、今度の調査では「人間がもっとも心地よいと感じる音」を実行しようと考えているそうだ。世の中にはいろんな事を考える人がいる。
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『おうちで楽しむにほんの行事』

2007年02月14日 | 本・雑誌・漫画
おうちで楽しむ にほんの行事

技術評論社

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出版社/著者からの内容紹介
かつては毎日の暮らしに溶け込んでいた日本独特の行事やならわ
し。
 本書は、イラストでわかりやすく、「年中行事」の楽しみかたを紹介します。
「鏡開き」「ひなまつり」「お月見」などよく知るものから、「野点」「ビーチ
コーミング」「冬のユズ湯」、さらには「書き初め」や旬の食材の使いかたまで
季節を楽しむヒントが満載。
 昔ながらの行事、四季を無理なく自宅で簡単に楽しむための1冊です。


「四季」のある日本。当然、寒暖も昔はちゃんとあり、日本古来の行事が行なわれていた。僕らが最後の世代かもしれない。DSやWiiの無い時代の話である。こういう行事は大切にしないといけないと思う。そうする事で歳月の移りゆく事を肌で感じるのだ。
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藤村操。

2007年02月14日 | エッセイ・日記・意見
今、「生きがい」「生きる目的」を見失っている人達が日本にはたくさんいると思う。年間3万人を超す自殺者の中には、借金苦や以外にも、「生きているに・・・なんの意味があるのだろう・・・」と思った人もいるに違いない。

藤村操という人物のことを知り、そんなことを考えた。


藤村 操(ふじむら みさお、1886年 - 1903年5月22日)は、華厳滝で自殺した旧制一高の学生。

1903年5月22日、日光の華厳滝において、傍らの木に「巌頭之感」(下記)を書き残して自殺。厭世観によるエリート学生の死は社会に大きな影響を与え、後を追う者が続出した。華厳の滝がいまだに自殺の名所として知られるのは、彼の死ゆえである。

又、高等学校で彼のクラスの英語を担当していた夏目漱石の精神にも大きな打撃を与えた。漱石は自殺直前の授業中、予習をしていなかった藤村を叱っていた。この事件は漱石が後年、うつ病となった一因とも言われる。

墓所は東京都港区の青山霊園。妹の夫は、漱石門下の哲学者で学習院院長や文部大臣を歴任した安倍能成。


巌頭之感
悠々たる哉天壤、
遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て比大をはからむとす、
ホレーショ*の哲學竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、
萬有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、
大いなる悲觀は大いなる樂觀に一致するを。
※シェイクスピアの「ハムレット」の登場人物。ハムレットが、「君なんかには分からない事もあるんだ」とホレーショに言うくだりがある。俗物、俗人にはなかなか真実は見えてこないもの、という例えとして引き合いに出された。


「終に死を決するに至る。」の部分を「終に死を決す。」で終わらす文章が多く見られるがこれは誤りであり、正しくは「決するに至る。」である。


言及の例
夏目漱石『吾輩は猫である』十より
打ちゃって置くと巌頭の吟でも書いて華厳滝から飛び込むかも知れない。


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「ブログ」「SNS(Mixi等)」に続く次世代ブログの形・Vox

2007年02月14日 | インターネット
「ブログ」は基本的に世間一般に公開するメディア。SNSは「好きなもの同士が交流する場をクローズト」にしたもの。「Vox」はその中間に位置すると言えば良いのか?詳しくは→http://www.vox.com/
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