いやあ、まいりましたね、きょうのてんきには。どういうことでしょうね、ごぜんちゅうはとってもいいてんきだったのに、ごごからはよほうどおりあれにあれました。そらはくもってくるは、かぜはつよくなってくるは、あめはふってくるは、ときにはおおつぶのあめがきょうふうにのってまどがらすをたたきつけてくるのです。かとおもうと、かぜもあめもやみなんとなんとなんとひがさしてくるじゃないですか!いやはやなんたるてんき、そういうてんきがなんかいかくりかえすのですからてんはなにをおもってかぜをよびあめをふらせそらをくらくしているのでしょうか。
何を思ったのでしょうか?ついつい平仮名で書いてしまいました。変換しそうになるのを抑える方が大変だったかな。でも、だれでも最初は平仮名から入っているのでしょうから、句読点をしっかり打てば読めないことはないのでしょうけど、今となってはとっても読みにくいです。
何を隠そう(隠す必要はなにもないのですが)、きょうはなにあろう””大雪””なのですね。空が閉ざされ、本格的な冬になる時期なのですが、きょうは暖かかった!!東京も20度近くにもなったようですし、あさってには仙台も19℃になる予報が出ています。きょうの最高気温は15.9℃でした。最低気温は4.3℃です。師走で、しかも大雪でこの陽気、どういうことなのでしょうね。異常気象と言ってしまえばそれまでですが、我々人類はこの地球の変化にどう向き合っていけばいいのでしょうか。まじめに考えていますか?考えてもしょうがないという諦めの考えですか。
こういう地球自体が半ば非常事態なのに、地球上では至る所で殺し合いをしている、戦争をしている。愚か極まりない行為なのですが、当事者同士は和解・休戦・停戦の気配を見せない、・・・・。もうどうしようもないのかもしれません、ニンゲンは、ジンルイは。
前書きが長くなりました。じつはけさのNHKニュースで聞いたのです。そして、なにそれ?言い方がおかしくない?間違っていない?もしかして、そういう言い方もあるのかな、私の頭の中ではごちゃごちゃ、ある意味新鮮な驚きというかショックを与えられたかのような・・・・。何を言っているのか分かりませんよね、これじゃあ。
NHKの朝7時のニュースかな、熊本の大地震で倒壊した阿蘇神社が復活した、7年かけて建て直したというニュースの紹介で、アナウンサーが「さいこんされました」と言っていたのです。テレビの画面から見て、私は神社が「さいけん、再建」されたのだなと分かりましたが、アナウンサーは何回も「さいこん」と言っていました。
「建」は普通は「けん」と読むのが多いだろうが、神社仏閣の建設には「建立(こんりゅう)」というのだということは日本史の授業か何かで教えられました。でも、「建」を「こん」と読むのは「建立」のみと思っていました。ずーと、何十年もそう思ってきました。しかし、そうではなかったのです!!私にとっては新発見だったのです。初めて分かりました。勉強させられました。
私は3冊の国語辞典を持っています。すべてを開いてみました。細かい字で書かれていますので、ルーペを使います。①講談社学術文庫の国語辞典(昭和54年2月10日第1刷)、②岩波 国語辞典第三版(1984年10月5日第3版第8刷)、③広辞苑 第二版(昭和四十四年五月十六日第二版第一刷) こうしてみると、みな古いなあ~、よくぞ取っておいたものだ・・・。
そして、分かりました。「再建」という漢字は「さいけん」と「さいこん」と二つの読み方があるのです。恥ずかしながら初めて知りました。説明はほぼ共通しています。
再建(さいけん)は、建築物を建て直すこと。転じて衰え滅びたものをもとのように築き上げること
再建(さいこん)は、神社仏閣などの建物を建て直すこと ということになります。
建て直す建物が、神社仏閣か、ふつうの建物かによって、読み方まで異なるのですねえ。びっくりです。それだけ日本人は昔から神や仏に対して畏怖の念、敬愛の念が強かったということなのでしょうか。
朝から勉強になりました。軽い文化ショックを食らったような感じでした。