(白鳥5羽、北北東方面へ飛んでいきました。)
いやあ、参りました、いまさっきNHKFM放送をONにしたら、何となんとナントベートーベンの第九の演奏があるというじゃないですか!聴かない手はない、聴かなければならないとさえ思います。いやあ、間もなく第3楽章も終わります。いよいよ第4楽章の大合唱も始まろうというところです。いよいよです!!しばしの沈黙。この時の緊張感がたまらなかったなあ。最初のころは緊張してそれどころではなかったですが。何回もやっていると少しはなれてきてゆとり?も出てきます。
始まりました、ジャジャジャーン(て言ったら怒られるのかな)とティンパニーがとどろきました。76歳のわが身、もう高音のテノールは無理ですねえ、とっくに。常にボイストレーニングしていないと維持できません。コントラバスが””歓喜””のメロディを奏でています。いまはバイオリンか、バイオリンも第一と第二があるからなあ。トランペットが高らかになり響いています。
今一斉に立ち上がるところです。今までの仙台でのやり方では。なんかバリトンの人の迫力があまり感じられません。(失礼を承知の上で) バリトン・テノール・アルト・ソプラノ揃いました。もうついていけません。聴くだけにします。
まもなく””歓喜の歌””です。今回の合唱団の発音は巻き舌を使わないのですね。現代風というべきか。私は5年間の中で巻き舌の方が多かったですが、巻き舌でなかった時もありました。すべたは指揮者の考えです。
いろんな指揮者の指導で歌いましたが、フランス人もいたかな。もう亡くなった指揮者の方もいます。若い人からお年を召した人までいろんな経験をさせていただきました。なんといっても合唱指導の佐藤先生には本当にお世話になりました。いい先生と出会って本当によかったなあと思っています。
今終わりました。盛大な拍手が場内を埋め尽くしています。拍手が鳴りやみません。分かるなあ、その気持ち。歌った方でも感激してしまうくらいですから。最初の時なんかつい思わず涙が出てきました。まさか涙がにじんでくるなんて思ってもいませんでした。必死になって歌った自分なのですが、自分に自分が感激してしまったというか、これがベートーベンのなせる業なのでしょうか。ベートーベンの凄いところなのでしょうか。不思議ですね。音楽のちから・力というのは本当にすごいものです。心の底から感動を味あわせてくれるようです。
まだ拍手が鳴りやみません。これだけ拍手を続けるということは本当に大変なことですよ。じぶんが効く方に回ってから何回か拍手をしていますが、両掌が痛くなります。痛くなるなんて言うようじゃダメなのでしょうね。
(分流の小魚の群れ、群れ、群れ、群れ、群れ、群れ、群れ、群れ、群れです。)
このブログを見ている人で第九に挑戦してみたいとお思いの方は是非とも挑戦してみてください。十分に努力を重ねるというその価値はありますし、その間の 『苦悩をとおして歓喜』へということを是非とも実感していただけたらいいかなあと思うのですが・・・・。
我こそはと思われん方は是非とも第九に挑戦を!!!!!!!!!(9個の!) 分厚い楽譜にびっくりするかなあ~。
きのうは1個だけ残っていたのですが、今朝はそれも落ちていました。冬ですねえ~。冬至でしたから。