今日のお昼の天気概況;天気:曇り、雲量:9割以上、気温:20.0度、湿度:93%、風速:5m/s、不快指数:66、です。ほとんどきのうと変わらないなあ。
朝の河原の散歩のときは、もっと明るくて、雲の形もおもしろかったのですが。それにしても、おもしろいですね、「おかえりモネ」、これからの展開が楽しみです。
きのうの朝日新聞の天声人語は、仙台藩の藩祖伊達政宗公の385年目の命日がきょうだと教えてくれました。それと同時に藩祖の遺訓と言われている五常訓も紹介しています。
この五常訓は、「おかえりモネ」で主人公が亀島をでて下宿している、大地主の新田家では毎朝この五常訓を一緒に唱和しています。 (過ぎれば=過ぐれば、両方あり。)
≪貞山政宗公遺訓≫
仁に過ぐれば 弱くなる
(人を大切にし過ぎれば、相手のためになりませんよ)
義に過ぐれば 固くなる
(正義わ振りかざすと、融通がきかなくなりますよ)
礼に過ぐれば へつらいとなる (諂い)
(礼儀正しさも過ぎれば、相手に対する嫌味になりますよ)
智に過ぐれば 嘘をつく
(頭が良すぎると 平気で嘘をつくようになる)
信に過ぐれば 損をする
(他人を信じ過ぎると 損をしますよ)
仁義礼智信、儒教の尊い5つの徳ですね。これには””続き””があるそうです。
「 気ながく心穏やかにして よろず倹約を用い 金を備うべし
倹約の仕方は 不自由を忍ぶにあり
この世に客に来たと思えば 何の苦もなし
朝夕の食事は うまからずとも誉めて食うべし
元来、客の身なれば好き嫌いは申されまい
今日の行くおくり、子孫兄弟によく挨拶して、
娑婆のおいとま申するがよし 」
(現代語訳)『 もっと気分を楽にして、素直になって、穏やかにし、この世に”お客さん”になって生まれて来たと考えれば、何も苦しいことはない。
人は生まれることで初めて、この世に生きているのであり、死ぬことでこの世とは別れて、再び旅立つのだから・・
つまり、この世にお客さんとして生まれて来たことにする・・。
毎日食べる食事は、粗末であっても、おいしくなくても、この世に客として
招かれているのだから、そもそも文句など言えるはずがない。
感謝の気持ちを持って、ありがたくいただくべきである。
間もなく、私はこの世を離れていくが、子や孫や兄弟に「ありがとう・・
おまえたちも頑張れよ」と声をかけて、旅立っていくのが幸せである 』
なんか続きの方がいいですね。好きになりました。今年74歳を迎えます。常にこの覚悟をもって生きていければいいのでしょうねえ。