庶民の暮らし支える惣菜横丁

夕方になると　道の真ん中近くまで商品が並ぶ
買い物客で　ごった返すこの商店街は　まさしく庶民の生活に密接する
ハ～イ　これまけとくよ～　安いよ安いよ～　掛け声が活気ある

家から１０分もあれば　この中の橋商店街に行ける
テレビでも良く取材される下町の惣菜横丁だ
ひと山　いくらの野菜などが所狭しと並べられている



レタスや白菜　トマトなど　ここで買ってくる
ついでに眼に止まる茹でたての　とうもろこし　蒸かし芋などに手が伸びる
芋など買ったら大きいので　これ一つで一食となる場合がある



半径１キロ以内には　大きなスーパーが幾つもあるが　商店街は生き残る
安い価格　新鮮　気さくな挨拶ややり取りが　心が通い合うのだろう
惣菜なども家で作るより買った方が　簡単便利かも知れない



商店街の途中に　美容院がある
あまり男性は見かけないが　勿論　利用できる
何より　平日　カットのみなら　６９０円という驚きの価格が魅力で通う

１０００円のチェーン店も１０分でカットできる店が多くなった
ただ　こういう店では　私の頭などは　雑草の如く　バサバサと大きく切る
４．５回切れば頭を一周して　あっという間に終わる

それでも安さに惹かれて　通ったものだ
この歳　この頭では　十分であった
だが　この美容院の６９０円　わりと丁寧に刈ってくれる良心的な店でもある



惣菜の匂いが　どこからとなく匂ってくる
商店のあるじや　おかみさんの　掛け声が飛び交う
そんな下町のざわざわした感じが　生活を感じ　支えてくれるのである

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