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猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

参観日前

2017年07月30日 | 田舎暮らし
この村には、お祭りがいっぱいある。
お宮さん、観音さん、大日さん、お稲荷さん。
そのたんびに村の人らは草刈りやら掃除やらに集まる。

今回は観音祭りの前、観音堂周辺の掃除。
朝8時半からの掃除に、村の人らは8時ころから集まる。
村の中やのに、歩いて来る人なんかほとんどおらへん。
あたりの道のあちこち、車だらけになる。


で、集まった爺さん婆さんはお堂の周りに腰かけて、まずはおしゃべり。
約束の8時半を回ってしばらくしてから、ようやく係りのおっちゃんが挨拶始める。

手分けして草むしりや枝払いやらして、10時ころになったら休憩になる。
比較的若手のおばさんたちが、湯のみに入ったお茶と袋菓子を皆に配る。

で、たっぷり30分くらい、またおしゃべりが始まる。

休憩タイムはのどかや。
トンボは、刈り残った草にとまって揺れてる。


動かれへん人以外ここに来てるから、村は静かや。


行事の前にやいやいゆうて大掃除する。
小学校の時もそうやったな。
明日は授業参観ゆう日の放課後。
普段はさっさと職員室に引き上げていく担任の女先生、目ぇ吊り上げて掃除の指示してはった。

なんかそんな昔のこと思い出してしもた観音堂の掃除。
それにしてもええ天気や。





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畑外の草刈り

2017年07月18日 | 田舎暮らし
梅雨前、この辺の人たちは一斉に家の周りや畑の草刈りを始める。
自分で刈られへんお年寄りは、人に頼んで刈ってもらう。
その分、賃金を支払う。
年金暮らしのお年寄りには、これが毎年悩みの種。

使ってない畑なら、いっそ草刈りせんといたら?
そうはいかんらしい。
近所の人らがうるさいんやて。

私に畑貸してくれてる婆ちゃんは、畑と地続きの空き地は私の草刈り担当やと言う。
ここは私に畑貸してくれる時、婆ちゃんがその辺歩く時の通路として残した部分。
幅4m、長さ20mくらいの空き地になってる。

どこが誰の持ち分なんて、きっと村の決まり事があるんやろ。

婆ちゃんの家周りの草刈り頼むとき、ついでに刈ってもらうか? と、婆ちゃんは言う。
当然費用の一部を私が負担することになる。
一昨年いっぺんこの方法でやってみたら、私には過分な負担分になった。

それで、仕方ない、手刈りする。
草丈が高なってるんで、私の小型草刈り機は使われへん。
手刈りしかない。



こっちからだけ刈っていくと、しまいに力抜けてくる。


それで時々向こうの方からも刈ってみたりして、
二日かけて、

やっと、こっちからと向こうからが合体。
畑の中を小さな動物たちが覗き込みにくいように、畑との境のネット足元の草は、婆ちゃんに頼んで残させてもろてる。

またすぐ伸びてくるやろな。




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村が崩れていく

2017年06月06日 | 田舎暮らし
この村に越して来て約5年。
この間、私が所属する隣保(町内会の班みたいなもの)だけで3人の高齢者が亡くなった。
それぞれ一人暮らしだったから、空き家が3軒できたことになる。

とは言うものの、ほんとの空き家にはなれへん。
息子さんが時々やって来て、家の掃除なんかしてはる。

けどその息子さんたちも皆60代。
いつまで続けられるんやろ。

上の畑に行く道。
ずっと前から放ったらかしになってる小屋が、とうとう崩れ始めた。

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タバコ

2017年03月14日 | 田舎暮らし
ここに来てから、一人で喫茶店や飲食店に入ったことがない。
たまたまその店が講習会場やったり、ランチタイム挟んでのイベントやったり、そんな事情でもない限り、外で飲んだり食べたりすることはまずない。


ところがひと月ほど前、獣医さんの町に通う途中のカフェにたまたま入ってみたんやね。
4人掛けのテーブルが3~4卓。あとはカウンター席のこじんまりした店。
街から移住して来た若い夫婦が最近開いた店、と何かで紹介されてた。



周囲の景色、店の造り、メニュー、コーヒーの味…。
特別素晴らしいもんてないけど、若い店主夫婦がそれなりに一生懸命やろうとしてる、その気持ちは伝わってきた。


今日みたいに猫を連れてない日は、時々寄ってみてもええかな。
そう思い始めてた時、
ふわあ~と、タバコの煙と臭いが漂い始めたんよ。

カウンターに座って店主と話してた男性が、タバコを吸い始めたんやね。


私、実は10年ほど前まではヘビースモーカーやった。
チェーンスモーカーに近かったかも。
コーヒー飲んだらタバコ吸いたなる気持ちはようわかる。


けど時代が変わって、健康被害とかが明らかになってきたよねえ。
だからこれ、今はもうあかんのんちゃう?


それなりに頑張ってる店主夫妻には悪いけど、
少なくとも私、
あの店にはもう二度と行けへんと思う。

せっかく頑張るんならなあ、他の客の身ぃ守ることにも頑張らんとあかんのちゃう?



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お手入れ

2017年01月19日 | 田舎暮らし
ここに住んでると、村が廃れていく過程を目の当たりにすることが多い。

例えばこの畑。


去年の夏ころまで、婆ちゃんがトマトやナスを育ててた。

それが、イノシシ除けのトタン板が1枚倒れ、2枚倒れ。
補修できんままに、秋の終わりにはこないなってしもた。


婆ちゃんは一人暮らし。
たまに息子さんらが帰ってきてるみたいやけど、畑の手伝いする時間はないらしい。

婆ちゃんは、村の誰かがトタン張りなおしたりしてくれへんかと思うてるようやけど、皆60、70歳過ぎ。
人のことまでやったげる余力はないんと違う?

町のシルバー人材センターにでも頼んだら、と思うけど、賃金払うゆうことには抵抗あるんかな。

こんなふうに、ついこないだまで田畑やったとこが、次々草むらになっていく。

田畑だけやない。
住む人がおらんようになったまま、しまいに屋根が落ち、床が抜け落ちた家があちこちにある。
家本体の前に、まず納屋が崩れてくる。


建物も畑も、手入れせんとすぐに朽ちてしまうんやねえ。

知ってか知らいでか、日々せっせとお手入れに抜かりないスピカさん。
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一輪車の使い方

2016年12月17日 | 田舎暮らし
日の短い山里の晩秋。
貴重な晴れ間はトコトン利用する。


こないだ唐箕にかけた裸麦と小麦。
選別はまだやけど、とりあえず虫わかんように干しとく。
こちら裸麦。


これは小麦。



来年の種にできるかな。
オクラ、バジル、冬瓜も、保存前にしっかり乾燥。



人間の洗濯物と一緒に吊るされてる野菜ネットの中は、輪切り干し大根。



干したいもんは他にもいっぱい。

脱穀後、水選別した金ゴマとエゴマも乾かしとく。


干すとこないから、一輪車さんにも手伝どうてもろてますねん。




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雹(ひょう)って、痛い

2016年08月24日 | 田舎暮らし
うちは台所、天窓が半透明のトタンやねん。
そやから雨降ってきたらまず、音でわかる。

こないだも、ボッ、ポッ、ポッ、ときた。
ああ、降りだしたんやなて思てたら、いきなり、
ビシビシビシッ!
それから、ベキベキベキッ!

この辺は風も雨も激しいこと多いけど、それにしても、なんちゅう勢いの雨や。
トタン破れるか思た。

で、あくる日、下の畑に行ってみたら、

金ゴマさん、折れてるやん。

また、鹿でも入ったんか?


なんと、秘伝豆まで折れてるやん。

帰り道、立ち話した婆ちゃんが「昨日は雹降ったやろ」言うた。
え、あれ、雹やったんや。
ニュースでしか聞いたことない雹被害。
まさか自分の畑で起こるとは。

金ゴマさん、秘伝さん、びっくりしたやろなあ。
痛かったやろなあ。
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なにが?

2016年08月15日 | 田舎暮らし

昨日一日強い雨が降って、今日やっと止んだ、そういう日ぃやった。
村の人たちと立ち話してた時、ふと向こうの方の山に目ぇが行った。

「わぁ、きれい~!」

言うた私に、村の人らはきょろきょろしてる。

「ほら、きれい~」

私が指さす山の方見ながら、おばさんが言う。
「なにが?」

「景色」
もういっぺん山の方指さしながら答える。

霧が立ちこめて、何もかもかすんでる。
「ふーん」
おばさんは首傾げただけやった。


ある日、町からの帰り。
車から見える川の様子がいつもと違う。
なんか、もやもやもやって、川面から立ち上ってる。


えーっ、何これ、何これ。

私が住む村の入り口の川も、


幸か不幸か、家まで誰にも出会えへんかったから、
「きれい~!」
て、指さすこともなかった。
そやから、
「なにが?」
て、不審がられることもなかったんやけど。

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干して、干して、干しまくる

2016年08月12日 | 田舎暮らし
今年は、十年ぶりくらいで白米買うた。
ツタンカーメン豆ご飯炊いて配るのに、家庭用精米機だけでは追っつかんでね。
それと、知り合いがプレゼントしてくれた地元産の有機栽培モチ米。

こないだふと見たら、なんかちっこいちっこい蛆虫みたいなんがわいてるやん。
えーっ!!!

フルイで落ちる虫、とりあえず落として、
お米をちょっとずつトレーに広げて、まだ残ってる虫を目視で取り除いて、
それからザルに広げて天日干し。
陽ぃに当てたら米割れる、なんて言うてられまっかいな。

スーパーで買うた石川産コシヒカリ。


知り合いの「プレゼント」、有機栽培の播磨モチ。


ツタンカーメン豆の時期が終わって、しばらく手ぇつけんとおったら、ちゃっかり虫さんに目ぇつけられてもた。
これってひょっとして、成長したらあの黒いちっこいコクゾウムシとかになるのかな。
あんまり増えんうちに、早めに気ぃ付いてよかった。
大事な大事な私の食糧。
二日間ほど天日干しして、ペットボトルに入れて冷蔵庫に保管した。

山村は湿気がすごい。
なんせ、タンスや戸棚にもワサワサとカビ生えるんやから。

雨の時期が過ぎたら、ありとあらゆるもの干しまくる。

お茶や化粧水に使うヨモギ。

農薬やら肥料の粉やら犬の糞やら、余計なもんがかかる心配のないとこまで出かけて刈ってくる。


ドクダミ。


スギナもやね。


大根は輪切り干し。


この時期、庭はこういう状態。


猫どもはセルフ陰干し。
「いち」の陰干し。


スピカも陰干し。



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おとぎの国~アジサイ

2016年06月30日 | 田舎暮らし
「行ってみて、行ってみて。もの凄くきれいなんです。よかったらぜひ、ぜひ、行ってみて」
熱心に勧められて、車を走らせた。

この辺にアジサイが植えられてるゆうのは聞いてた。
車が走る道の両側、確かにあちこちアジサイが咲いている。

まあ、他のとこより本数は多いし、木も大きいみたいやし。

けど、普段はそんなに興奮した様子を見せへんあの人が、あれほどまで熱心に勧めてくれるほどの景色やろか?

首ひねりながら、それでももうちょっと、もうちょっとと、走ってた。

ほんなら、突然やねん。
ほんま、突然。

なんや、なんや!

思いながら車停めるとこ見つけられんまま行き過ぎてもた。



けど気になってねぇ。
昨日また走ってみましたがな。

そしたら、
ほら!


なに、これ!

まるでおとぎの国やん。

アジサイて、こんなきれいやったんや。

こんだけアジサイがきれいに見えるんは、周りが一面の緑やからやね。
麦収穫した跡とか、畑の土とか、そういう茶色っぽいもんが一切ない。
ぜーんぶが田んぼの緑。



地域の人、総出で手入れしてはるんやろなぁ。
場所は、神崎郡神河町猪篠。

この日もどしゃ降りの雨の中、草刈りしてる人がいてはりました(中央、白い車の手前)。

頭下がります。
こんなきれいなもん見せてくれはって、ありがとうございます。

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窓、凍りつく

2016年02月11日 | 田舎暮らし
朝、着替えが済んだらまず、窓や戸を開ける。
5、6分間やけど、家の中の空気の入れ替えをする。

ところが今朝、

あ、開けへん。

窓が、びくともせん。
思いっきり引っ張っても、ペキともいわん。

壁の隙間にコーキングして、カーテンを二重にして。
冬来る前にセコセコやっといた寒さ対策が効いたんやろか。
窓についた水滴が、夜の間に凍りついてしもたんやわ。


おーい、猫ども。
今年の冬は凍えんですむなあ。
誰が頑張ってくれたんかなあ?

「zzz…」

おーい。


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ダイヤモンド

2016年01月08日 | 田舎暮らし
今年のお正月は、ほんま、ぬくいお正月やった。
雪のないお正月。
この真冬に庭歩き回れるなんて…。

我が家の庭から真正面に見える山のてっぺんに、お陽ぃさん。


写真撮るの下手やから、ようわからんかしれんけど、あのお陽ぃさんから山に沿って、しゃーって光の筋が降り注いでる。
前にTVで観たけど、「ダイヤモンド富士」ゆうの、こんな構図やなかったっけ。

すごいな。
家からあんなでかいダイヤモンドが見えた。
今年、ごっつええことあるかも。
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散財

2015年12月26日 | 田舎暮らし
自分の誕生日にはどこか街に出かけて、おいしいコーヒーでも飲んでみよう。
そう思ってたのに、結局野良仕事にかまけてどこにも行かれへんかった。

で、あったかいこの冬、姫路で一人クリスマスを楽しむことにした。

学生時代、バイト代が入ったら思い切って出かけた千日前の丸福珈琲。
姫路で見つけたから、コーヒーとミニケーキのセットを頼む。

それから、生地や手芸用品の店で、ぶらぶら物色。
寝る時に首筋を保温するケープ用にフリース。
猫たちがキックできる抱き枕みたいなのが作れるかなと、キルティング端切れ。


それから、クリスマスケーキはどれも大きいので、栗と小倉のパイケーキを一切れ。


で、たこ焼き。


それと、これまた学生時代に一番の贅沢だったケンチキでフライドチキン2ピース、コールスロー、ビスケットを持ち帰り。

よう考えたら私、若い頃はファーストフード系が大好きやったんやね。
そら、体壊すわな。

そんなこんな、散在しまくって、ジャンクフード食べまくって。

明け方、お腹壊してトイレ通いしとりました。




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洗い場

2015年12月25日 | 田舎暮らし
村の中には、道に沿って溝があり、そこを水が流れてる。
これは昔、村の人らが共同で作った用水路。

で、その所々にちょっと人が水触れるようなスペースが作ってある。
お婆さんたちが、畑から抜いてきた大根や芋の土洗い流したり、お爺さんたちが鍬の泥落としたりしてる。



洗い場やね。

「中の畑」の帰り道にある洗い場。

引っ越してきた当初、私もようここで鋸鎌や長靴の土洗わせてもろてた。

けどそのたんびに、どこで見てるんか前の家のお婆さんが出て来て、結局長いこと世間話に捕まる。
それでいつの間にか、挨拶だけして素通りするようになった。

それに、この水路使こてる人らは、年一回、集まって水路周辺の掃除するらしい。
私にもいっぺん声かかったことある。
「鎌洗うくらいでそんな掃除に出んでもええ」て、区長さんが助けてくれはった。

私に水路掃除参加を言うて来た人は「誰かがどこかでみてるんやで」て、言うてはった。
街で暮らしてる時、そこらじゅうのマンションの窓には全部、人の目ぇが張り付いてるように思て、いやでいやでたまらんかった。
けどこんな広々と人間の少ないとこでも、目ぇはあちこちにあるんやね。


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12月の村

2015年12月24日 | 田舎暮らし
まだ雪に埋もれてない、驚異的なあったかさの今年。
「上の畑」からの帰り道から見下ろした村。





なんやろなあ、靄かなあ。
PM2.5やなかったらええねんけど。

こんなきれいでのんびりした山村にも、流れ込んでくるもんはきっちり流れ込んでくる。
情けないなあ。
人間、ほんまに何してんねんやろ。


主が亡くなってしもた柿の木。
一生懸命実ぃつけてるけど、誰もとれへん。
主がおろうがおるまいが、人の物に手ぇ出すのはご法度。

今年は銃声がよう響いてるからか、サルも食べにけえへん。



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