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猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

作物としての生き残り

2025年07月22日 | 自然農

今から十数年前、山奥の村に移住した当初、
作物の蒔き時や収穫時期、
村のばあちゃんたちに教えてもろた。



しばらくは教えられたとおりに種蒔いたりしてたけど、
4~5年もせんうち、う~ん、てこと多なってきた。

例えばエンドウ豆。
芽ぇ出してすくすく伸びてくれるんはええんやけど、
寒なる前に伸びすぎてまうんやね。(→)
なんか、冬来るんが遅なってきてる ?
以後、エンドウも麦も、ちょっとずつ遅蒔き気味にしてきた。

これは気温の問題なんやろけど、
この他に雨問題も加わってきた。

去年の夏は日照り続きで、里芋の葉が枯れてもた。(→)
枯れては新芽出し、また枯れては新芽出し、
結局小さい葉のままで。
それでも12月に入って掘ってみたら、
小ぶりのお芋がちょっとずつできてて感動。



大豆、小豆は、ぎょうさんついた鞘が太らんまま、
結局全部刈り倒さなあかんかった。

サツマイモはお芋が太らんで、
収穫をひと月ほど遅らせた。

自然農やってるつもりのおかちゃ畑は、
苗の定植時以外、水はやれへん。
第一こんな丘の上、川も池もあれへん。



こんだけ気温上がって、雨も少のうて、となってくると、
この地で、このやり方では育たん作物ゆうのが出てくるかも。

ここ一、二年のうちに、
それ見極めなあかんのかしらん。

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6月下旬の畑

2025年07月01日 | 自然農

人間がなるべく手ぇ出さんようにしてるおかちゃ畑。
( ていうたら聞こえはええが、
 正直言うと、手ぇ出すだけの体力ない )

作物自力の頑張り、
生き物同士の戦いに、
毎年毎年びっくりしたり、感動したり‥‥。

掘り忘れたお芋から芽ぇ出し、
植えたお芋の3~4倍のスピードで成長してる里芋。

苗移植してまだ一週間くらいやのに、
実ぃ膨らませ始めたトマト。


陸軍からは身ぃ守れたけど、
空軍にぼろぼろにされた茎ブロッコリー


やったー !
雨降るたんびに水たまる溝に、去年2~3本移植してみたセリ。
今年、こんだけ採れた。

セリ、だーい好き !

おんなじ場所で連作実験してるジャガイモ。
去年の春から、秋、今年の春と、3回目の作付け。
葉っぱ大きならんと、花も咲かんと、
やっぱあかんのかなあ。
試しに掘ってみたら、

お芋ついてることはついてるんや。
まだちょっと若いし、
もちょっと置いてみよ。

次、大きなクモの写真出します。
実は前回の見出し画像で使こうた写真。

畝と畝の間に巣ぅ張って、通るときに顔にくっついてしもたりするから、
去年は「ごめんな、ごめんな」言いながら巣ぅ切っとった。

けど今年、グーグルレンズで調べてみたら、
「コガネグモ」いうんやて、この子達。
出します、写真。




名前わかったら、なんか前よりちょっと親しみわいてきたというか‥‥。
よっぽど不都合な位置にない限り、巣ぅ壊さんと、
私が這いつくばって潜り抜けることにした。

トマトの畝に4~5匹、
エンドウの畝に3~4匹。
そのままお住みいただいてお仕事していただくことに。

さて、去年はいつの間にか苗消滅してもた人参。
今年は何とか育ってくれました。
何がよかったんかわからんまま。


そんなこんな、
本日の収穫。


一人の食卓には十分な種類と量です。

ろくろくお世話もしてへんのに一生懸命頑張ってくれて、
いつもいつもほんとにありがとう。

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選手交代

2025年05月31日 | 自然農

ほうれん草にとうが立ち始めた。



とりあえず穂だけ刈り取ってたもち麦「ダイシモチ」は、
株元から刈って束ねた。
マルチ材として使えるかな。


中晩生のタマネギ「ネオアース」が、一部倒れ始めた。



空く畝ができてきたんで、トマトの苗植える。
下の倉庫からうんせうんせ杭やネット運んできて、
逆スマホ首状態で天仰ぎながら、つま先立ちになって支柱組み立てる。



自力で生えてきてた里芋は、そのままここで暮らしていただくことにして、
ベランダで育ててたトマト苗定植。



もう、花咲くわ、腕いっぱい広げまくるわ、
元気あり余って困っとってん。
ここでのびのび育ってちょうだい。

あと、ぼちぼちサツマイモの苗届くはず。
私、サツマイモは食べんの大好きやけど、
植えんのも掘るんもどうも苦手。

てなこと言うてられへんな。
お芋さん、すねてまうかも。

日が落ちてきたから本日の仕事はこれで切り上げ。
ウサギのなっぱちゃんがおる駐車場まで戻ってきたら、



あれ、なんやらかいらし花が。
グーグルレンズで調べたら「ベニバナ/サルビア」て出てくる。
ベニバナゆうのはしかし、染めに使うあの黄色っぽい花ちゃうん?
いやあー。

 ( 家帰って調べたら、
 これ、ホットリップゆう花ちがうんかなあ )



ふと振り返ったら、なっぱちゃんのお家のネット、ブロックでふさいだある。
あー、金網の穴、おっきなってるやん。
なっぱちゃん、脱走謀ったんか~ ?



しかしなっぱちゃん、こんなブロック一つで出られへんのん?
してみると、結構ええ子やねんなあ。
うちの、もこやこなつやってみぃ。
こんなもん、いっぱつやで。


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さあ、いよいよ!

2025年04月22日 | 自然農

ひと雨降ったら、びっくりするほど大きなる。
野菜も、草も。

助けおうて育ってくれたら、て思うて混植したスナップエンドウとダイシモチ(もち麦)。



仲良うワサワサ、モッサモサ。
麦、ちょっと蒔きすぎたか?

ダイシモチは特に元気。
条の間に植えたジャガイモと九条太ネギ。
すっかり埋もれてもてる。



おーい、だいじょぶかあ~。

早生タマネギのソニック、
一週間ほどの間に、球がえらい太ってきた。



こんなグラマータマネギ、
おかちゃ畑史上、初とちゃうか。

ニンジンは、せっせとお世話させていただいてる方たちはいたって小柄やのに、



蒔いた覚えのないとこから生えてきたニンジン、
えらい張り切ってボッサボサ。



去年、蒔いたけど目ぇ覚ませへんかったやつ、今頃になって覚醒したんか ?

とりあえず本日は、実ぃ太り始めたスナップエンドウと、
ネギ坊主ちょん切ってお持ち帰り。



ネギ坊主って、ほんのり苦みあって結構おいしい。
間引き菜と同じく、自分で育ててないと口にはなかなか入らん。
ゆうたら、野菜のお世話係へのご褒美やね ♪

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畑 来年に向けての準備

2024年12月03日 | 自然農

あっち~ !
て日が少ななったと思たら、
ストンと寒なった。

エンドウの種蒔き、麦の種蒔き、玉ネギ苗の定植。
ただでさえ作業が集中するこの時期、
残暑が長かった今年は「適期」が思い切り凝縮されてもた。

うりゃあーーーっ!!!

エンドウは今年はスナップエンドウのみ。
ツタンカーメンは、この畑でこの方法でできるとわかったら来年挑戦。
今年初めて「巣まき」ゆう方法で蒔いてみた。
直径10cmくらいの円周上に4粒ほど豆を蒔く。
空いてる円周上にダイシモチを蒔く。

これだけではもったいないんで、ネットに沿ってダイシモチを筋蒔きする。
ダイシモチ、おかちゃの大事なご飯やもん。
サツマイモの後の二畝にもダイシモチ蒔いたった。


タマネギは早生のソニック、中晩生のネオアースを、それぞれ4~5日の差しかなかったけど苗定植。
ネオアースなんて、まだ細いちっちゃい赤ちゃんみたいな苗やったけど、
ええい、市販苗は買わんと自前のみで、勝負 !

雨降って来そうで慌ててたから、タマネギ定植に関する写真は撮られへんかった。

芋ツルは来年用に保存できるゆう記事見て、試してみることにした。
二通りのやり方。

まず、長めのツル。

葉ぁほとんど落として、水100ccほどと一緒にビニール袋に入れて軽く口閉じる。
室内で冬越し。

たまに水足したるだけで、あとは放ったらかしでええねんて。

もう一つの方法。
ツルを20~30cmに切って、これも葉ぁほとんど落として、ペットボトルに挿す。
底の方に水入れとく。

これは水替えしながら、(天気のええ日は陽に当てるゆう人もあるけど)、原則室内で冬越し。

ほんまにやるんやったらもっと大量に作らなあかんけど、
ま、今年はこれで様子見。
ちょっとでも苗代節約できたら助かる。

願わくは、こなつがボトル倒したり、葉っぱガシガシ齧ったりしませんように‥‥。

ん ?


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2024年お盆の畑

2024年08月19日 | 自然農

もうどれくらいの間、雨降ってないかなあ。
ひと月くらいかなあ。
もっとかなあ。

地面はひび割れた田んぼみたいになってる。


それでもうちの子ぉらは強い。
おかちゃの今夏の食卓を支えてくれてるんは、
オクラ軍団。


それから、空芯菜軍団。


軍団ゆうたらいかつそうやけど、
オクラの花なんか、なかなか優雅やもんねえ。



そうそう、花と言えば、
秘伝豆の花が咲き始めた。



あちいあちいて、人間は文句ばっかし言うてるけど、
野菜たちはカピカピ炎天下の畑で、
黙ーって一生懸命生きよとしてるんやねえ。

おーい、もこ~、こなつ~、
聞いてるかぁ~。



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こんなん?

2024年06月18日 | 自然農

ジャガイモの葉ぁ茶色っぽうなってきたし、
そろそろ梅雨入りかも、て言うてるし、
全部掘り上げたった。


ベランダで、半日陰干し。
右の新聞紙に広げてる小粒なんがインカのめざめ。
左上下のビニール袋に入ってるのがキタカムイ。

朝の温野菜にインカのめざめ、夕方の味噌汁にキタカムイ。
ひとりで1~2か月もつかなあ。

まあジャガイモはとりあえずこれで良しとしよう。
問題は‥



キュウリって、こんなおチビで実ぃつける?

そういやうちの畑、昔からおませな子多いけど、
それにしても今年の子ら、ちと早すぎへん?

その一方で、えらい晩生な子も。

ホーリーバジル、4月半ばにポット播種した。
ひと月以上なーんも生えてけえへんから、
そろそろ処分しょうかと、ベランダ隅に置いてた。
それが、こないだ見たら、



め、芽ぇ出てるやん!
確かにバジルはあったかなってからの作物やけど‥。

それと、
初めて育てたライ麦。
ライ麦ってこんなに、穂だけが飛び出るもんなん?


かいらし花咲かせて、頑張ってるんやけどね。



ま、稔ってくれたらこれも良しとしよ。

なんか、わからん子ちゃんだらけの2024年初夏の畑でありんす。

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畑 1年目の初夏

2023年05月31日 | 自然農
トラクターで2回ひっくり返され、
草も生えん、
ミミズもおらん。

ぶつぶつ言いながらも畝立て、
種まいて、
ゆるゆるスタートした畑。

ツタンカーメンは途中で枯れてもた株がようけあるけど、
足元ではもち麦が機嫌よう紫の穂つけてくれてる。


サツマイモが隣に引っ越してくるのを、
わくわく待ってくれてる大根の赤ちゃんたち。


ここの土パラパラで、すぐにおいど丸出しになってまう。
恥ずかし、恥ずかしの玉ネギさん。


エン麦って「燕麦」て書くんやて。
なるほどねえ、というそのエン麦。


4月末の突然の猛暑で葉が焼けてもて、
全滅か思たのに、こんじょで復活してきたジャガイモの皆さん。


こちら、畑デビュー待ちのトマト幼稚園児。


まだベビーサークルに入ってるってとこかな。
青ナスの赤ちゃんたち。

そんなこんな、だんだんにぎやかになって来た1年目の畑です。

「で、わてが食べられるもんは?」

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最後の頑張り

2021年09月21日 | 自然農

 

9月も下旬に突入の「おかちゃ畑」。

大納言小豆の実ぃ膨らんできた。

 

秘伝枝豆もわさわさ実ぃついてきてる。

 

夏から秋へ、

作物の交代かなあ。

 

ところめが、

なんでか最後の最後で踏ん張るのが自然農の作物たち。

 

下の方の葉っぱなんかもうほとんどないのに、

まだ花咲いて実ぃつけようとするキュウリ。

 

地面近くに稔って、採り忘れられてたのに、

律儀にも一生懸命太り続けてるインゲン豆。

 

長雨の湿気で実ぃ小さいまま腐りかけてたオクラ。

どこで気持ち入れ替えたか、おチビさんなりにまた実ぃつけ始めた。

 

今まで稔り少なかった分、「わりい、わりい」「これで堪忍して」

ゆうて、頑張ってくれてんのかなあ。

 

「わても頑張ってまっせ~」

 

はいはい。

 

 

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いただきもの

2021年09月01日 | 自然農

 

野菜の値段が上がってんねんて ?

真夏の長雨のせいかな。

 

確かに、オクラの実ぃが先っぽに枯れた花つけたまま腐ってきたり、

インゲンの実ぃは太らんまま黄色なってきたり‥‥。

 

けどうちの畑、私一人がいただくには十分な野菜たちが育ってくれてる。

 

キュウリとニンジンなんか、奈良漬け作ってキムチ作って、ゆうくらい頑張ってくれてるもんね。

 

私の命は、この野菜たちが一生懸命支えてくれてるんやなあ。

肥料も虫よけも、なーんもしてやってないのに、

自分たちの力でわっせわっせ大きなって、

私の毎日の食べもんになってくれてる。

ほんまこれは、自然からのいただきもんや。

 

きょうもこの子らと、この子らを育ててくれたこの村の自然にに感謝しながら、

          いただきます。

 

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かくれんぼ

2021年07月21日 | 自然農

 

梅雨明けのぼっさぼさのぼうぼう。( → )

嘆いてても草はへこんでくれへん。

もちろんカエルさんは手つどうてくれへん。

 

しゃあない、ちょこっとずつやけど草刈りしましたがな。

まず、物干しまで洗濯もん持っていけるように、庭の草刈り。

 

んで、緑のじゅうたんに侵食されてたインゲンさんと人参さん救出。

救うたらなあかん子ら、まだいっぱいおるけど、今日はとりあえずこれで店じまい。

 

自然農は、ちょっと手ぇ止めたらあっちゅう間に原生林化してしまう。

けど、ええとこもあるんよ。

どこに何植わってるかわからんのは人間だけやない。

ウサギさんやイタチさんかて食べもん探しにくい。

 

こないだ、やっと大きなりかけてたキュウリ、誰かが齧って、

しかも途中でやめてほっぼり出してた。

いつも言うてるやろ ?!

食べるんやったらきちんと全部食べなさい !!

 

この子も大きなりかけてる。

ここ、草刈らんとこ。

見つからんよう、ほら、隠れとこ、隠れとこ。

 

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「明け」は忙し

2021年07月18日 | 自然農

 

近畿地方、昨日梅雨明けしたんやって。

山と川に囲まれたこの村、雨の時はほんまびくびくもんや。

 

川なんて、いつもはちんたら流れてるくせに、

ちょっとザアーッて降ったら、こうよ。

 

山の斜面から水噴き出して来たら、土砂崩れの前兆。

そんなこと言われたって、うちの横の崖、ちょっと雨続いたら、消火栓みたいに水プアーっと吹いてるけど‥。

 

まあ今年も、何とか梅雨の大雨は乗り切ったゆうことかな。

 

雨やんだらやんだで、外に出るの、恐怖、恐怖。

だって、庭の草草の元気なこと !

 

畑なんか、もっとシビア。

ツルなしインゲン、緑のじゅうたんに侵食されてるやん。

その左手奥はニンジンなんやけど、あこまで踏み込んでいけるやろか。

 

今年初めて蒔いてみた鞍掛豆。

機嫌よう芽ぇ出てきてたんやけど、今や、多分あの辺がお豆さんなんやろなア、てな有様。

 

鳴門金時かて、ほら、見たってちょうだい。

 

もう、あっちゃもこっちゃも。

いきなり雨やんだって、どないせえっちゅうんよ、これぇ。

 

ちょっと君、いま笑わへんかった ?

 

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赤目自然農塾

2021年02月27日 | 自然農

 

ふと、赤目のことを思い出した。

 

今から十年ほど前、当時住んでいた大阪北部の自宅から、毎週日曜日、電車を乗り継いで赤目自然農塾に通うた。

月一回、川口由一さんが現地で実地指導してくれはる。

希望者には、敷地内の畑や田んぼも貸してもらえる。

私も運よう畑と田んぼを少しずつ貸してもらえた。

で、日曜ごとに着替えとか飲み水とか種とか、しこたま縛り付けたキャリー引っ張って、朝まだ薄暗いうちから出かけて行った。

 

近鉄「赤目口」が最寄り駅。

 

ここから線路沿いに進んで、田んぼ道抜けて、ずうっと山の方に歩いて行く。

 

道はだんだん上りになって、ラストはかなりの急坂。

しこたま荷物持ってる身には鬼の坂。

 

途中、いつもつながれてる犬がおる。

「どない ?  元気でやってるかぁ ?」

返事なんかないけど、なんとなくしんどいの軽なったような気ぃして、もうひと踏ん張り、登って行く。

 

これが「赤目自然農塾」の目印。

 

私が通うてた頃、月一回の塾日には大勢の人が来てた。

九州やとか東北やとか、遠いとこから泊りがけで来てる人も多かった。

小さな子供連れてる若いカップルとか、案外若い人らが多かったなあ。

 

その真ん中で川口由一さんが、道具の選び方とか種の蒔き方とか、自然農の基本から実地指導してくれはる。

見学してる人から質問出たら、川口さんはすぐそれに答えてくれはる。

畑仕事なんかしたこともないゆうド素人がほとんどで、とんでもない質問が飛び出したりする。

それでも川口さん、丁寧に丁寧に、私らの頭撫ぜ撫ぜするみたいに答えてくれてはった。

 

お昼頃に川口さんの指導は一旦終わって、あとはそれぞれお昼食べる人、すぐに自分の畑行く人、いろいろ。

お昼は、お味噌汁がふるまわれる。

 

山ひとつが丸ごと塾になってる感じやから、自分が借りてる畑に行くまでがまた大変。

要所要所、方向指示は立ってるけど、それでも最初のうちは何回か道に迷うてた。

 

川に渡された橋は、塾生の人らが作ったもん。

 

鍬とかスコップとか手箕とか、自由に使える道具が置いてある小屋も、塾生たちで建てたんやって。

 

赤目って、奈良県と三重県の境にある。

塾は駅から歩いたら40~50分かかるし、自宅からやとほんま朝星夜星やった。

あんなとこまで毎週えっちらおっちら、よう二年間も通えたなあ。

 

今、赤目はどうなってるかしらん。

なんでかしら、急にそんなこと思い出した。

 

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ベビーラッシュ

2020年09月16日 | 自然農

 

台風が過ぎて、急に涼しなった。

朝方なんか、ストーブつけよか思うくらいの日ぃもある。

今日、獣医さん行ったついでに、灯油買うてきとこ。

 

畑は、ちっこい赤ちゃんたちがあちこちに。

 

大根、芽ぇ出たけどなかなか大きなれへんなあ。

 

大納言小豆。

黄色い花の下からピュッピュッと突き出してるトゲみたいなのは、将来のサヤの赤ちゃん。

 

秘伝豆。

だいぶ実ぃついてるけど、まだ薄べったい。

 

赤シソの花咲いてきた。

この後の実ぃ、プチプチして美味しい。

 

ついでと言ってはなんですが、

家ではヤモリの赤ちゃんも元気に走り回ってはります。

幼きものはほんま怖いもん知らず、ルール知らず。

 

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ようやく

2020年08月07日 | 自然農

 

長いな、しつこいな、て言われた梅雨もいつの間にやら明け、

カンカン照りの日ぃがやって来た。

草刈り機の音や、走り回る軽トラの音や、

村はいっぺんに賑やかになる。

 

こうなったらしゃあない、

私もたまってる畑仕事せんとなあ。

 

どんどん出っ張ってくるイチジクの木、

もうちょっとおとなししててよ、ゆう程度に散髪。

 

一応「地這」なんやけど、一生懸命によじ登ってくるキュウリ。

今年は「整枝」ゆうのやってみよかな思て、いろいろ調べてみたら、

地這キュウリのバヤイ、親つるの5~6節目くらいを芯止めするらしい。

もう遅いがな。

結構先の方まで実ぃつきかけてるがな。

 

けどまあ、今年は実験、実験。

ということで、かなり上の位置になってしもたけど、親つる芯止め。

ここで止めたんやでーゆう印に、テープ巻きつけといた。

 

そんでから、今年は台風もひどいかもしれん。

秘伝豆も芯止めしとこ。

私、土寄せゆうのせえへんし、倒れたら困るもんねえ。

背丈抑えといたら、ちょっとはましかも。

 

そのあと、ぼうぼうやった秘伝豆畝の周り、

ここに畝あります、ゆうのがわかる程度にざっと草刈り。

 

続きは、まあぼちぼち‥‥。

 

 

 

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