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猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

桜のコンサート

2025年04月01日 | 音楽

先日出かけて、ほんわか気分にしてもろた古民家コンサート
この市は、というか市民が頑張ってはるんかもしれんけど、
小さな自治体の割に、ちょっと変わったイベントや取り組みが行われてる。

実は去年秋にも、この市内の他の再生民家で開かれた小コンサート聴きに行った。
こちらはチェロとピアノで、会場は「無尽蔵」ゆう小さなホール。



休憩時間には地元のコーヒー屋さんが淹れてくれたあったかいコーヒーいただいた。
終演後は演奏者と観客が歓談したり写真撮ったりしてて、
これまたほんわかしたコンサートでした。

で、先週末出かけたんは、厄除けの観音さん、恋人たちの聖地「愛染堂」がある水間寺。



この公園内の休憩所「桜のテラス」で、女性オペラ歌手が歌いはるゆうんで、
チケット取った。

父の入院中、大阪市内から毎週この近くまで通うてたのに、
あたふた走り回るばっかりで、
この公園に寄ってみる機会は持たれへんかった。

「桜のテラス」は、ほんまに狭ーいスペースで、
そこに椅子並べたら、最前列の人は歌い手さんのドレスに触れるくらい。
席はどれくらいかなあ、ぎゅうぎゅうで4、50席あったかなあ。



上の写真の柱と柱の間、窓に背ぇ向ける形で立ちはる。
なんせプロのオペラ歌手さんやし。
そらもう、「ド」が三つくらいつく「ド迫力」。

しかもめちゃくちゃフレンドリー。
歌の途中で「はい !」て号令入ったら、
観客は事前に配られたピンク色の紙ちぎって桜の花びら作る。
制限時間2分間くらい?
皆必死。
その花びら集めて台紙に貼り付けて、桜の色紙完成。

歌いはったのは全12曲。
モリコーネの「ネッラ・ファンタジア」とか、
「マイ・フェア・レディ」からの「踊り明かそう」とか。
それからアンコールが2曲。
中島みゆきの「糸」って、
こんな感動的な歌やったっけ。

前日までの雨あがって、
寒うもなく、暑うもなく、
公園内の桜が次々咲き出して‥。



公園出てすぐのコーヒー屋さんで、コーヒー豆ひいてもろて、
JRの駅まで本日最終のバスに乗って、
部屋に戻ったら、もことこなつはお尻向けたまま夕暮れバードウォッチング中。
ミーちゃんは「ちょうちょ飛んでるかなあ」て、
大きな声でひとりごとゆうてはりました。



あ~。
畑もええけど、
こっちの世界でじ~っとしていたくもあるこの季節。

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古いもん 新しいもん

2025年03月25日 | 音楽

古民家をほぼそのままの形で遺したホールがある。
廣海家ゆうお家で、国の有形文化財に指定されてる。
江⼾時代には廻船問屋であったらしい。
廻船問屋時代のロゴから、ホール名は「鱗⼀ホール」。 
場所は大阪府貝塚市。



今も廣海家の人たちは実際にこの家に住んではって、その土間部分がホールとして開放されてる。
先日、そのホールでコンサートが開かれるゆうんで、えっちらおっちら出かけてきた。

土間一階に椅子並べて客席。
二階のバルコニーみたいに張り出した部分がステージ(下の写真の左手上方)。
一階客席前には、大きなディスプレイが設置されてて、
演奏開始までの間、この家の歴史や間取りが紹介されてる。



開演時間になったら、まずこの家の当主さんが現れて、この家が改修されてホールになったいきさつなんかを説明。
いよいよ二階ステージに本日のデュオペア「Boyd Meets Girl」が登場する。
オーストラリアのクラシックギタリストRupert Boydさんと、アメリカのチェリストLaura Metcalfさん。



当日、Lauraさんが使用したチェロは上のチラシ写真のチェロとちゃう。
3Dプリンター で作られたやつ。
カーボンファイバー製やそうで、色は真っ黒。
ご本人も、これをコンサートで使うんはこの日が初めてとのこと。

通の人が聴いたらどう感じるんかわからんけど、
私はあのチェロの音、好きやったなあ。
やらか~い、深~い低音で、
弦と弓がこすれる時のキッゆう音ものうて‥。
あ、これは楽器やのうて、演奏の仕方の問題か ?

休憩時間には、中庭を自由に散策もできた。



今現に生活してるとこを開放するんは、
お家の人たちにとってはストレスもあるやろに‥。
でもお蔭さんでこの日、
田舎家の懐かしさと、
心地ええ音楽と。
はるばる出かけてきた甲斐ありました。

ちなみにこの日の演目にもあったラベルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」。
これは亡くなった人葬送の哀しみの曲ではないんやって。 
昔、スペインの宮廷で小さな王女が踊ってるようなイメージの曲なんやそうな。
RupertさんとLauraさんは結婚してはるんやけど、
バージンロード歩くときにこの曲使いはったんやって。

へーえ。
そっか~。
なんか、
よかった。

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耳の虫

2025年03月11日 | 音楽

家に居る時、PCでSpotifyを流してること多い。
律儀なSpotifyは、私が好んで聴いてる曲を覚えてて、
「〇〇さんスペシャル」とか「あなたへのおすすめ」とか、
勝手にアルバム作って提供してくれる。

自分で好きな曲を集めて「お気に入りの曲」ゆう塊にもしておける。

私は昔から、一時期に一つの曲ばっかり聴きたなる。
ひょっとして皆そうなん ?

そやから私の「お気に入りの曲」リスト見たら、おんなじ曲で奏者や歌手が違うのがずらーっと並んでる。

ここ2、3年では、カッチーニの「アヴェ・マリア」とか、
ビゼーのオペラ「真珠採り」から「耳に残るは君の歌声」。

「耳に残る‥」は、ケン・ヒル版「オペラ座の怪人」が日本で上演された時以来、病みつきになった歌。



Spotifyでこの曲が流れたらついついお気に入りボタン押してまうもんやから、
お気に入りリストには、いろんなオペラ歌手によるこの曲がずらーっと並んでる。

PC開いてない時でも、私の頭の中ではずーっとこの曲が流れてた。

それがひと月ほど前、頭の中で流れ続ける曲が変わった。
今流れてるのは、Joelleの「ラッキー・マリア」。
たまたまABEMAで見た「TRICK」シリーズのエンディングで流れてて、
「なんじゃこれ !」
と、びっくり。
「劇場版2」の主題歌にもなったらしい。



これ、クラシックやなかったっけ ?
調べてみたら、ピエトロ・マスカーニ作曲の「アヴェ・マリア」やって。
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲。

この曲のどこがどないなってドラマの主題歌になったんか、
はたしてこの日本語歌詞がええんかしょうむないんか、
わけわからんけど、なんしか今、
私の頭ン中は、この「ラッキー・マリア」が回り続けてる。

こういうの、英語ではearwormゆうらしい。
人によっては、耳の中を虫が這い回ってるように感じるんかなあ。

まあ、私のバヤイ、今までのとこ別に嫌ではない。
畑で草刈りなんかしてる時、耳ン中でぐるぐる這い回ってくれてたら、
案外便利やったりして‥。

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コンサートいろいろ

2025年02月01日 | 音楽

昨年秋から、月に2~3回コンサート通い始めた。
どこへ行くにも途中一泊せなあかんような田舎から引っ越して、
街なかの会場まで日帰りで行けるようになった強み、ふふん ♪

吹奏楽も室内楽もソロリサイタルもええけど、私はやっぱオーケストラが好き。

とは言うても、万のつくチケットはよう買わん。
むしろ交通費の方が高つくんちゃうか、
ゆうくらいの地元交響楽団定期演奏会などにせっせと出かけてる。



それでも、つましい年金生活者にとっては、
ものごっつ贅沢。
チケット購入ボタン、ポチっとする時は毎回毎回、
清水の舞台から飛び降りる気分。

年明け、あるコンサートでラベルの「ボレロ」を聴いた。
好きな曲の上位に入る曲。
ステージのすぐ上のバルコニー席やったから、次々加わってくる楽器が見渡せて、
わお !
Wow ! ! !

帰宅してすぐ、ほかに「ボレロ」やるとこないかネットで調べた。
ほんなら、ありましたがな。
その日からつい十日ほど先。
しかも西本智実の指揮。
この人の指揮、いっぺん見てみたいと思てた。

いろいろラッキーなこと重なって、
2階の後ろの方の席やったけど空いてたんで、慌てて取った。

しかしこれがねえ、スマホの電子チケットオンリー。
四苦八苦してなんとかチケットゲット。

当日入場口でスマホ提示したら、
何やらベコッてな感じでスタンプが押された。
へーえ、うまいことできてる。



さて、コンサートはと言えば、
マエストロは切れのある動きで、わかりやすい指揮で、
手ぇだけやのうて足の動きの一つ一つもきれいで、
なんとなく人気の理由がわかった気ぃする。

ただ、会場の雰囲気が、他のコンサートとはちょっと異質。
何と言うか、宝塚歌劇みたいな感じ。
来場者は圧倒的に女性が多い。

んで、私もまだ鑑賞歴浅いからルールについてはようわからんけど、
普通なら拍手せんのんちゃうやかゆうとこで、パチパチ拍手がおこる。
次の指揮の構えに入ってたマエストロがちょっと振り返って会釈しはった。
それに対して会場から小さな笑いが起こった。
西本さん、やさしなあ。

コンサート終演後は、マエストロを囲んでのプレミアムパーティもあったようです。

なんか、一味違ったコンサートでありました。



演奏はなあ、
「ボレロ」に限って言えば、の話やけど、
先に聴いた日本センチュリーの演奏の方が、
私は好きでした。

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ジェネレーションギャップ

2024年09月07日 | 音楽

雨上がり、畑行ってみたらすっきりしてた。
小径はずれて畑の方へ登っていく道、



きれーに散髪されてた。
こないだまで、膝上の草踏み分けて進んでたのに。
さらにこの上に畑ある人らが刈ってくれはったんや。

「ええよ、ええよ。機械やからすぐやから」
春もそう言うて刈ってくれはった。
のこぎり鎌1本でやってる私としては、ものすご助かる。
ありがたいことです。

草丈が短かなって、
ちびガエルがいっぱい跳ねてるのが見える。

やあやあやあ、こんちは、こんちは。


こないだから花咲いてた秘伝豆、
鞘ついてきてる。


実ぃ、カメムシにチューチューされんと、
無事膨らんでくれるかなあ。


今日はお昼から大正琴の演奏会があるゆうんで、大急ぎで帰った。



総勢10人くらいの人たちが、歌いながら演奏してくれはった。
大正琴にもソプラノ、アルト、バスみたいに、
楽器によって音の高低が違うのがあるんやって。

演目は10曲くらいやったかしらん。



あれは演歌ゆうんやろか、歌謡曲ゆうんやろか。
八代亜紀やら春日八郎やら。
知ってる人らは配られた歌詞カード見ながら、次々合唱してはった。


春、ブラスバンドが来てくれはった時、
一曲目がいきなりの「ルパン三世のテーマ」やった。

のりのりで体ゆする男性もおりゃあ、
大音量にびっくりして耳ふさいでる女性もいてはったなあ。

ここの入居者は今、60代から90代まで。
下手したら40歳ほどの年齢差。
親子以上の開きあるもん。
「高齢者」ゆうてひとくくりには、
むずかしいわなあ。

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