この市は、というか市民が頑張ってはるんかもしれんけど、
小さな自治体の割に、ちょっと変わったイベントや取り組みが行われてる。
実は去年秋にも、この市内の他の再生民家で開かれた小コンサート聴きに行った。
こちらはチェロとピアノで、会場は「無尽蔵」ゆう小さなホール。

休憩時間には地元のコーヒー屋さんが淹れてくれたあったかいコーヒーいただいた。
終演後は演奏者と観客が歓談したり写真撮ったりしてて、
これまたほんわかしたコンサートでした。
で、先週末出かけたんは、厄除けの観音さん、恋人たちの聖地「愛染堂」がある水間寺。

この公園内の休憩所「桜のテラス」で、女性オペラ歌手が歌いはるゆうんで、
チケット取った。
父の入院中、大阪市内から毎週この近くまで通うてたのに、
あたふた走り回るばっかりで、
この公園に寄ってみる機会は持たれへんかった。
「桜のテラス」は、ほんまに狭ーいスペースで、
そこに椅子並べたら、最前列の人は歌い手さんのドレスに触れるくらい。
席はどれくらいかなあ、ぎゅうぎゅうで4、50席あったかなあ。

上の写真の柱と柱の間、窓に背ぇ向ける形で立ちはる。
なんせプロのオペラ歌手さんやし。
そらもう、「ド」が三つくらいつく「ド迫力」。
しかもめちゃくちゃフレンドリー。
歌の途中で「はい !」て号令入ったら、
観客は事前に配られたピンク色の紙ちぎって桜の花びら作る。
制限時間2分間くらい?
皆必死。
その花びら集めて台紙に貼り付けて、桜の色紙完成。
歌いはったのは全12曲。
モリコーネの「ネッラ・ファンタジア」とか、
「マイ・フェア・レディ」からの「踊り明かそう」とか。
それからアンコールが2曲。
中島みゆきの「糸」って、
こんな感動的な歌やったっけ。
前日までの雨あがって、
寒うもなく、暑うもなく、
公園内の桜が次々咲き出して‥。

公園出てすぐのコーヒー屋さんで、コーヒー豆ひいてもろて、
JRの駅まで本日最終のバスに乗って、
部屋に戻ったら、もことこなつはお尻向けたまま夕暮れバードウォッチング中。
ミーちゃんは「ちょうちょ飛んでるかなあ」て、
大きな声でひとりごとゆうてはりました。

あ~。
畑もええけど、
こっちの世界でじ~っとしていたくもあるこの季節。