猫とおかちゃと月光仮面    のんびりふんわり自然農

~田舎でのんびり自給生活…のはずが
    無農薬、無化学肥料の自然農。猫の手借りたい時もある~

おとぎの国~アジサイ

2016年06月30日 | 田舎暮らし
「行ってみて、行ってみて。もの凄くきれいなんです。よかったらぜひ、ぜひ、行ってみて」
熱心に勧められて、車を走らせた。

この辺にアジサイが植えられてるゆうのは聞いてた。
車が走る道の両側、確かにあちこちアジサイが咲いている。

まあ、他のとこより本数は多いし、木も大きいみたいやし。

けど、普段はそんなに興奮した様子を見せへんあの人が、あれほどまで熱心に勧めてくれるほどの景色やろか?

首ひねりながら、それでももうちょっと、もうちょっとと、走ってた。

ほんなら、突然やねん。
ほんま、突然。

なんや、なんや!

思いながら車停めるとこ見つけられんまま行き過ぎてもた。



けど気になってねぇ。
昨日また走ってみましたがな。

そしたら、
ほら!


なに、これ!

まるでおとぎの国やん。

アジサイて、こんなきれいやったんや。

こんだけアジサイがきれいに見えるんは、周りが一面の緑やからやね。
麦収穫した跡とか、畑の土とか、そういう茶色っぽいもんが一切ない。
ぜーんぶが田んぼの緑。



地域の人、総出で手入れしてはるんやろなぁ。
場所は、神崎郡神河町猪篠。

この日もどしゃ降りの雨の中、草刈りしてる人がいてはりました(中央、白い車の手前)。

頭下がります。
こんなきれいなもん見せてくれはって、ありがとうございます。

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今年最後 ツタンカーメン豆ご飯

2016年06月27日 | ツタンカーメン豆
あっちに配り、こっちに配り。
今年は豆ご飯にしてあちこち配りまくったツタンカーメン豆。

今年の豆も、これで終わり。
最後の豆ご飯。
小さい粒や、あんまり形のようない粒。
よう考えてみたら、きれいな豆は全部、人の口に入っていったなぁ。
けど、小そうても形悪うても、ツタンカーメン豆はツタンカーメン豆。
頑張って実ってくれたんやもんなぁ。

最後に、自分のためにだけに炊くツタンカーメンご飯。
玄米五合精白する。
お豆三合、昆布、お酒、塩入れて仕掛ける。


炊き上がり。


普通の豆ご飯と同じ色。
まずはひとくち味見。
ツタンカーメン豆独特の甘み。
おいし。


保温すること一時間後。



まだ普通の豆ご飯の色。



二時間後。



色はまだほとんど変わりなし。


三時間後。



ちょっとピンク色かかってきました。


途中つまみ食いしながら六時間後。


ここまで来ると色は安定してきますね。


いっただきまーす!





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花の好み

2016年06月24日 | 
今の季節、我が家の庭は草ぼうぼう。
この辺の婆ちゃんらから、「除草剤撒いたろか?」て、また言われるかもしれん。



けど、私にはもちろん、どこに何が植わってるか、ちゃーんと見えてんねんでぇ。

去年植えたブルーベリー三本、実ぃついてる。

わりと大きい実ぃやし、うきき。

たまにはトイレの窓に花飾ってみる。
今は濃いピンクの花。


すだれ越しに、なかなか風情あると思えへん?


春には黄色い水仙。

この黄色、結構気に入ってる。

前にこの家に住んでた婆ちゃんと、ひょっとして趣味合うんかなあ。
と、思てみたりもしたけど、いやいやいや。

私来たとき、この庭は砂利と砂で固められとった。
草の一本も生えてなかった。

それから、白い大きなユリやら、ピンクのバラやら真っ赤なバラやらが、にょきにょき咲いてきとった。
気味悪いから、そういうでかい花、近所の婆ちゃんに根ぇごと持ってってもろたんやった。
そやそや、忘れとった。


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眠る落花生

2016年06月21日 | 落花生
今年、苗を育てることに挑戦してる。
地這キュウリ、白瓜、オクラ、バジル、落花生。
今まで直播きしてたもんも、ポットに種播いて、そこそこ大きなってから畑に定植してる。

さて、落花生。
毎朝トレーを庭に出して水やりし、夕方納屋の中に取り入れる。
順調に育ってくれてるんやけど、なんかしらん違和感覚えてた。
なんかなあ。

ある晩、トイレに行くのに納屋を通った時、ふと気づいてん。
落花生、葉ぁ閉じてるやん。



他の苗は昼間と変わらんのに、落花生だけ、なんかシュッとなってる。

昔々、父親が庭でオジギソウゆうのを植えてた。
「さわってみ」
言われてそっと葉っぱに手を触れたら、オジギソウはシュッと葉ぁ閉じて、葉の付け根もカクっと下がった。
「なぁ? ほんでオジギソウゆうねん」
父親はなんかしらん得意そうやった。

今思うたらあれは「お辞儀」というより「死んだふり」みたいやったけどなあ。

まあともかく、夜の落花生は、あの時のオジギソウみたいにシュッと葉ぁすぼめてる。
昼間は、こうやもんね。


落花生のバヤイ、お辞儀でも死んだふりでもないな。
寝てるんやわ。




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命あるもの

2016年06月18日 | 猫たち
「くるねこ大和」の、もんさん。
「まこという名の不思議顔の猫」の、まこ。
和歌山電鉄貴志駅の、たま駅長。
「うにの秘密基地」の、うに。
「はっちゃん日記」の、はっちゃん。

みんな、今は虹の橋を渡って逝ってしまった。
飼い主さんやファンにたくさんの笑顔をくれて、そうしてたくさんの悲しみを残して、逝ってしまった。

ブログやニュースで見るだけで、実際には頭を撫でたこともない私でもこんなに悲しい。
いつまでも悲しい。
一緒に暮らした飼い主さんたちは、どんだけ悲しいやろ。

私と20年間一緒に暮らしてくれた、ニャンコ婆さん。
この子も20歳まで頑張ってくれた、ペケ。

今、私のそばにいてくれるスピカと「いち」。
この子たちを撫でるとき、ニャンコとペケ、あんたたちもいつもそこに居るよ。




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裸麦の収穫~ムリムリに守られて

2016年06月15日 | 
こっちに来てから毎年作り続けてきた麦。
4年目の今年、収穫のタイミングが突然わからんようになった。
今までどうしとったんやろ。

思い起こしてみたらこれまでの3年間、梅雨の合間を見計ろうて慌てて刈り入れてた。
ところが今年、梅雨入りしたばっかりというのに、麦の様子がおかしい。

裸麦って、こんな黄色かったっけ。


なんか、首折れてきてない?

こりゃいかん。
この日の予定外の作業やったけど、慌てて裸麦全部刈取り。
つまり、今年の実りが例年より早かったゆうことやね。

麦ワサワサに積んで畑から帰って来た途端に雨。
玄関先の縁台に立てかけて、ビニールシートで塗れ防止。


こういう事、ようある。
作業ひと段落したとたんに雨。
やっぱり「ムリムリ」が守ってくれてるんやわ。

「ムリムリ」ゆうのは、この村におった最後の野良猫。
うちに時々遊びに来るようになってた。
なんとかケージに入れられたら獣医さんで検査してもろて、うちの子になってもらおかな。
そう思うてた矢先、ばったりと顔見せんようになった。
村の人が仕掛けたワナにかかって、川に沈められたらしい。


ムリムリ、おかちゃがもうちょっと早ようあんたを保護できてたら…。
そやのにいつも守ってくれて、ほんとにありがとうね。
ありがとうね、ムリムリ。








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スピカの疑惑

2016年06月12日 | 猫たち
一泊の留守用に、多めに出しといたごはん。
早速スピカが一皿平らげとったなあ。

あれ以来…、



やっぱひと回り大きなってない?

見てよ、「いち」との差。


もともと小柄な「いち」ではありますが、それにしてもねえ。


けど、このもふもふ。
かわいいから、ゆ・る・す♪



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茶摘み2016

2016年06月09日 | お茶
先日、村の茶摘みに参加した。

村には「村日役(むらびやく)」というのがあって、年に何回かは必ず参加せなあかんことになってる。
男の人やったら、鹿柵の修理とか、集会所のアジサイの手入れとか。
女の人やったら、何か集まりある時の料理とか、祭りの下準備とか。

集会所の掃除とか、区全体でのクリーン作戦とかにはその都度参加せなあかんけど、その他に私に声かかるのは毎年5月の茶摘み。
村が管理してる茶畑があって、そこで摘んだお茶の葉はJAに持ち込んで製茶してもらう。
村の集まりとかで出されるお茶に使われるんやって。

枝の先の、淡い緑色の若芽だけを摘む。

私は今年、収穫かご持参で参加。
このかご、去年秋のJA品評会の参加賞でもろたやつ。
口広いし、軽いし、なかなか使いやすいわ。

そばに梅の木があって、青い実ぃが大きなってきてる。

時々は腰伸ばして、村の景色を眺める。

村日役も、たまにはええなあ。

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ツタンカーメン豆、発送中

2016年06月06日 | ツタンカーメン豆
一斉に稔り始めたツタンカーメン豆。

今年は春先に鹿の食害に会い、茎の先っちょはことごとくストロー状態になった。


それでも懸命に花咲かせ、


実ぃつけて


その実がどんどん膨らんで



待っててくれてる人達のもとに送り出し中。


500g位までならレターパックで。

多めに採れた時は、希望される方にも一部お分けしてます。
詳しくは左欄ブックマークの「無農薬野菜の店 おかちゃ畑」をご覧ください。




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草は神様

2016年06月03日 | 山野草
田舎の人は草が大嫌い。
畑も田んぼも庭も、草にとっては生き残れる場所やない。
こっそりひっそり伸びかけた一本も、たちまち婆ちゃんに見つかってブチッ。
引っこ抜かれてまう。

けど、野草たちは私のことめちゃくちゃ助けてくれてるんやでぇ。
ヨモギ、ドクダミ、スギナ、オオバコ、イタドリ…。

今はスギナがきれいな時。
初めて刈るスギナは、葉の先の先までシュッとしてる。
農薬も肥料も犬のおしっこもかかってない自分の畑のスギナさんたち。
青うて、きれいで、シュッ。


洗ろうて干して、他の野草と混ぜてお茶にしたり、生のまま煎じて湿疹肌用化粧水にしたり。
万能選手のスギナさん。


こちらはカラスのエンドウ。

先の若い柔らかい芽ぇ摘んでお味噌汁に入れる。
ほんのりお豆の香りして、なかなかのもんでございます。

野草はつまり、旬のお野菜やね。
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