ねこのおなかの日記帳

日々の記録です。

観に行きました

2011-03-21 | 映画
英国王のスピーチ

何も爆発したりしないし、誰も殺したり殺されたりしないのですが、
画面に釘付けのままあっという間の二時間でした。
もう一度観たいです。すばらしかった。

クライマックスの、王のスピーチの場面は圧巻です。
そのバックにベートーベンの曲が
(交響曲第7番の2楽章だと思うのだけど・・・間違ってたらどうしよう)
ずっと流れていたので、
映画を観終わってから寝るまで、
頭の中でエンドレスで回り続けて少し困ってしまいました。

過剰にドラマチックな演出があるわけでもなく、
でもあたたかいユーモアに満ちていて、
とても丁寧に製作された映画なんだなと思いました。


☆わたしはコリン・ファースのかなりのファンですが
(ラブ・アクチュアリーでもマンマ・ミーアでも、
コリンが一番と思って観ていたし、
ブリジット・ジョーンズの日記だって二回も観に行ったけど)、
ファンだから激賞コメントを書いたわけではありませんので・・・・・・☆
ジェフリー・ラッシュも、ヘレナ・ボナム・カーターも、
俳優の方々はみんなすごかったです。
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pomeからコピー

2011-03-21 | 読書
本の感想は、ポメラを使っても、
短く書くことにしました…。




変身  嶽本野ばら

始まりはカフカの「変身」のパロディーですが、
「朝、目が覚めると、絶世の美男子に変身してしまっていた、本来は極端に容姿に恵まれない、
少女漫画家の卵でコンビニ店員の、ある32歳男性」の、マニアックで悲しく笑える物語でした。


乙女の密告  赤染晶子

「ヘト・アハテルハイス」(アンネの日記)を原文で読む、外大のスピーチゼミの乙女たちの物語です。
ちょっとクレイジーなドイツ人教授が出てきて、乙女を「すみれ組」「黒ばら組」に
(いちご大福とウイスキーのどちらが好きか選ぶことによって)分けてしまうくだりは唸った。
女子大生は確かに分けられるかもしれない。そこに何の意味も無くても。


片思い  東野圭吾

何冊か読むうちに、東野圭吾さんの推理小説にはいつも事件以前に明確なテーマがあって、
しかも多くの場合それが時代の最先端なのだということにやっと気づきました。
これは、まだあまり誰もが今のようには注目していなかった時期に書かれた、
「ジェンダー」について真っ向から切り込んだ小説でした。すごいな。


スローモーション  佐藤多佳子

佐藤多佳子さんの、かなり早い時期の作品で、
解説にも書かれていたけど「ホット・ロード」的な世界が描かれています!!
でも主役は「和希」な少女=及川さんでも「春山」な少年=一平兄ちゃんでもなく
その近くにいる生気にあふれた少女で、そこがよかったです。


誠実な詐欺師  トーベ・ヤンソン

ポスト・ムーミンの傑作小説ということだったので借りました。
・・・・・・暗いです!!
フィンランドの冬は厳しく、
漁村で暮らす人々の生活は苦しく、その中でもさらに貧しい姉弟、
知力で道を切り開こうとする姉と純粋な弟の物語。


白昼の悪魔  アガサ・クリスティー

テレビシリーズで観た!!と、珍しく読んでいる途中で思い出しました。
だから犯人が判ってしまったけれど、
忘れていたトリックなどの細かいところを突っ込みつつ、楽しく読みました。


1Q84 BOOK1 4月~6月
       BOOK2 7月~9月(村上春樹・著)

だいぶ前から話題だった本をやっと読みました。
BOOK3も予約したけど、百何十人待ちだからいつ回ってくるやら・・・。

二つの物語が交代で語られ、次第にシンクロしていくかたちです。
現実なのかファンタジーなのかハードボイルドなのか、ジャンル分けできない、
いつもの不思議な村上ワールドでした。すごく続きが気になります。


ギリヤークの昔話  ロバート・アウステリッツ採録・著

1Q84に「ギリヤーク人」の話が出てきて気になっていたときに見つけたので、
借りてみました。
文字のない世界にも深い知恵と豊かな物語があります。
地理的にも近いけど、日本の民話に似たものがいくつもありました。

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