武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

読み聞かせのコツって?

2006年05月09日 11時37分30秒 | Weblog
保育士になりたてのお嬢さんが、「主任さんに、読み方が気持ち悪いと言われた」と、相談にみえた。
4年間で、読み聞かせの講義はなかったとのこと。とりあえず、私を園児と思って読み聞かせてくださいと言った。

読み方は、別に気持ち悪くなんかない。ごく普通に、読んでいる。声が低いので、あまり通りは良くないけれど、充分充分!!
ただ、絵本の持ち方を知らなかった。絵本の選び方を知らなかった。経験や、園の方針があるかもしれないが、あまりにもつまらない本を持ってきた。

お願いね、といって、絵本を選ぶコツを言いました。

読み聞かせに、上手はいらないけれど、本選びは、大切です。子どものレベルに合った本、お話の内容が、シンプルなこと。必ずハッピーエンドになってほしい。無事お母さんのもとへ帰ってくる。よかったねえ、で終わる。
わが子のみの場合は、たとえ悲しい結末でも、抱きしめて、フォローすることが出来る。でも、園児大勢をハグ出来ないよね。不安を抱えたままにしておくのは、酷な事です。

お話の筋が、ふくらみ過ぎて、子ども達が、ついていけないことがある。話が、あちこちに飛んでいったり、唐突に登場人物が増えたり、言いたいことが、二つ以上あったり。理解できなくなると、集中できなくなって、ソッポを向いてしまいます。もしくは、言葉が言葉ではなく、ただの雑音になり、心地よい眠気を誘います。まずは、本って、楽しいものだねえ、と感じてもらいたい。勉強するための本でもなく。

「コツ」はまだまだあるけれど、取りあえず、それだけを伝えました。

きっと優しい、素敵な先生になる、そんなお嬢さんでした。
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ラッシュ時の電車&小さい子

2006年05月09日 10時58分20秒 | Weblog
昨日朝、電車に乗りました。ラッシュのピークは過ぎていたと思いますが、人!人!人! の波に揉まれて、酔ってしまいそうなくらいでした。その上、電車のドアに、ベトリとした液体が…ジュースを振りかけたのでしょうか…触ってしまい、気分は最悪の状態になりました。次の駅でドアから離れることが出来ましたが、きっと何人もの人が、悲しい思いをしたのだろうな。

電車内での飲食は、よく見かける光景です。
小さい子どもに、お菓子を与える。泣く子を黙らせようと、次々に、口の中に甘いものを押し込む。なくなってしまうと、火のついたように、更に泣きます。
最初の一個を、あげてはならない。甘いものをあげてはならない。せめて冷たいお茶を用意して、少しずつ飲ませる。悪循環に陥らぬよう、若いお母様方、お気を付けあそばせ。我慢することを覚えてから、楽しみとして、与えたいものです。

これは私の経験から。
二人目までは、電車で飲食をさせなかった。当然のことと思っていた。親も、子も。しかし三人目の娘に、お兄ちゃん達と同じに与えてしまった!! 一度だけ!!
たった一度の甘い経験が、電車に乗るたび、彼女の頭によみがえります。甘いものを要求し、電車に乗るたびに、泣き叫ぶような子になってしまいました。
失敗です。電車に乗るのが、地獄の苦しみになりました。当時は、車の免許を持たなかったので、移動はバス、電車でした。こんなこともきっかけになり、娘1歳の時に免許を取り、車で移動をするようになりました。

私は、車の利用を選択しました。でも、そのような選択肢を持たない人もいます。
悪循環に陥ったときの対処法、なんてあるのでしょうか。
距離に応じた菓子を持ち歩く。ひたすら泣かせる。電車に乗せない。

ちなみに私は、小田急線利用ですので、できる限りロマンスカーを利用し、泣き始めるとデッキに移動しました。普通車に乗る時には、ドア近くにいて、泣きそうになったら、違うドアに移動する。気分が変わるようですが、ちょっと危険。次の電車を待つことも多かったなあ。くたくたに疲れます。

まあ、子育ての時期は、過ぎてみれば、短い。
楽しんで、苦しんで、子どもと一緒に成長していきましょうね。
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