昨日の「桜桃忌に太宰治を味わう会」は、無事終了いたしました
今年は『魚服記』を読みました
この作品はもう何十年も前から何度も本番にかけていますが
エピソードが多すぎて物語としてまとまりがつかず
漢字を声で表現することの難しさもあったり
一つ一つの言葉の裏の意味を
いったいどう伝えればいいのか
と
なかなか思うように読めなかったのです
さてどうしたものかと悩んで悩んで
発想の転換を試みました
それはそれでおもしろかったと感想をいただき、安堵したところです
来月にはもう一度、地元の朗読会で読むことになっています
もう一度見直して、ほんとうによかったのだろうか検証し
そしてさらに
どこまでできるか挑戦したいと思います
短い作品なのに、ほんとうに体力を要します
美しくも哀しく、あまりにも残酷な物語ですので
精神的にも参りました
全身全霊をかけて、あと何回読めるのだろうか
そんなこんなを今日一日考えていたのでした
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