武 順子(Take Junko) ひとり語りのひとりごと

わがままな朗読家の我がままなひとりごと。「縁側の猫を枕に日向ぼこ」…猫が好き。詩を書く人でもあります。

ピアノから学んだこと

2020年10月19日 12時54分13秒 | Weblog

みなさま、元気でお過ごしですか?

 

コロナ自粛で籠っていた頃、電子ピアノを購入しました。

NHKで駅ピアノ/空港ピアノという番組があって

それをみてピアノが弾きたくなりました。

子どものころバイエルくらいしか弾けぬまま

お稽古もろくにせずやめてしまいましたが

今思えば、なんてもったいない!

海外に出ると

ピアノの置いてある宿も多く

ピアノは飾りではなく弾くものであるということで

私もいつか旅先で

さりげなく日本の童謡など弾いてみたいと

憧れていたのでした

 

さて

 

一番手っ取り早く独学で

ということで

ハノンの教本を購入

ひたすらに毎日弾いております。

朗読で言うところの

発声とか滑舌の稽古ですね。

外郎売が好き、というのと同じです。

 

ハノンと外郎売

 

外郎売は単なる早口言葉ではなく

れっきとた歌舞伎十八番

意味を考えて

文字を読まずに言葉で物語ると

これほどおもしろい演目は

そうそうないのではないでしょうか。

何万回やっても飽きないでしょうね。

 

ハノンも

ただ音符を追うだけだと退屈ですが

メロディを追いながら弾くと

楽しくて美しくて

指が思うように動かなくなるまで弾いてしまいます。

 

先日

ひとりでは手に負えないところが出てきましたので

ピアノの先生にみていただきました。

手に思いっきり力が入っているので

それを抜くことが今後の課題となりました。

これが難しいのです!

力を抜くと

指が酔っ払いのように

ふにゃふにゃになる。

音も出ない。

手ごたえもない。

只今試行錯誤の真っただ中です。

 

朗読でもピアノでも

力を抜くとは

全身の力を抜くのではなく

芯に力を集中させることにより必要な脱力ができるようになる。

お笑いの脱力系も

たぶんどこかに力点があるはず。

 

芸事も生き方も

チカラを抜いて

でも

しっかりと大地を踏みしめて

なぁんてね

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