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あの絵本画家の映画『いわさきちひろ~27歳の旅立ち』予告編《2012・7~全国》山田洋次、高畑勲

2012-08-03 | 動画 ・ 文化芸能
《2012年7月公開》映画『いわさきちひろ~27歳の旅立ち~』予告編



 誰もが知る絵本画家の、知られざる波乱・骨太の生涯。

  彼女の夫は日本共産党の元国会議員・松本善明氏で、自身も。


 2012年7月14日ヒューマントラストシネマ有楽町 と新宿~ 全国順次ロードショー。

  前売り券 WEBにて発売 ←ここは公開日7月14日に終了

     エグゼクティブプロデューサー:山田洋次  監督・編集:海南友子


 7月13日(金)の
 テレビ朝日「モーニングバード」内「週刊人物大辞典」コーナー他、NHKなどで何度かちひろ岩崎知弘の人生が取り上げられました。

   

映画出演
     高畑勲(ほたるの墓などアニメーション監督)

     黒柳徹子(女優・ちひろ美術館館長)

     松本善明(夫・元国会議員)

     松本猛(息子)

     中原ひとみ(女優・知人)  

     早乙女勝元(友人・東京大空襲・戦災資料センター館長)
     
     田島征三(画家)    他


声の出演
  壇れい(女優・ちひろの声)、田中哲司(俳優・夫、善明の声)、加賀美幸子(ナレーション)


 吾輩の実家には「わたしがちいさかったときに」と、「ぽちのきたうみ」という絵本があるはず。 ぽちのきたうみは、なんか泣けますにゃ。吾輩も昔「ぽち」という犬を飼っておりましたし。。画像アップできにゃくて残念。


 ちひろ普及団体のHPでは、グッズ販売をやっております。毎年おなじみカレンダーをはじめ、新作は蓋つきタンブラー(携帯用)や、クリアファイルなど、出ております。

  なお、
   お近くの共産党のボロッちぃ事務所でも、たぶんグッズ注文を受け付けていますよ

    

いわさきちひろ映画14日公開 テレ朝モーニングバードで紹介 誰もが知る絵本画家の波乱の人生

2012-07-13 | 動画 ・ 文化芸能
されましたが…
「当時無職の松本善明さんと再婚」って~・・・笑

弁護士を経て「国会議員」のこの字も聞こえませんでしたね。。

まぁこれがテレビですが。

勿論、ちひろ自身が日本共産党に入党した経緯、そこで善明氏と出会ったことや、党員の妻であることなど言うわけありません。

映画では言いますが。

国会議員くらい言うかも、と思ったけど、
「戦争体験をし、『絵が甘い』等批判されても、命の輝きを描きつづける信念を貫き通した」、
ここまでが限界らしいにゃ。

あしたのジョー2 本当の飢えとは レストランで戦争話シーンyoutube/今の「君が代」強制を劇に 永井愛

2012-06-10 | 動画 ・ 文化芸能
あしたのジョー2 第23話のレストランのシーン(1/2)


ー 第23話「燃える野獣と・・・氷」のレストランでの矢吹丈と金竜飛の接見シーンです.ー


 『  あしたのジョー2 第23話のレストランのシーン(2/2) 』←つづき


 あ、そういえば、以前しんぶん赤旗日曜版(日本共産党だけの資金で作る日刊大規模新聞の日曜版)に、

 ちばてつや氏のインタビュー(戦争体験とか)載ってましたにゃ。また今度でもアップするかもにゃ。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ーー日本人って、
 
 思想信条の自由や言論の自由が、民主主義の根本だってことが、実はよく分かっていない



 憲法に保障された内心の自由について生徒に説明した教師は、

    教育委員会から厳重注意を受ける


  なんてことも、一般には知られてないんじゃないでしょうか。ーー





 インタビュー 劇作家・演出家 永井愛さん

  「君が代」問題をコメディに

   強制を変と思わぬ滑稽さ、異常さ
        2012年04月06日 



 教育現場の「日の丸・君が代」問題を描いたコメディ

    「歌わせたい男たち」  



05年の初演以来、全国で話題を呼び、大阪でもさまざまな劇団が取り上げてきました。昨年12月には劇団きづがわの舞台が反響を呼び、5月のアンコール公演が決定。
作者で劇作家の永井愛さんを東京に訪ね、作品に込めた思いなど聞きました。  (聞き手は佐藤圭子編集長)


 ――「歌わせたい男たち」は卒業式を迎えた公立高校が舞台。音楽講師を主人公に、「君が代」を何が何でも歌わせようとする校長や先生、強制に反対する先生の姿がコミカルに描かれています。

3度拝見しましたが、いつも、笑って笑って、最後は背筋が寒くなる

今回は、舞台を都立高校から大阪の府立高校に、言葉も大阪弁に変え、いっそう大阪の教育現場と重なって見えてきます。永井さんは新聞記事を見て作品を着想されたそうですね。


不起立248人―どんな思いで

永井 2004年4月、この年の都立高校の卒業式と入学式で「君が代」斉唱時に立たなかった先生たちを「職務命令違反」で処分したという記事を見たんですが、248人もの大処分なのに、他の記事に混ざって、埋没しているようだったこともショックで、民主主義が不意打ちをくらったみたいに見えました

 248人というと相当な数のようですが、各学校ではおそらく一人か二人

その先生たちがどんな思いで不起立や伴奏拒否をし、周りの先生たちはどう反応したのか。その一つ一つに人間の見るべきドラマがあるだろうと思ったんです。

 取材したり調べたりすると、いろんなことが分かってきました。

たとえば、不起立の先生が出た場合、その先生だけでなく、校長と副校長と教務主幹が教育委員会の研修を受けさせられ、その上、その学校の教員全員が10日間の再発防止研修を受けなければならないとか。学期末の一番忙しい時にですよ。

憲法に保障された内心の自由について生徒に説明した教師は教育委員会から厳重注意を受けるなんてことも、一般には知られてないんじゃないでしょうか。


 ――お芝居の中に出てくる話はすべて本当の話だそうですね。
永井 確かに、実話を基にしたものが多いですね。


口元チェックするおかしさ

 世の中には絶対に喜劇にできないことがありますが、私はこの問題を喜劇として捉えました。

強制する側が自分たちが異常だと気付いていないことの滑稽さです。トイレにまでついて来て起立してくれないかと言うなんて、もう笑うしかないじゃないですか。

 大阪の高校の卒業式であった口元チェックの話も、テレビに出てきた校長がいかにも正しいことをやったように語るのを見て、マジでこういうことやる人って大丈夫?と思った人は多かったんじゃないでしょうか。

 「歌わせたい男たち」では、不起立の先生よりも、むしろ起立させたい人の意見をたくさん書きました

不起立の先生が出たら周りがどんなに迷惑するかばかりを心配し、強制自体を変だと感じていない人たちを観客がどう見るか。それを私自身が知りたかったんです。


 ――このお芝居は、イギリス公演のために書かれたそうですね。

ボツになったイギリス公演

永井 ロンドンの劇場の芸術監督から、私の新作を東京とロンドンで同時上演しようと勧められたんです。

たまたま「歌わせたい男たち」を構想していたんですが、ロンドンで私の芝居が通用するかどうか分からないと言うと、彼は、どこの国の話であろうと、それが人間に起きることなら普遍性を持ち、どこでだって通用する。誰だって理解できる。だから、本当に人間に起きることを書いてくださいと言いました。

 それであらすじと企画書を書いて送ったら、「これはいったいいつの話ですか?」(笑い)。

「現代です」と答えると、「もしいま、ロンドンの学校でこんなことが起きたら、まず同僚の先生が黙っていないし、市民も抗議して、国じゅうが大騒ぎになる。なぜ不起立の人だけが孤立してこんなたたかいをしているのか、そういうことを突っ込まれますよ。
このままではロンドン市民に理解されません」と言われてボツになりました。

 その時、海外の目で見たら、日本で起きているこの問題は、おかしいことなんだとあらためて思いました。
それで世界の国歌斉唱事情を調べてみたら、学校の式典で国歌斉唱をやっているところはほとんどない。欧米では、卒業式や入学式そのものがないんですね。

 それが日本では、公立学校での国歌斉唱は当然だと、起立斉唱を職務命令として義務付けるようになった。
 そして、「先生が決まりを守らないと生徒がルール違反したときに注意できなくなる」という理屈に転嫁させちゃってる。

支配者側が巧みなのは、思想信条の問題にしないように、職務命令違反のほうに持っていくところです

 日本人って、思想信条の自由や言論の自由が民主主義の根本だってことが、実はよく分かっていない
だから、規則で人を締め付け、罰則で強引に管理しようとする人にリーダーシップがあると思い込んでしまう。

そういうリーダーシップは恐ろしく古いし、ダメージを受けるのは、処分される先生だけでなく、自分たち市民であり、自分たちの子どもであるという認識が、もっと共有されるべきだと思います。


 ――永井さんの作品づくりのスタンスを聞かせてください

永井 私は非常に臆病な人間で、いつもどうやって生きていったらいいかと迷っています。
父親(画家で日本共産党員だった故永井潔さん)は戦争に行ったり、治安維持法で検挙されたりと、さんざんな目に遭いました。
そういう時代が終わってから生まれて、二度とそんな目に遭わないで済むと思っていたら、ちょっと待てという事態になってきました。

臆病な市民の立場から書く

 何度も処分されながらも、不起立や伴奏拒否を貫いている人は立派だと思います。
けれど、そういう人を「立派」なまま孤立させちゃいけない。せめてロンドン市民にも理解できるぐらいに、「同僚の先生が黙っていないし、市民も抗議して、国じゅうが大騒ぎになる」ような世の中にしたいですね。

 私はこれからも臆病な市民の立場から物を書いていきたい。「私がこんな目に遭っちゃったらどうしましょう」というような視点に観客を巻き込み、物の見方をリセットしたり、生命力を活性化させる力になるような芝居をつくっていきたいと思います。


日本共産党大阪府委員会
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ながい・あい
劇作家・演出家。二兎社主宰。身辺や意識下に潜む問題をすくい上げ、現実の生活に直結した、ライブ感覚あふれる創作を続け、日本を代表する劇作家の一人として海外でも注目を集める。主な作品は『パパのデモクラシー』『兄帰る』『萩家の三姉妹』『こんにちは、母さん』『歌わせたい男たち』など。今秋には新作『こんばんは、父さん』公演予定。

■劇団きづがわ第64回公演「歌わせたい男たち」(永井愛作、林田時夫演出)
 5月11日(金)午後7時、12日(土)同2時・6時半、大阪市立こども文化センター(地下鉄西長堀駅下車)。料金=一般2500円、シニア(65歳以上)・障害者・学生2千円、ペア4千円(当日各500円増)。06・6551・3481劇団。(2012年4月8付「大阪民主新報」より)


ものまねグランプリ特選 福田彩乃 おかもとまり 高田紗千子

2012-06-04 | 動画 ・ 文化芸能
ものまねグランプリ特選


福田彩乃:ローラ、吉高由里子、綾瀬はるか、松嶋菜々子、竹内結子
おかもとまり:鳥居みゆき、岡本夏生、はいだしょうこ
高田紗千子:安めぐみ、菅野美穂、しずちゃん

  他、歌まね等。

 『 サンドウィッチマン 「外国人アルバイト」  』

与謝野晶子 タブーへ挑戦 国会の様子『駄獣の群』民衆を代表せず動物的利己を計り・・君死にたまふこと勿れ

2012-05-24 | 動画 ・ 文化芸能
 与謝野晶子 タブーへの挑戦

没後70年に寄せて 入江 春行



 第一歌集『みだれ髪』(1901年8月刊)で、

 やは肌のあつき血潮にふれも見でさびしからずや道を説く君

などと詠んで、性愛というタブーに挑戦して、「まるで娼妓だ」と眉をひそめさせた与謝野晶子(1878~1942)は、その3年後、日露戦争の最中に長詩『君死にたまふこと勿れ』を発表(1904年9月号の『明星』)し、その中に「すめらみことは戦ひに/おほみづからは出でまさね」と、日本最大のタブー・天皇の問題に挑戦した。


 関心の広さと深さ

 それで「乱臣賊子、国が刑罰を与えよ」と糾弾されたが、晶子は「撤回しない、100年たったら私の詩歌碑が建つ」と反論した。自信家でもあり、予言者でもある晶子の面目が躍如としている。
同窓会名簿から削除せよ、とまで言われた晶子の母校には今、「君死にたまふこと勿れ」の碑が立っている。

 「君死にたまふこと勿れ」の発表から8年後、ちょうど今から100年前の1912年、5ヵ月にわたって、フランスをはじめヨーロッパ各地を巡遊し、日本の女性がいかに無権利状態に置かれているかを痛感した。
渡欧前にすでに評論集を1冊出していたが、この体験が大正期におけるオピニオンリーダーとして活躍する素地となった。

 平塚らいてうとの「母性保護論争」は興味津々だし、といって今、晶子の数多い警世の評論文について詳述することはできないが、「女子の独立自営」「婦人改造と高等教育」「選挙に対する婦人の希望」「何故の出兵か」「食糧騒動について」「婦人も参政権を要求す」「非人道的な講和条件」といった題目をアトランダムに抜き出しただけでも、彼女の関心の広さと深さを感じとることができる。
 
 女性が政治を論ずることがタブーとされていた時代(女性は政談演説を聞きに行くことも禁じられていた)に、彼女は国会の様子をつぶさに知り、「駄獣の群」という痛快な詩を1915年に発表している。

一部だけ紹介すると、「此処にある者は/民衆を代表せずして/私党を樹て、/人類の愛を思はずして/動物的利己を計り/公論の代りに/私語と怒号と罵声とを交換す。」といった調子の長い詩である。


 「無欲かつ民衆的」

 その晶子が「現在の代議士の中で最も純潔な、最も無欲な、且つ最も民衆的な唯一の壮年国士」としているのは山本宣治である。「氏を失ったことは日本人の大きな損失」と悼んでいる(「無産者は暴力を否定す」1929年3月)。

 「駄獣の群」を引用した議員に対して、仙石由人官房副長官(当時)は激怒した(朝日新聞2011年8月14日朝刊)そうだが、それはむしろ図星だったからではないか。

現在の国会で「駄獣」でない議員は衆議院に9人、参議院に7人しかいない、ああ。

 なお、晶子の論評(文芸評論を除く)の代表的なものは岩波文庫『与謝野晶子評論集』で読むことができる。
(いりえ・はるゆき 日本文芸学会常任理事)

(しんぶん赤旗日刊紙・2012・5・23)

しんぶん赤旗Wikipedia ←検索プリーズ

山本宣治
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E5%AE%A3%E6%B2%BB

三毛猫ホームズの声 赤川次郎氏の橋下批判ー 密告奨励は独裁につきもの(朝日投稿)

2012-05-05 | 動画 ・ 文化芸能
 とある「奈良民報」の投稿より。  
「三毛猫ホームズの推理」は今夜5日(土)日本テレビ系列であるようです(4話目)。

 
 「三毛猫ホームズ」の「声」

 最近読売テレビで、赤川次郎原作の「三毛猫ホームズの推理」が始まった。

 何十年も前、このシリーズの小説は大ヒット、私も何冊か読んだが、(中略)久々の華々しい登場であると、なつかしみをかんじていたところ、4月14日付けの朝日新聞の「声」欄に、同氏の投稿があった。


 題して 「橋下氏、価値観おしつけるな」

 曰く、「橋下市長は大阪府立和泉高校の管理職をなぜ処分しないのだろう。 教師の口元チェックをしながら、姿勢正しく心をこめて『君が代』を歌えたはずがないのだから。
 それにしても生徒のためのものであるはずの卒業式で、管理職が教師の口元を監視する。なんと醜悪な光景だろう! 橋下氏は、独裁も必要といっているそうだが、なるほど『密告の奨励』は独裁政治につきものである」。


 そして、府知事時代、初めて文楽を見て、こんなもの二度と見ないと言い放ち補助金を削減したのは、文楽に対する理解不足であると喝破。最後にこう結んでいる。

 「過去に学ぶ謙虚さを持ち合わせない人間に未来を託するのは、地図もガイドもなく初めての山に登るのと同じ」であり、遭難する時、我々みんなが道連れにされるのだ。
 と警笛を鳴らしている。

 さすがに作家らしく、わかりやすく洒脱に、しかし本質をつかんだ叙述であった。
 その後日、これに賛同する複数の投書が掲載された。 また、24日夕刊の「素粒子」欄に次のようにあった。

 「何でもいいけど何かやりそうな。そんな候補が票を集める人気取り合戦。この国の明日を見るような仏大統領選」。

 フランスの状況にはあまり詳しくないが、この国の現在の危うさは同感。朝日新聞にも、橋下氏にきな臭さを感じている人がいるのだろうか。

 第二次大戦後、深ーく反省したはずの大新聞、目新しさだけで無批判に報道し、過去の轍を踏まないようにしてほしいものだ




  氏は、理由偽装による市民監視のアンケートもご趣味ですしにゃ。弱いものをいじめたり監視するのがとても楽しいと見られます。自分の?日本の?力を鼓舞するのは、そんなに楽しいものなんでしょうか? その他改憲派の方々も。
 誰も、日本を攻撃なんてしませんよ。もっと弱らない限り・・。弱らせてるのは、上記の方々ですが。。。

それはそうと、そういえば吾輩はネコ型のくせに、「三毛猫ホームズ」さんは一度も見たことも読んだこともないので、今夜。

 

ネコ型おりがみ(初級・上級)! イヌ型・ブタ型・ゾウ型 /原爆ドームと折鶴広場

2012-05-05 | 動画 ・ 文化芸能
Daily Origami: 269 - Animal Finger Puppets



 1:00~ご覧ください。犬、ブタ、ネコ、ゾウの順で。よく似た工程ですが。

 吾輩もネコを一緒に折ってみた。大きく作ったら、被ってネコになれますにゃ!


 お手紙にもできるし、ひっくり返して耳折れば、祭壇の入れ物?みたいにもなるし、
猫作って耳をさらに少し変えれば、ブタになったり丸耳猫のマンチカン?みたいにもなりますにゃ。

 ネコ型 折り紙で検索したら、胴体つきでめちゃリアルな、神業ネコのおりがみyoutubeも。

 『 Origami Neko - Cat (Jo Nakashima)  』←上のyoutube画面でご検索。

 神にゃん!
 全身複製には厳しい修行が必要かと、弱気になったにゃん。

こちら⇒もすばらしい。『 ひと裁ち折り the movie! 007 新作!我輩はネコである! 』
 不器用な人にはこちらの方が簡単に出来そう。小さく作ってカードに貼ったりするとかわいいですにゃ。
 他、ひと裁ちじゃなく線になぞって切る切り紙も、いろいろ出来て・・4つ折り、6つ折り、8つ折等でレース状にも♪
  

 

    
   5月3日の原爆ドームと平和公園の折鶴広場  


    
 折り紙研究会の練習模様。↑おしゃれな紙で大きく作れば食器、
 小さく作れば犬型箸置き、うさぎ型箸置き等。
 封筒や財布、ブックマーカー、ウォールボケット、ティッシュ入れ等、かわいい実用折り紙があるんですにゃぁ。
 新婦人の皆さま、サークルとかいかがです?


『カーネーション』総集編と戦争に反対した人々・蟹工船の小林多喜二も

2012-05-02 | 動画 ・ 文化芸能
 しんぶん赤旗2012・1・11(水)  テレビ・ラジオ欄(レーダー)より

  
 戦争と時代見つめる確かな仕掛け

 NHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション」を見ていて、オッと思ったことがありました。

 昨年12月に放送された第12週。すでに太平洋戦争が始まり、糸子(尾野真千子)の夫・勝(駿河太郎)も兵隊に取られ、統制も強まってきた頃です。

 青年が官憲に追われるシーンがさしはさまれました。

 街の人の「アカや」という声。その声に反応した子どもが「アカって何?」

 糸子の答えは「赤に白混ぜたら何になる」でした。子どもが「もも色」と答えます。「もっと混ぜたら」「さくら色」。

 禅問答のようですが、「アカ」と呼ばれる人たちは特別な人ではないという意味と、とれました。

 短い場面でしたが、戦争でがんじがらめにされた国民の姿をより鮮明にしたのです。

 ヨーロッパでは戦争に反対する人々を描いたドラマはたくさんあります。しかし日本では、戦争の悲惨を描くことはあっても、戦争に反対した人々を描くことはまずありません。 それだけに光ったシーンでした。

 脚本は、原田芳雄・尾野真千子主演の「火の魚」で高い評価を受けた渡辺あや。1人の女性の成功物語を描きながら、戦争と時代を見つめる確かな仕掛けを潜ませています。
 
 幼馴染勘助(尾上寛之)の存在もその一つ。1937年、勘助が召集されます。戦時色は強まっていますが、庶民はごく普通の生活を送っています。糸子も、事業の拡大に懸命です。しかし翌年、戦場から帰ってきた勘助は別人のようになっていました。いまでいうPTSD(心的外傷後ストレス障害)です。

 渡辺は勘助がどんな戦場体験をしてきたかは触れません。しかし勘助のおびえた、絶望的な姿を描くことで、当時の中国戦線で何があったのかを想像させ、この時代を深い位置からとらえさせるのです。

 勝、勘助、泰蔵兄ちゃん(須賀貴匡)は戦死し、戦後編が始まりました。渡辺は、3人の気持ちや、声を一切伝えることはありませんでした。何も描かないことが、死んでいった男たちの無念の大きさを語ります。ドラマの底に戦争の非合理が沈んでいるのです。

 戦後の復興。エネルギッシュな糸子、岸和田弁のたんかは変わりません。庶民の熱気があふれています。ひたすら前に進む糸子の生き様が心地よいのは、陰の部分もしっかり見つめた脚本の力にありそうです。 (荻)


 1・12(木)の潮流より↓

 (カーネーション)の主人公の魅力にも触れましょう。古い考え方やしきたりに囚われず、たんかを切って先を切り開こうと挑む彼女。潔く生きる姿に、「夢はみるものでなく、かなえるもの」という言葉を思い起こします。

 彼女は、カーネーションが好きです。枯れにくく、枯れてもまだしっかり立っている花だから、と。
 カーネーションは、江戸時代にオランダから日本に伝わってきました。

 カーネーションは、ナデシコ科ナデシコ属の花です。にほんでは、オランダナデシコとも呼ばれます。

 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の沢穂希選手が、国際サッカー連盟の2011年女子世界最優秀選手に選ばれました。代表チームに入り18年。初のワールドカップ優勝をなしとげました。「夢は見るものではなく、かなえるもの」は、沢選手の信条です。

 表彰式で、男子最優秀選手のメッシ選手と並んで記念撮影におさまる姿がすがすがしい。「なでしこジャパン」も、「カーネーション」の主人公も、軍国日本がもてはやした、男性におとなしく従い、尽くす、「大和撫子」の像からほど遠い。

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 『カーネーション』の総集編をゴールデンウィークの憲法記念日に放送するそうです。
 関西地域で特に人気が高かったのか?、4月26日(木)関西限定で特番もあったようです。


 『カーネーション』前編 【NHK総合】5月3日(木・祝)AM8:20~9:48

          後編 【NHK総合】5月4日(金・祝)AM8:20~9:48

 *都合により放送時間が変更となる場合があります。ご了承下さい。(公式HPより)


 
 ついでに、戦前の激しい弾圧の中で節を曲げず命を落とした「アカ」の方々の一部、お名前を載せておきます(いつぞやの赤旗に載ってた分)。

 まず、そろって24歳の若さで亡くなった女性たち。

 伊藤千代子、高島満兎、田中サガヨ、飯島喜美 の4人。

 渡辺政之輔、川合義虎、市川正一、小林多喜二、野呂栄太郎、岩田義道、上田茂樹、国領五一郎など、
多くの活動家が弾圧で命を奪われた。


 この中の小林多喜二は、著書『蟹工船』が貧困と格差が広がる中、日本でも一大ブームとなりましたが、韓国、イタリア、フランス、スペインなどでも翻訳され、多数の読者を得ているそうです。

 スペインでは『蟹工船』が翻訳・刊行されて、1万人以上の読者を獲得、それをふまえて、多喜二の第2作の紹介として、昨年1月『党生活者』の翻訳・刊行になったとのこと(スペイン訳の書名は『同志』(エル・カマラダ))。

【 戦前の先達たちが苦闘の中から生み出した芸術作品が、時を超えて21世紀に、日本だけでなく世界各国に広がり、貧困や格差とたたかう人々を励ましているのは、本当にうれしいことです。】←志位委員長談。

 

  

映画『オレンジと太陽』予告編 イギリス・児童移民(連行)の実話 英ジム・ローチ監督

2012-05-02 | 動画 ・ 文化芸能
映画『オレンジと太陽』予告編


良い映画なんでしょう。映画自体は観てみたいと思いました。ただ、この宣伝動画を観て、なんというか「感動」なの!?と思い、少し観る気が失せた感じはしました。

 
 なんという映画だろうか。ヨーロッパ映画はまた一本の名作を生んだ。ジム・ローチ監督の初監督作品「オレンジと太陽」である。

 イギリス政府は19世紀からごく最近の1970年まで、驚くべき数の施設の子供たちをオーストラリアなどへ【移民】していた。親にも知らせず、強制的に・・・。

 映画「オレンジと太陽」は、このイギリス最大の国家的スキャンダル【児童移民】の真実を明らかにした実在の女性、マーガレット・ハンフリーズの物語である。

 マーガレット・ハンフリーズ(エミリー・ワトソン)は、イギリスのノッティンガムでソーシャルワーカーとして働いていた。
ある日マーガレットは、見知らぬ女性に「私が誰なのか知りたい。幼い頃に、たくさんの子供たちと一緒に船でオーストラリアに送られたのよ」と訴えられた。自分が誰なのか、母親がどこにいるのかも判らない、と言う。

 子供だけがオーストラリアに送られたなどという話を信じられなかったマーガレットだが、ある集まりでも同じように「弟がオーストラリアに連れて行かれた」という話を聞く。

 調査を始めたマーガレットは、やがて強制的にオーストラリアに送られた子供たちがいることを知った。そして、その児童移民がイギリス政府によって行われていたことも。

 マーガレットはオーストラリアに渡り、オーストラリアで子供たちを【保護】してきた慈善団体の集会に参加する。そこで大勢の人たちから家族を捜して、と頼まれた。

 親は死んだと騙されて船に乗せられ、【太陽が輝く美しい国で毎朝オレンジをもいで食べるんだ】と言われて連れて行かれた子供たちを待っていたのは、過酷な労働と虐待、性的暴行だったのだ。しかもその虐待には、慈善団体や教会までもが関わっていた。

 彼女の調査はしだいに大きな運動となっていったが、彼女への誹謗や脅迫行為も日増しに強まり、目隠しされた【市民】、歪められた【善意】が彼女を痛めつける―。


 この胸の張り裂けそうな実話を、ジム・ローチ監督は声高に告発するのではなく、Who am Ⅰ?(私は誰?)の問いかけに向かい合い、節度をもった静かな語り口で描いて見せる。

初監督とは思えない、熟練の技だ。ジム・ローチ監督は、イギリス映画の名匠ケン・ローチ監督の息子だというが、監督一作目にして父に並んだ。

 マーガレット・ハンフリーズを演ずるのは、1996年「奇跡の海」で女優賞を総なめにし、最新作「戦火の馬」でも話題の演技派女優エミリー・ワトソンだ。脅迫や中傷に傷つきながらも信念を貫いたマーガレットという女性を見事に演じきった。

 児童移民の一人であるレン(デイヴィッド・ウェナム)とマーガレットの関係も深く、刺激的で、観る者をドラマ世界に強く引き込む。

 恥知らずで忌まわしい児童移民の国家事業は、1970年まで続いていた。児童移民の数は、なんと13万人を越えるという。

 この映画の撮影中だった2009年11月16日、オーストラリアのケヴィン・ラッド首相は【忘れ去られた子供たち】に正式に謝罪し、2010年2月24日にはイギリス首相が児童移民の事実を認めて正式に謝罪したが、オーストラリアがイギリスからの児童移民を促進した背景には、
太平洋戦争中、日本軍がオーストラリア各地を攻撃したことによって、アジアからの防護が叫ばれたことがあったのだという。
この事件は、我々日本人にとって無関係ではなかったのだ。

 私は本誌に映画紹介を書くにあたって、昨年から何本ものヨーロッパ映画を見てきた。本誌に映画紹介を書いた作品だけでも「木漏れ日の家で」「やがて来る者へ」「少年と自転車」、そして「オレンジと太陽」。
こうしたハードな社会的テーマをもった名作が次々に作り出されるヨーロッパ映画界の底の深さに、私は驚嘆するばかりである。

 「オレンジと太陽」は、すでに4月14日から東京・岩波ホールでロードショー公開されており、順次全国で公開される予定だ。しかし公開が予定されている劇場の数は少ない。

 この映画がまず東京でヒットし、全国各地の映画館で上映され、多くの映画ファンにこの映画を見る機会が与えられることを、私は切に願う。

【学習の友 5月号】(たかはし・くにお/映演労連フリーユニオン委員長)。
オレンジと太陽
http://oranges-movie.com/

映画 『南京!南京!』 河村たかし名古屋市長 「南京大虐殺なかった」発言

2012-04-19 | 動画 ・ 文化芸能
 名古屋市長の「南京大虐殺なかった」発言 

     関係改善の努力を否定
    映画監督 陸 川(ルー・チュアン)さん



 日中国交正常化40年の今年、河村たかし名古屋市長が「一般的な戦闘はあったが、南京大虐殺はなかった」と発言。両国の文化交流が相次ぎ延期されました。

国際的に認められた事実を否定する日本の政治家の言動は、中国の人々にどう映っているのか。この歴史的事件を映画「南京!南京!」(2009年)に描いた中国の陸川(ルー・チュアン)監督に聞きました。(聞き手・田中佐和子)


 名古屋市長の発言は、私たち中国人には到底受け入れられないものです。例えばドイツの市長が「ユダヤ人虐殺はなかった」と発言したら、全世界で大問題になるでしょう。それと本質は同じではないでしょうか。

広島・長崎の原爆で20万人余の市民が犠牲になったことを日本人誰もが知っているように、中国人は南京大虐殺の事実を知っているのです。市長は何を意図しているのか。日本はまた戦争をしたがっているのではと恐怖感を覚えます。

あらゆる資料に目を通し言える

 私は映画「南京!南京!」を撮るため、2年以上かけて南京大虐殺に関するあらゆる資料に目を通しました。数百冊の文献、日本兵が撮った4万点の写真や日記、手紙。台湾や日本の友人からいろいろ送ってもらったり、ワシントンに所蔵されている資料も見に行きました。大虐殺はあったとはっきり言えます。それを否定することは、中国の人々をもう一度深く傷つけることになるのです。名古屋市長は謝罪するべきです。

 映画を通して中国と日本の共通の歴史の記憶を作り、両国の友情の架け橋にしたいと考え、私は「南京!南京!」を作りました。ですからこれまでの抗日映画とは異なり、日本の視点を入れています。日本兵は「鬼」ではなく普通の人間だったし、良心を辛うじて残していた人も中にはいたと。

 「南京!南京!」に登場する日本兵は、日本人俳優に演じてもらいました。東京で90人の俳優に会って選考したのですが、最初に選んだ有名な俳優は結局辞退してしまいました。実際に演じてくれた俳優たちは、とても勇敢だと思います。

彼らにも大虐殺の資料を読んでもらったのですが、最初はとても驚いていました。しかし事実を認めて受け入れ、演じてくれました。撮影の最初の2ヵ月間、毎日泣いてる役者もいましたよ。彼らの協力がなかったら、私の作品も昔の抗日映画と同じものになってしまったかもしれません。心から感謝しています。

方のメディア 大衆の声伝えて

 中国での評価は真っ二つに分かれました。半数からは猛烈な抗議を受けましたが、半数は好意的に受け止めてくれました。しかしそうやって日本人の立場を理解しようとした中国人も、名古屋市長の発言を聞いて「結局日本人は何も反省していない」と思うでしょう。彼は、両国の関係を良くしようとたたかってきた人たちの努力を無にしようとしているのです。

 私は何度か日本にきていますが、交流した日本の教員や学生、弁護士の皆さんは、南京大虐殺を否定したりはしません。しかし中国の一般の人々には、そうした声がなかなか届いていないのです。名古屋市長が、日本の民衆の気持ちを代弁しているとは思えません。日本の人々がこの問題をどう見ているのか、ぜひ中国人に伝えてほしい。日本のメディアも中国のメディアも、もっと大衆の声を伝え、メディア同士が交流できればと思います。

 「南京!南京!」は、未だ日本で配給が決まらず、映画館で上映することができません。日本が民主国家であるなら上映して、感想を交流したい。自らの罪を認めて反省してほしいのです。戦争は全人類の敵ですから。名古屋でも上映できたらいいですね。ぜひ市長にも、この映画を見てほしいと思います。
(赤旗日刊紙2012・4・4)

【ルー・チュアン 1970年生まれ。「ミッシング・ガン」(2001年)で監督デビュー。「ココシリ」(04年)で中国の金鶏賞最優秀劇映画賞、東京国際映画際審査員特別賞など。「南京!南京!」はスペインのサンセバスチャン国際映画祭最優秀作品賞を受賞。

犬とネコは甘えるしぐさが真逆 ダーウィンとマルクスの社会進化論

2012-04-17 | 動画 ・ 文化芸能
 ダーウィン 今に生きるアイデアと観察眼
 
 ダーウィンは生き物の不思議を研究している現代の科学者にも、新鮮な刺激を与えてくれます。

 『ビーグル号航海記』(1839年)、『種の起源』(1859年)が有名で、他にも20冊ほどの著作があります。
 ありとあらゆる生き物、オスとメスの役割分担などを観察し、アイデアを山ほど書き残しています。 


 犬・猫の研究


 例えば、 「飼い主に甘えるときの行動が犬と猫で正反対」という感情表現の進化に関する研究が興味深い。

 『動物と人間の感情表現』(1872年)に絵入りで紹介されています。日本語訳がなく、あまり知られていない研究の一つです。

 ネコは足を突っ張ってしっぽを立て、頭を下げて飼い主に甘える。
 犬は、姿勢を低くしてしっぽを振り、頭をもたげて甘える。


 我が家の猫を改めて観察してみると、ダーウィンの言う通りなんですね。確かに犬もそうです。

 犬好き、猫好きはたくさんいても、この相違に気づかなかった。何にでも注意深く関心を持つダーウィンは疑問に思ったんですね。

 ダーウィンは、犬と猫が甘える姿勢を逆転させると、それぞれ獲物を狙う姿勢になることにも気づきました。

 犬は獲物を狙うとき、しっぽを立てて足を突っ張る。これは猫が甘える姿勢と同じ。逆に、
 猫の攻撃姿勢は、犬が甘える姿勢と一致します。
 
 犬と猫の攻撃姿勢と愛情表現という正反対の感情表現が進化の結果として生まれてきたと考えた。すごく面白いアイデアです。

 攻撃や防御に伴う感情表現は、ヒトに進化していく過程でさらに複雑化していきました。
 現在、愛情、しっと、憎しみなどの感情を進化理論を活用して解明しようという研究が盛んです。
 ダーウィンは130年以上も前に、同じようなことを考えていたんですね。


 冒険の旅へ

 ダーウィンといいますと、気難しそうなイメージかもしれません。でも、とってもいい人で、幼少から植物や昆虫に親しんだ自然大好き人間でした。
 最初、エディンバラ大学医学部で学んだダーウィンは、麻酔なしの手術や血を見るのが嫌で”不登校”になります。

 今度は聖職者になろうと、ケンブリッジ大学神学部に入りなおして卒業する。ところが植物学者ヘンズローに出会って野山を歩き、聖職者ではなく、植物や地質の研究をしたいと思うようになったんです。

 22歳のとき、ヘンズローが「英海軍の測量船ビーグル号に博物学者として乗り込み、世界一周の航海に出ないか」という耳寄りな誘いを持ちかけてきました。
 1831年12月27日、ダーウィンは5年間の冒険の旅に出発しました。

 進化を解明

 船酔いで相当苦しんだものの、南アメリカに着いてからは驚きの連続でした。(船の長さは約27メートル、242トン。74人が乗り込み、身動きできないほど狭い船内でした。)

 絶滅したアルマジロの化石を発掘したり、熱帯の鳥や植物に目を丸くした。
 南米を3年半かけて調査。アンデス山脈を歩いたり、熱帯の森林を探検。ねずみの仲間の巨大なカピバラや、地を走るレアという鳥などに目を見張る・・。さぞ、毎日が楽しかったことでしょう。

 ビーグル号の旅を通じ、解明したいと思ったのが生物進化の問題でした。でも、有名なガラパゴス諸島で進化理論を思いついたわけではないんです。
 陸ガメの甲羅模様やフィンチ(ヒワ)のくちばしが鳥ごとに違うー。このことに最初は気づかず、ダーウィンは帰国後にあわてて調べ直しました。

 ”記録魔”だった彼の日記を見ると、少しずつ、進化の考え方に到達していったことが分かります。

 
 革命的理論

 ダーウィンが『種の起源』を著したのは、世界一周から戻った23年後の1859年。
 そこで示した生物進化の理論は、自然選択(自然淘汰)と呼ばれます。

 例えば、赤い花と白い花があるとします。花粉を運ぶ蜂が赤い花を好めば、白より赤がたくさん子どもを残します。
 その結果、世代とともに、蜂に好まれる赤い花が増えていきます。なんだか当たり前過ぎる話です。しかし当時、これは画期的、革命的な考え方だったのです。

 現代に通用

 なぜ革命的かー。個体間の性質の違いだけで自動的に進化が起きてしまい、進化のプロセスに神が介在する余地がなくなるからです。また、その考え方を突き詰めると、人間もサルから進化したことになります。

 このため、「神が万物を創造した」というキリスト教の教えが絶対だった当事のヨーロッパでは、大変な騒ぎになりました。
 神を冒涜する理論だったのですね。

 ダーウィンの時代には、DNA(デオキシリボ核酸)など遺伝子の実態も知られていませんでした。最近は、ゲノムの解明など、生物学の研究が飛躍的に進んでいます。そこをとらえて「ダーウィンは古くなった」という人もいますが、ダーウィンが組み立てた生物進化のアルゴリズム(手順)自体は今でもまったく崩れていないのです。

 いま、人間の手による持続不可能な開発が問題になっています。熱帯雨林やサンゴ礁が減少、生物の多様性が失われて着ています。
 失われた生態系を元に戻すのは不可能に近く、どこかで食い止めなくてはなりません。

    -- 矢原徹一(日本生態学会会長・九州大学大学院教授)

 
 進化論とマルクス

 ダーウィンの進化理論は、マルクス、エンゲルスなど進歩的な社会思想にも大きな影響を与えました。
 
 エンゲルスは、『フォイエルバッハ論』の中で、
 ●細胞の発見 ●エネルギーの転化の発見 ●ダーウィンの進化理論 を、
 19世紀自然科学の【三つの決定的発見】と紹介しています。

 1883年、マルクスの葬儀で読んだ弔辞では、
 「ダーウィンが生物界の発展法則を発見したように、マルクス人類の歴史の発展法則を発見しました」と述べました。


   (しんぶん赤旗 日曜版 2008年12・28、2009年1・4合併号より)


  130年前に、【人類の歴史の発展法則を発見した】と言ってるのですから、現代人の骨身に浸透させて、戦争や権力社会弱者いじめの歴史を無駄にしたくないところですにゃ。。。

 前回記事にサルの映像をアップしたところですが、本能をむき出す「猿」を野放しにしていては・・どうなりますかにゃぁ。。
 「猿」といっても、豊臣秀吉よりは暴君織田信長のイメージかもにゃ??と、三浦綾子著「細川ガラシャ夫人」を読んだ吾輩は思いましたが・・


マーガレット・サッチャー『鉄の女』 新自由主義の先駆者 勝利者の傲慢 ー理由はあとから付いてきたー

2012-04-10 | 動画 ・ 文化芸能
 大門実紀史「忙 中 遊 あり」より 
  
 
映画のすすめ12-「鉄の女」 <理屈はあとから付いてきた> マーガレット・サッチャー

マーガレットサッチャー
(メリル・ストリープ)

名優メリル・ストリープ主演の映画「マーガレット・サッチャー、鉄の女の涙」を観ました。

弱肉強食、自己責任を説く新自由主義の先駆者、イギリスの元首相サッチャー。その政権末期、人頭税(お金持ちも低所得者も一律の税金を払う制度)に反対する国民の声に対して、サッチャーはこう言い放ちます。

「私は上流階級出身ではなく、貧しい商家の娘から、自分の努力でここまでやってきました。みなさんも、やればできるはず。できるのにやらないほうが悪いのです」

原題は「THE IRON LADY」(鉄の女)。サッチャーの家族への思いや内面が描かれていますが、メリル・ストリープの名演技にもかかわらず、サッチャーの人間味が伝わってきません。邦題の「涙」は余計です。

映画をみて、ふとおもったのは、貧しい家庭に育ちながらも学歴・教養を身につけ、社会的地位を獲得した人は、二通りの人間にわかれるのではないかということでした。

1つは、自分が苦労した経験から貧困のない社会を理想と考える人。なんらかの社会運動に参加したり、少なくとも心情的には社会の改良、改革をのぞみます。
もう1つは、むしろ弱肉強食を肯定する人。「自分は努力して貧困から這い上がった」という成功体験をもとに、他人が貧困にあるのは努力が足りないから、自己責任だと責めるようになります。

サッチャーは後者の代表といえます。彼女は貧しい雑貨商の家に生まれました。同世代の女の子たちが遊びに行くのを横目に、店の手伝いをしながら猛勉強して、オックスフォード大学に合格しました。大学時代に新自由主義的なハイエクの経済学に心酔し、その後、映画のセリフどおり「努力して」首相にまでのぼりつめました。

サッチャーにとって、「理屈は後から付いてきた」のではないかとおもいます。
彼女自身の「私は勝利者、かれらは敗北者」「自助努力と自己責任が重要」「競争こそ美学」といった人生観が先にあり、それに合うような哲学や経済学をあとから身に付けたのではないか。それが<たまたま>新自由主義だったのではないか。

ようするに、なんのことはない、サッチャーがイギリス国民に押し付けたかったのは、政策というより、自分の人生観だったのではないでしょうか。

もっとも、サッチャーの根本的なまちがいは、どんな人間も「自分の努力」だけで今があるのではなく、たくさんの人々に助けられて今があるという当たり前の事実に気づかなかったことかもしれません。

日本共産党参議院議員 大門実紀史ブログ
http://www.mikishidaimon.blogspot.jp/

日本共産党参議院議員 大門実紀史プロフィール
http://www.daimon-mikishi.jp/profile/p-index.htm


 サッチャー英元首相さん、大阪にいる橋下とかいう方と、イメージがだぷりますにゃ。

    大門議員の人間味あふれるブログも、覗いてみてくださいにゃ。


 ((=゜♀^=))∩ そういえば、のび太が、先生に言う感動的な理由付けみたいにゃセリフがありました。

  「先生、みんなががんばっても、誰かが必ずテストでビリになります。だからぼくは0点を取り続けます!」

 みたいにゃの。

  サッチャーや橋下みたいな人間に言うと、「勝ち負けは必要だ」「負けた奴は泣けばよい」となるんでしょうけどにゃ。
 要は、いったん勝ち取った地位に無自覚にも?酔いしれたいんだと思いますがにゃ。一旦なんらかの条件で負けた人間はそのままでいろと。サッチャー氏は認知症になり、生涯無自覚のまま夢の中で死ねる幸せを勝ち取ったのですにゃぁ。

『少年と自転車』予告編

2012-04-03 | 動画 ・ 文化芸能
『少年と自転車』予告編



第64回カンヌ国際映画祭グランプリ作品、ようやく公開 「少年と自転車」

 第64回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作「少年と自転車」がようやく日本で公開される。それもミニシアター系でだ。このこと自体が日本映画界の現状をよくあらわしている。

 父親に捨てられ、ホーム(児童養護施設)に預けられた少年シリルは、誰の言うことも聞かず必死になって父親の行方を捜し求める。

 父と住んでいた団地を捜しまわり、ホームの先生から逃げて走り込んだ診療所で女性にしがみつきながら「パパが買ってくれた自転車があるはずだ」と叫ぶ。

 シリルにしがみつかれた女性、美容師のサマンサは後日、自転車を探し出し買い戻してくれた。シリルはサマンサに週末だけ里親になることを頼みこみ、自転車に乗って父親の行方を捜し始める。

 が、シリルは自転車を売ったのが父親だったことを知ることになる。そしてシリルはようやく父親と再会するが、父親から「重荷なんだ。会いたくない」と突き放される。しかし父親も決して悪人ではなく、自分が生きるだけで精一杯の弱い人間だ。

 美容院で何度注意されても水を流しっぱなしにするシリル。その痛々しさと絶望が見るものの胸に迫る。

 サマンサは、そんなシリルに真摯に向き合い、自然体で毅然とした愛情を傾ける。恋人から「僕をとるか、少年をとるか」と性急な選択を迫られても、ごくあっさりと少年を選択する。その当然のごとき決断にどきんとする。
 シリルはそんなサマンサによってようやく生きる場所を見つけるのだが―。

 少年シリルは、何かを見つけようとするかのようにやみくもに自転車で走り回る。怒りと悲しみをまき散らすような夜の街の疾走、サマンサとの光に満ちた川辺の並走。
監督の一人ジャン=ピエールは言う。「彼はいつも自転車に乗っている。つなぎとめるものが何もない彼は、そうと知らずに愛を求めているのです」

 この映画は、監督が2003年に来日した際に聞いた「施設に預けられた少年が、親が迎えに来てくれるのをいつも屋根に登って待っていた」という話に着想を得て作られたそうだが、人間の真実と希望、人が繋がることの意味を一瞬の無駄もなく描いた、まぎれもない名作になっている。こういう映画こそ、映画ファンにもっともっと観てもらいたい。

1時間27分。3月31日より東京・Bunkamura ル・シネマ他にて順次公開される。

(たかはし・くにお/映演労連フリーユニオン委員長)

映画『少年と自転車』オフィシャルサイト
http://www.bitters.co.jp/jitensha/

カーネーション・戦争への視点 / ららら♪クラシック司会・加羽沢美濃インタビュー 鍵盤は私の絵の具

2012-03-31 | 動画 ・ 文化芸能
  近藤ファンにはおなじみの美濃さん。 N響アワー、ついに終わるんですね・・


  鍵盤は私の絵の具  加羽沢美濃(かばさわみの)ー 作曲家 

    4月1日からの「ららら♪クラシック」司会
 (NHKEテレ、日、午後9:00~もとN響アワー枠)

                    しんぶん赤旗2012年3月25日(日)休憩室より


 3歳で始めたピアノと一心同体の作曲家です。作家の石田衣良さんと、「クラシックって何から始めたらいいの」という初心者向けにその魅力を届けます。

 自身も「敷居が高い」クラシック。「でも、時代も国も超えて愛されてきた音楽の力強さを感じます」

 音作りは幼い頃から。「鍵盤は私の絵の具。この音とこの音の赤と白を混ぜたらどんなピンクの響きになるか。そんな時間が好きで」。

 幼稚園のとき第1次”作曲家になりたい”ブームがきます。 ラフマニノフのピアノ協奏曲に「何を食べたらこんな美しい曲をかけるのか」と思いました。

 その後、「おしん」を見て、ドラマ音楽を作曲したいと思い、チャゲ&飛鳥の曲に憧れ、東京芸術大学大学院在学中にCDデビュー。 以来15年、21枚のCDを出し、映画・ドラマの曲も多数あります。

 NHKFM「名曲リサイタル」(3月終了)の司会を9年務め、出会った演奏家は千人超。 「1曲1曲から人生観まで伝わる感動がありました」   (記事・田村三香子 写真・橋爪拓治)



 朝ドラ『カーネーション』  戦争への視点に胸を打たれた 
                    
                   しんぶん赤旗2012年3月24日(土)読者のページより京都 I・Cさん

 NHKの朝ドラ「カーネーション」。その戦争への視点はこれまでにないものだ。

 主人公・糸子の幼馴染は心を失ったような様子で戦地から戻り、そしてまたまるで死にに行くように出征し、帰らなかった。
 その母親が戦後、日本軍が行ったことをテレビで見て糸子に話す。
 
 「あの子は戦地でひどいことをやられたのではない、やったんや」

 戦後何年たとうと、自分が死を迎えるときまで、戦争で死んだ息子の思いを知ろうとした母親。共に泣くほかない糸子。

 戦争の苦しさだけでなく、加害の歴史まできっちりと描き、どれほど双方の人々を後々まで苦しめるものなのかを見せていて、胸を打たれた。

 色々な戦争を描くドラマがあるが、「カーネーション」ほど、突き放して描くものは初めて。

 今、老いを迎えた糸子の、綺麗事でない生き方にまた学ばせてもらっている。優れた脚本と俳優さんたちの名演、真面目なNHKの姿勢に拍手を送る。

 
 
カーネーションは、思いのほか評判が良かったそうで。最初と最後の数回しか見てませんが。
次の朝ドラは、「梅ちゃん先生」堀北真希ちゃんが主役で戦後の混乱期の話?みたいなので、ちゃんと見てみようかにゃ。
吾輩にとっては、戦争中より戦後の混乱期の方がより、あまり話を聞かなくてイメージ沸かないので。
もちろん加羽沢美濃さん司会のクラシック初心者向けのも。明日にゃ♪

ついでにいうと、このブログでは共産党の知識も初心者向けにいろいろお知らせしております。

 知らにゃいと 後悔かもよ 共産党  知るか知らぬか そこが問題。

 弾圧の 歴史を無駄に するのかにゃ  命を賭けた 活動家たち・・ 


 まずは、「共産党を大きくしたい」というよりは、「声を上げる方法論」としてです。
 まぁ、ある人にとっては、弱者になってみてから知ってみてもいいかもしれませんが。

 
 

倉本聡、ジャーナリスト鎌田慧 さようなら原発1千万人アクションin北海道

2012-03-29 | 動画 ・ 文化芸能
  新婦人しんぶん 2012年3月22日号(毎週木曜日発行)より


 倉本聡さん(呼びかけ人のひとり) 「岡山に疎開していた11歳のとき、隣の広島に原爆が落ちた」

 湯川秀樹氏らが「原子兵器は悪である」と宣言したにもかかわらず、「核抑止力」の言葉や、東西の冷戦問題でうやむやにされ、「原子力の平和利用」という美名に騙され続けてきた。

 太陽の核融合反応をヒントに原子力を作り出したが、コントロールする能力も未知数、廃棄物の処理の方法も全くわからないまま見切り発車してしまったものだ。

 ”昔、アイヌはその年に自然が作ってくれる利子の一部だけで暮らしていた。しかし、日本人は最近、自然という元金に手をつけている。元金に手をつけたら利子はどんどん少なくなることにこれだけ経済観念の発達した日本人がなぜ気づかないんだろう”
 とのアイヌ民族の萱野茂さんの言葉を紹介。

 人間が要求しているものは1980年には地球の再生能力を超えいまや地球が1・5個必要になっている。

 仮に1972年時点まで戻ったとすると、今日本人の使っているエネルギーの5分の2で済む。これは世界各国のエネルギー消費量の平均値でもある。

 70年代の高校生の就寝時間は9時くらいだったものが今は12時を超え、父親の帰宅は、ストックホルムでは平均5時だが日本では8時になっても帰ってこない。それを会社は7時から始めて4時に終わり、みんなでご飯を食べて8時ごろには寝る。酒を飲みたければロウソクの明かりでと太陽にあわせた暮らしに戻せば相当エネルギー消費を減らすことができる。

 「グローバル資本主義経済が王様になり、景気に振り回されて暮らしているうちは、原発はなくならない。ぼくは、『さようなら原発』というときに、自分の生活縮小への覚悟をこめて言いたい」



 「金、金、金」の汚い存在
 
    大江健三郎氏らとともにアクションを呼びかけた 鎌田慧(さとし)さん(ジャーナリスト)
 


 「どうして北海道に原発があるんだろう。こんなに森が深くて雄大な川があって、海があって結構風も強くていろんな自然のエネルギーがあるのに。北海道には原発は似合わない」

 原発のある地域を回っていろんな人と話してきたが原発のエネルギーは”金”。
 中曽根元首相が1954年に初めて原子力予算をつくったときに、”もたもたしている学者のほっぺたを札束でたたいてやる”と語ったことを紹介。

 買収、交付金・・・。電源三法交付金で税金をどんどん注ぎ込み、資源エネルギー庁は”130万キロの原発で10年間で480億円、稼動すると500億円(10年で)入ります”と宣伝している。


 「残念ながら私の故郷の青森県にはあらゆる原発に関する施設があります。東北に巨大な鉄塔を造り長大な電線を引っ張って東京に電気を運んでくるという無駄なことをやっている」

 「一方、日本に54基ある原発のうち今2基しか稼動していないが電気に何の不自由もしていない。原発とはなんだったのか・・・。メーカーとゼネコンと学者、政治家と天下り、マスコミが広告費をもらうという”金”だけの構造です。

 1千万人の署名を集め、政府が新しい政策を決めるといっている8月までに力を集めて腹を決めさせる。7月16日には東京・代々木公園で10万人集会を開き、もう原発から手をひけと迫ります。
 市民一人ひとりがこういう社会から脱したいとの思いをこめて頑張りましょう」(文要約)