ねこがんず

猫、動物大好物。料理、包丁、自然も大好き。サボりつつ独り言を書いてます。

台所で思う事。

2013-11-09 12:23:37 | 日記・エッセイ・コラム

炊飯器を洗う時、田舎のばあちゃんを思い出す。

ばあちゃんは、炊飯器を洗う時必ず水を溜めてこびりついたご飯を手ですくい取って食べていた。

後、冷やゴハンに片栗粉かなんかを混ぜて温め、みたらし団子みたいなおやつもよく作ってくれたなぁ。

とにかく昔の人は食べ物や物を無駄にしない。きちっと始末する。

なので私もお米を砥いでいて、お米がこぼれると「救助!」と言いながら必ず拾ってます。ゴミ受けまで追っかけて洗って戻します。もちろん他の食材もです。

ご飯を残すのもご法度でした。

好き嫌いなんて言ってたら、親父に箸で頭はたかれたもんですよ。

全部食べ終わるまで、えぐえぐ言いながら半泣きでした。

おかげで私はなんでも食べる良い子です。大きく育ちました!

それともう一つ、ばあちゃんちの食器に結構汚れが残ってることが多かったのですよ。

昔の人は洗剤つけてゴシゴシ洗わないのかなぁ、と思っていたのですが私がある程度中年になった頃、実家の食器もイマイチ綺麗じゃない事に気付きました。

昔はそうじゃなかったのに…。

つまりですね、ばあちゃんもおかんも年をとって、目が悪くなりおまけに指の力も弱くなって洗い残しが増えたという事なんですね。

決して手抜きになったとかだらしなくなった訳ではないのですよ。みんなそうなるもんなんですな。

食洗器使ってる家は分からんのだろうが…。

で、たま~に実家に行くとガシガシ洗いもんを引き受けてます。

私も気付かないうちに力がなくなって来るんだろうけどね。

みんなも「最近かぁちゃんだらしないなぁ」なんて思わないでね。弱くなっただけなんよ。

ちょっと寂しいけど、もう少し親孝行したいと思うバカ娘でした。

コメント (2)
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