ねこがんず

猫、動物大好物。料理、包丁、自然も大好き。サボりつつ独り言を書いてます。

最近の「むきぃーっ」

2013-11-30 13:34:29 | 日記・エッセイ・コラム

ブログを書き終えて確認ボタンを押した。

「エラーが発生しました。ブラウザの戻るボタンを云々…。」

戻りましたよ。綺麗に消えてましたよ、文章が。

文章ってさあ、一気に書いた方が書きたい事書ける気がするのに、全て消えちゃってさあ、一から書き直せなんて、「むきぃーっ」ですよ。

同じ事書くのも新鮮じゃないし、さっきの言葉の感じが再現できるかも分からんし…。

パソコン音痴のせいなのか、前にも一度ありました。

こんな時「ちくしょ~、だから紙と鉛筆が一番いいんだよっ!」と毒づきます。

料理をしてた。

鍋を覗いて、「お~し、もうすぐだぁ、沸け沸けぇ~。」と鍋を応援していたら、「カチッ」とセンサーが働いて、「ふしゅぅぅ~」と静かになっってしまった。

「えええええぇぇぇぇ~!」ですよ。

沸騰させるために火にかけてるのに、なんだぁ?

麺を茹でている時にこれをやられると、心底ムキる。

最近のガス台はほとんどセンサーが付いているが、私にとっては「小さな親切、でっけえお世話」

火加減くらい自分の好みとペースでやらせてください。

ただ、センサーが反応するきっかけがその時によって違うのよねぇ~。

だから、いつも「こんちくしょうっ」て思ってる訳じゃないの。

あちこちに入り込んで来る文明の利器。

使いこなせない、相性悪い、とぶつくさ文句垂れるアナログ人間なのでした。

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雲の上のへんてこな気分。

2013-11-29 17:04:43 | 日記・エッセイ・コラム

帰省に飛行機を使うようになって久しい。

一人で帰省する事も何回かあって、そんな時は「こちらの人」から「あちらの人」になるのがちょっと寂しかった。

見送りのダンナはそのままいつものように仕事に行き、いつものような日常を送る。

小さい時に「そうか、私が死んでも世界は変わりなく動き続けるんだな。」って悟った時の気分に似ている。

こちらにもあちらにも大事な人達がいて、宙ぶらりんな空の上の宙ぶらりんな私は、成仏出来ない霊のような気分だ。

地に足がついていないせいか、空の上という状況のせいか、はたまた意識の中の「事故ったらこの世とおさらばだ。」という思いがそうさせるのか、とにかく機上の私はこの世の人間という自覚が薄くなる…。

で、あちらに着いてしまうと、今度は「あちら」が現実になり普段の生活が遠く感じるようになる。

なんかうまく言えないけど、とにかく飛行機の中は不思議な気持ちになるのですよ。

でも、なんとなく私がこの世を終えてもこんな感じなのかなって思うのです。

大事な「こちら」もそのまま存在して、懐かしい「あちら」も存在して、懐かしい面々に会う楽しみがあるというか…。

必ず来る、大切な人との別れ。

でも、いつかまた会えるんだろうなって、最近思えるのです。

思っている事の半分も伝えられていないけど、私がいつも空の上で思う事でした。

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もひとつおまけに青函連絡船。

2013-11-24 15:01:25 | 日記・エッセイ・コラム

幼い頃、帰省の列車が青森駅に着く前に車掌さんが乗船名簿を配りに来た。

青森から先に行く人は青函連絡船に乗るのですよ。

夏休みだし北海道は人気だし、連絡船の乗り場まで人がぞろぞろ歩いてました。

連絡船には、雑魚寝が出来る広い座敷(カーペット敷き)と、部屋になっていて入口にカーテンが付いている婦人専用室と、座席の部屋と、個室でベッド付きの特別室がある。

我が家はいつも婦人専用室を使っていた。

荷物を置くと、母は売店に「荒巻弁当」とお味噌汁を買いに行く。

これがまた美味かった。

割りばしの袋には、「ぱしゅい」と書いてあった。アイヌ語で「箸」の事だそうだ。

袋の裏には他にもいくつかアイヌ語が紹介されていた。

たまにお弁当ではなく、食堂で食べる事もあったが必ず「海峡ラーメン」を頼んでいた。

基本、函館塩味でワカメがたくさんトッピングされていて、これまた美味かった。

さて、日中特急列車で来ると後は寝るだけだったが、寝台で来るともう明るいのであちこち船内を探検しに行く。

座席の部屋に行き、意味もなく座ってみたり、甲板に出たり…。

いつも知っている「端っこの海」ではない、「真ん中の海」はとても濃い色で果てしなく深く思えて、少し恐れながら見入ってたもんです。

で、船から降りるといつまでも揺れてる感じがして、これも楽しかった。

電車とかの揺れは踏ん張ってないと持ってかれそうな揺れだけど、連絡船の揺れはなんか上から押し付けられたまま横に「ぐいぃぃぃぃ~ん」って引っ張られる感じがして好きでした。

小さい頃から毎年列車と船で長旅をしていた我が家、乗り物酔いとは無縁です。

そして、帰りはじーちゃん・ばーちゃんが桟橋で見送る中出航です。

銅鑼の音が響き、ホタルノヒカリが流れる中ゆっくりと船が動き出すと、毎年号泣でした。

結婚してから行った時も、条件反射のように涙が溢れ、トイレに駆け込み号泣。

どうやら「銅鑼の音・ホタルノヒカリ・出航」と「号泣」はセットになってしまったようです。

そんな青函連絡船も廃止になって久しい…。

懐かしい思い出のひとつです。

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寝台列車・続き。

2013-11-23 14:02:16 | 日記・エッセイ・コラム

小さい頃、寝台列車は青森行きばかりだった。

結婚してからは、ダンナの実家が九州なので九州行きばかりになった。

余裕があれば必ず片道は寝台にしていた。

九州方面に行く列車は、夕方6時20分過ぎに横浜駅に着く。

普段使っているホームで、通勤帰りの人々の中をお弁当や飲み物をたくさん持って乗り込むのは、とっても嬉しかった。日常からの脱出みたいな感じだ。

乗り込んだとたん鼻に飛び込んでくる車内の匂い!これが大好きなんであります。

寝台車特有のちょっと油っぽい匂い。小さい頃の思い出を一気に運んで来てくれる匂い。

もうワクワク感はマックスです。

そして、九州行きはいつも片側通路の寝台。

これは常に寝台になっているので、座るととても広い。(寝っ転がって腹筋も出来るぜぇ)

更に当時から寝台列車を使う人が減っていて、一つの車両に数組しか乗客がいないのでとても贅沢な感じだった。

このタイプは、寝床が狭いが縦は長いので足元は余裕がある。

荷物も置けるし、お気に入りの灯りや棚もある。そして何より毛布がステキ!

寝台の幅に合わせたほっそい毛布。こんなのもちろん特注だろうし、寝台車にしかないよね。

昔から隅っこや、狭い所に潜り込むのが好きだった私には、この空間というのは子供心に戻れるようなワクワクするものなんでございます。

そして私はほとんど寝ません。元々寝場所が変わると眠れない質ですが、窓からぼ~っと外を眺めています。

真夜中のひっそりとしたホームに降りる乗客や乗り込んでくる乗客…。なんとなく内緒な感じがして好きでした。

寝台車には、浴衣もついています。

夜、消灯する頃には浴衣の人が通路をうろつく事になります。

寝台もカーテンのみで、ドアや鍵があるわけでもない。

日本人は昔から性善説にたって暮らしてたんだなぁって思います。

多少は盗難とかあったかも知れないけれど、基本平和に過ごすもんなぁ。(たまに酒臭いおっさんはいるけど。)

今、帰省する時は飛行機になりました。

日本中、懐かしい寝台列車はほとんど廃止されました。

時間かかるし、時代の流れなんだろうけど、さみしいなぁ。

でも、そういう寝台列車を知らない世代の人に比べたら、楽しい思い出がいっぱいあるのは、とても幸せだと思う。

寝台列車ありがとう!

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郷愁の寝台列車。

2013-11-22 09:41:00 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、ダンナと寝台列車の思い出話で盛り上がった。

我が家は毎年、夏休みに母の実家のある函館に帰省していたので寝台列車はよく乗った。

通路を挟んで両側に寝台があるタイプと、片側が通路になっているタイプがあって、それぞれ2段と3段のタイプがあった気がする。

通路を挟むタイプは、進行方向に縦に寝て、片側のタイプは横に寝るようになっていた。

夜中、停車駅を出発する時に「ぴぃぃ~」っという汽笛の後に、車両が大きく一回「ごっとん!」と動く。

進行方向に縦に寝ていると、その振動がとても楽しいのですよ。

そして、通路を挟むタイプは最初普通の座席になっていて、係の人が寝台に変身させに来てくれます。

朝は、片付けて元の座席に戻してくれます。なんて大変な、と思いつつ幼い私は、その機能性に目を輝かせていました。

更に更に、寝台の中の灯りや小さな網棚。コンパクトだけど無駄のない作り!

上の段の窓は、小さなスライド式になっていて何だか自分だけの秘密基地みたいでわくわくしました。

ただし、トイレに行くときに梯子を昇り降りするのがちょっと怖かった…。

あと、たいして喉が渇いてないのに、紙を二つに折ってサイドを糊で張り付けただけのペラペラのコップで冷たいお水を給水器から飲むのも楽しみでした。

いろんな思い出がたくさんあるけど、今はほとんどの寝台列車が廃止され、超高級な動くホテルのような寝台列車が人気になってます。それはそれでとても楽しそうだけど、夏休みに満席になっていた庶民的な寝台列車が懐かしいです。

この話、長くなりそうなのでまた改めて続きを書く事にします。

寝台列車って、いいよねぇ。

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