今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

威風堂々

2022年03月03日 | ちび太
と言えば、エルガーの行進曲ですよね。
英国の王室イベントなどでよく流れている、あの楽曲です。
で、話を矮小化して恐縮ですが、ちび太の歩行を見ていると何故かこの曲を思い出す。
まあ単純に一言で言うと、カッコいいんです。

堂々たるちび太の入室 (ちょっとピンボケ)

猫のくせに背筋をピンと伸ばして、首をクイッと持ち上げて、ゆっくりと大股で歩く。
リビングにふと現れたときの、その颯爽とした姿は威厳と風格に満ちています。
大柄で均整のとれた身体。ただでさえ目立つのに、何か独特の雰囲気を併せ持つ。
威張るわけでもなく本当は甘えん坊の寂しがり屋。
ちび太のあの雰囲気は、いったいどこから来るのだろう。



思いついたのは、わが家にいる限りちび太には怖いものがないということ。
保護者に怒られても意にも介さず、気遣ったり警戒する相手もいない。
人前(猫前?)では保護者に甘えられないというシャイなところはあるけど、
気後れすることがないから、あんなに堂々と伸びやかになれるのかな。
猫とはいえ、まったく羨ましい限りです。



でもちょっと待てよ。猫は本来、危険と隣り合わせに生きる動物。
警戒心を失くした猫は、人から見れば自分に近づいたようでうれしいもんだけど、
猫らしさを失っちゃっても大丈夫なのだろうか。
いやいや、盗み食い命のちび太です。まさに猫そのものなので大丈夫。

ストーブの前で:(右から)シロキ、ちび太、チキン、ちびたん

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天空トイレも登場! ~トイレ再編大作戦~

2022年03月01日 | 大家族の日常
本記事は「改善への道」(リン,クウ,キーカテゴリー)からの続きです 

いきなりで何ですが、当家夫婦は揃って対症療法が得意なんです。
いわゆる"やっつけその場凌ぎ"。それで何度も急場を凌いできた。
今回のミッションは、とにかく粗相を止めること。

チキンの深追いが止まって、たまにはテーブル下に出向くようになったクウとリン。
しかし棚上の寝床の中やテーブル下での粗相は止まらなかった。
1日に5回6回と大小の粗相を始末し、シートを交換し、時には毛布も洗ったり・・。
クウとリンの生活を気遣う前に、もう保護者の方が限界でした。

いつもどっちかの箱に粗相があって・・・

先ず目をつけたのがトイレ。
わが家の猫トイレは砂仕様が3にシステムが4の計7個。
配置は2階に2個、1階廊下に3個、和室に1個、そしてリビングテーブル下に1個。
よく猫トイレは頭数+1などと言われますが、大事なのは数よりも清潔さです。
わが家では最低でも1日2回、場合によっては"その都度"掃除。
快適性の点では大丈夫と思うのですが、問題は「安心」と「落ち着き」でした。

特にフード付のトイレ。飛散しないので掃除は楽だが、猫にとっては死角が多い。
リンとクウにとっては、使用中に出口に来られたら進退窮まってしまう。
テーブル下のトイレはフード付で、クウが横に粗相してしうまうのもそのせいかと。
それで、廊下トイレのひとつとテーブル下のトイレを開放型に代えてみた。

テーブル下:左写真のフード付きを右写真の開放型に代えました

さらに向きを変えたりと微修正した結果、粗相がぴたりと止まった。
が、喜んだのも束の間、4日ほどで新たな問題が生じた。
クウやリンがテーブル下にいるとすかさず数匹の猫たちが取り囲むようになり、
2匹は再び棚上から下りられなくなったのです。
食事は棚上で食べるか保護者がコタツに誘導して中で食べる。
だがトイレまではサポートできず、結果として棚上の箱(寝床)の中ですることに。

でも対症療法の達人はそんなことでは諦めません。
次に考えた最後の手段。これでダメなら隔離しかないと腹をくくった。
それが"天空トイレ"の設置でした。
妻に頼んで食器棚上を全面的に空けてもらい、寝床の間にトイレを設けてみた。
さて、その結果は・・。

天空トイレ付:居心地よさそうなリン一家の"改築"後の根城

10日ほど経って、保護者は粗相の始末からすっかり開放されています。
いやあ、普通の生活がこんなにも楽しいものだったなんて。
気になるのは他猫の対応ですが、やっぱりみんな興味津々。
こればかりは猫なので致し方なく、棚に上ったときに注意する程度。
今のところリンクウを狙っていくことはないので、しばらくは様子見です。

で、これで一件落着かと言えばさにあらず。
リン一家の家猫生活に安らぎが戻るまで、ミッションは続きます。
とりわけツインズ=息子たちのキーとクウ。
キーは臆病だけどそれなりに他猫たちと折り合いがついている。
むしろ常に粗相がある寝床に嫌気がさし、棚上に上らなくなった。
それ以来いつも一緒だった2匹が、まるで他人(猫)同士のように離れ離れになった。
コタツに誘導した時は一緒になるけど、やはりどこかよそよそしいのです。

保護活動を行っている家では避けられない新猫の加入。
それによって生じるひずみは、常に弱い方に現れるのだと肝に銘じる必要がある。
(ストレスは全員がため込んでいることも忘れてはなりません。)
もっとも10匹程度だと全員が仲良しというお宅も少なくないようなので、
コツや秘訣があるのならぜひ伺えればと思う次第です。

写真左:ひとり椅子上で過ごすことが多くなったキー
写真右:どことなくよそよしいツインズの日向ぼっこ

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