今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

蘇るんだ! 不死鳥テンちゃん

2019年02月24日 | (故)テン
気になるニャーとテンのその後です。
ニャーはとりあえず一般食に戻したところ、少しづつ食欲回復中。
その経緯は後日として、今回は危機的状況だったテンちゃんの速報です。
4日前にテンちゃんの記事を書いたときは、正直"そのとき"を覚悟していた。
毛並みや朦朧とした動き方が、見送る直前のテツと似ていたのです。


もうダメかと思った絶食5日目の朝

その翌日は、4月の陽気となる暖かな日だった。
日光浴のために店に来たテンちゃん、暖かくて調子がいいのか、よちよちと散歩も。
そして、夕方に少しだけレトルトを口にしたのです。
食べ物を口にするのはまるまる5日振りのことでした。

しかし動きはますます朦朧となり、その後の2日間、一昨日と昨日は家で過ごした。
一昨日は1日中、コタツの中か自分の寝床で。
ただ、総合栄養食のチュールを見つけたのでやってみると1本(14g)食べた。
それをきっかけに、シーバ10粒ほどとレトルトも少し。


コタツの中のテンちゃん(暑くてダレてます)
遠慮か恐いのか、テンちゃんがコタツに入ると他の子たちが出ちゃいます

昨日は、家の中を歩き回ったり自分で水を飲みに行く動きも。
そしてシーバにレトルト、それに缶詰と口にする量も増えてきた。
今日は再び暖かい日となったので店へ。
その前に、朝は自分から出てきてご飯の催促。
食べた量は少なかったけど、いやあ久々の催促は嬉しかったですね。
店でもそこそこ食べたらしい。
帰って来たテンちゃんを見ると、ビロード毛並みが幾分戻っているように見えた。


オジンの膝の上で
実はテンちゃん、家では完全にオジンの後追いになりました

一方輸液に関しては、老夫婦が相手では断固拒否を貫いたまま。
というよりもうトラウマに近い。
準備を始めただけで身体を硬くして抵抗。
なのでただでさえ薄い背中をつまむことができない。
しかも針を当てただけでビクンと大きく反応し、立ち上がって暴れる始末。

ということで1日おきに病院に駆け込んでいます。
病院でのテンちゃんは、看護師さんたちに同じことをされてもまったくのリラックス?
こういうのを「借りてきた猫」って言うのでしょうか。
この病院は治療費も輸液セットもどちらかと言うと少々お高め。
でも、いざというときに持ち込んでお願いすれば看護師さんたちが厚意でやってくれる。
みんなとても親切です。


よちよち歩きながら青い草を探し回った3日前

ある病院のブログに、輸液を止めると尿毒が回って苦しくなる。
だから最後を迎えるにしても、安らかに逝ってもらうために輸液は続けた方がいいと。
我々保護者はその方針で行くことにしました。
あとはテンちゃんにもっと生きようという意志があれば、食欲は自然に回復するはず。
だから、テンちゃんがもっと生きたいと思うような日々を提供すること。
"最後"を視野に入れながら悲壮感もなく自然に頑張るテンちゃん。
お世話しながら、実はとても大切な何かをもらい続けているのかもしれません。

我々保護者のすべきことは決まりました。
あとは、何とか自宅輸液を実現することです。
長期戦に備えて。


「家猫もいいけど、やっぱり店は落ち着くなあ」



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