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善意について

2010-03-09 | 仏教
田坂広志氏のメルマガ、「風の便り」に書かれていたことは、とても深いものだった。この内容と親鸞聖人の教えを重ねて考えてみると、人間の考える善意なんてつまらないことなのかもしれないと思う。
為政者が社会のためにと行うこと、大人が子供のためによかれと思ってやることなどは、実は迷惑千万なことなのかもしれない。
親鸞聖人は、人間は愚かな生き物であり、それゆえ愚かな人間がものごとの善悪をつけることなどできないのだという。「悪人正機説」はこういった考えが基になっているのだろう。地球のため人のためという美辞麗句がこれほど上滑りしている時代があっただろうか。そんなことをあらためて考えてみる。
おそらく、ギリギリのところまでほうっておくのがいちばんいいのだろう。


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