ギリシャの財政危機が発端で、EUが不安定な状態になっている。
なにせ1年物の国債金利が136%って、明らかに破綻している。
ある識者は「ギリシャの国債は実質的にデフォルト状態で、EUはまもなく解体されるだろう」と言う。
いっぽう、別の識者は「ヨーロッパ各国は長い歴史の中で大変な争いを経て、ようやく国家共同体が生まれた。その執念は日本人にはわからない種類のものであり、そう簡単に解体することはない」という。
私は欧州には行ったことがないのだが、旅行した人に聞くと日本の都道府県のようなもので、国境あるいは異国という概念が日本人の考えるそれとは、全く異なるらしい。
リーマン・ショックを越える世界不況への引き金になると言われていることもあり、遠い国々の成り行きがとても気になる。