S.Boy blog

いかに生きるか いかに撮るか

伸びない会社

2008-09-30 | 会計SE
まだ入社3年の頃だったか。営業部にいた頃の開発会議。順番にアイデアを言っていくのだが、私は土中分解の繊維を開発テーマとして提案した。環境という言葉がメディアに出始めた1995年頃。ベテラン営業や上司、開発部の多くの人間は「そんなものがでればいいけど、まず無理。だいたい売れないやろ」と笑われて終わった。当時、環境というキーワードで売れるところまではいっていなかった。
「若い人の意見を取り入れよう」とは上辺だけで、ベテランは自分がいちばん偉いと勘違いしている人間がほとんどだった。私の勤める会社は、そんなふうで業績も落ちていった。

私は先輩方より先に異動したが、私を笑った人々はその後誰も元の部署にいない。まあ、横から見ている限り、あまりいい異動をしたと思える人はいない。
土で分解する繊維はその後商品化され、ひとつの柱になっているようだ。私の提案よりも前に開発が進んでいたのがわかったのはその2ヶ月後の開発会議。そういう開発をしていることを知って「この会社には、まだ救いがあるな」と当時は思ったものだ。私がいた営業は往年に花形と呼ばれた部署だったので、ベテラン勢はプライドで遊び、研究することを怠っていたのだろう。

この十数年、自分より若い社員、もしくは同期が数多く辞めていった。人ぞれぞれいろんな事情があろうが、失望して辞めた人間が多いのは間違いない。
会社には、失望慣れしてしまった私のような人間だけが残っているのかもしれない。

PHOTO : GX200

写真展に向けて 2

2008-09-28 | 写真あれこれ
10月31日からのクラブ写真展の出展方法について、枚方市民ギャラリーへ確認しに行く。前回同様、額装せずにプリントを直接展示する方法を考えているが、昨年の画鋲は手間もかかり見栄えもいまいちだった。すると、クラブ員のタカヤマさんが「プリットくっつき虫」というものを見つけてきてくれた。
しかし、ギャラリーは粘着系はダメのとのこと。現物を見てもらったが、壁面が繊維系なので規則のことより実用に耐えられないのではないかと指導していただいた。あとで説明書を読むと、確かにそう書いてあった。
さて、次なる方法を考えるとしよう。

photo:淡路夢舞台 by GX200

小泉元首相が政界引退

2008-09-26 | 社会
夜、突然のニュース。率直な感想は残念。民主党の前原誠司氏あたりと新党結成をひそかに期待していたのだけど。
でも、これで自民党への淡い期待がすっかりなくなるかも。

もうひとつのニュース。佐渡で朱鷺が飛んだ。なにかよくわからないが、嬉しい気持ちがこみ上げる。

photo :京都・平安神宮 by GX200

似てる、かな

2008-09-25 | 日々
もうすぐ運動会。毎年のことだが、集団で練習などということが大嫌いな息子はこの時期機嫌が悪い。子供なりにストレスが溜まっているんだろう。思えば保育園児の頃からそうだった。集団行動が苦手で自由奔放を望むところは、本人は否定したがるだろうけど、
私にそっくりだ。

photo:四条畷 by GX200

再会

2008-09-23 | 日々
神戸で旧友に会う。二十年ぶり。
人生のいろんな話を聞く。
阪神高速の入り口で、習志野ナンバーのプリウスを見送る。

PHOTO : KOBE BY EOS40D EF50mmF1.2L

コーヒータイムはデジタル写真談義

2008-09-21 | アマチュア写真家論
写真クラブの例会後、いつものように喫茶店で写真談義。そのとき、ニコンのD90やEOS5Dmk2に動画機能が搭載されたことについて。
動画で撮り続けて、あとでいいシーンだけ抜き出して写真にすれば、いい作品が今まで以上に作れるのではないかとの感想。
いや、たとえそれができたとしても、写真趣味として全然おもしろくないだろう、との反論。
そして、冒険しやすいデジタルになって自分にもこんな感性があったのかという発見が得られた一方、デジタルになっていくらでも撮れるから、かえって緊張感のない写真が量産されているとの話題に。
デジタルの物珍しさを乗り越えるにはそれに飽きるまで撮って撮って撮りまくり、そして自らを追い込んで緊張感のもとにシャッターを切ることが必要なんだと、とても有意義なコーヒータイムでした。

photo:四条畷 by GX200

リコーのサイトにブロガーとして採用されました

2008-09-20 | 写真あれこれ
リコーのPhoto Style Voicesに、ブロガーとして採用していただきました。当方の場合、GX200と記述があるブログ記事をこのサイトで継続的に紹介していただけるようです。
一眼ももちろん使っているのだけど、このGX200は予想以上に大活躍。購入直後の感触はまちがっていなかった。
多少はアクセスが増えるだろうから、恥ずかしくない写真を撮るようにしなければ。

PHOTO : 滋賀・こどものくに BY GX200 (自画像)

デジタル写真は曲がり角 2

2008-09-19 | 写真あれこれ
私はコンピュータ相手のゲームを楽しいとは思わないが、小学生の息子は時間があるとニンテンドーDSでゲームばかりやっている。休日にはWiiを引っぱり出してきたりする。でも、プレイステーション3を欲しいとは言わない。
コンピュータとしてははるかに高性能なプレステ3がニンテンドーに負けたのは、価格もさることながら、DSやWiiのフレンドリーさ、シンプルでわかりやすい、それでいて楽しいということだと思う。(私は楽しさはよくわからないが、横で見ているとそういうことだと思う)
デジカメも同じ領域に来ていると思う。高スペックが使う人のココロを満たすという域は出てしまったんじゃないか。
撮っていて楽しい、写真ておもしろい、そう感じるカメラ開発なり、提案なりをしてほしい。
もう、画素数がいくらだのズーム倍率がいくらだの最小最軽量だの、
そんなの全然興味ない、って私だけではないと思います。

PHOTO:兵庫・稲美町 BY GX200

デジタル写真は曲がり角

2008-09-18 | アマチュア写真家論
キヤノンが”EOS 5D Mark II”を発表。うーん。スペックはアップしているのに、なぜか魅力を感じない。全然おもしろくない。待っていたフルサイズCCD搭載の新型なのに、この落胆は何なのか。

HOYAがカメラ生産の国内撤退。PENTAXに将来はあるのか。コニカミノルタの二の舞になるのか。

適当に撮ったものを、トリミングして濃度変えて色変えて、場合によっては邪魔者を消したりアクセントを付け加えたり。
そんなふうにしてできあがった写真。
何もおもしろくない。

必要以上に画素が多くなるから、ファイル容量が大きくなってパソコンも重くなって使いづらく・・・。

デジタル写真はまもなく曲がり角を迎えるだろう。

photo : Kobe by GX200