100円のコーラを1000円で売る方法 / 永井 孝尚
今まで表層的に薄っすらとしか理解していないと言うか、わかった振りをしていたマーケティングやビジネスモデルに対する考察という領域に向き合う必要があり、詰め込みで知識をインプットしているので、備忘録を兼ねてアウトプット。
タイトルは本書の中に出てくるリッツカールトンで飲むコーラは同じコーラでも1000円の価値がある。その1000円にはどんな付加価値があるのか。という提供バリューの話から取っていて、タイトルがそのまんまテーマでもある。小説仕立てなので読みやすかった。
【読了ポイント】
・事業の定義=全社的で長期的な視点を持つこと
・顧客満足度=顧客が感じた価値-事前期待値
・期待値を越える価値提供。オーダーだけでなくオファーを汲み取り提案できるか。要望を鵜呑みにせずあるべき姿を提案できるか。
・バリュープロポジション→顧客が望んでいて強豪他社が提供できない、自社が提供できるバリュー。
・顧客が何に価値を感じるか。ニーズを絞りこむ。
・顧客はなぜ◯◯をするのか?顧客な声にヒントはあっても、答えはない。
・プロダクトセリングとバリューセリングを自社に当てはめると?
【事業戦略の流れ】
・ターゲットを明確にして、
・目的を決定する
・目的を実現するためのコミュニケーション設計
・メディア選定などプランニング
【まとめ】
・「顧客の課題に対して、自社ならではの価値を徹底的に考え提供する。」
・それを実現するための戦略、戦術を考える。
・本質は「顧客」を想定し、「強み」「資産」を活かして独自の「価値提供」をすること。
100円のコーラを1000円で売る方法