主人は新春西国三十三観音巡礼に参加で早朝に
家を出た。
元日からずーっと穏やかな晴天続きだったのに
ここへきて下り坂? ちょっと心配。
寒さ対策を万全に! 手袋、マフラー、マスク・・・・・・
何度も念を押して送り出した。
わたしは冬が苦手。
幸い温暖なこの地方では、たまに風花が舞う程度。
一面の銀世界を見たのは稀で、 あれはいつのこと
だったか。
記憶にあるのは小学生の頃と、○話局に勤務していた
頃の僅か数回。
近年は地球温暖化で霜も降りず、氷も張らず、手が
悴むこともない。
それは冷え性のわたしにとって、うれしいことでは
あるけれど、やっぱり気象の変化は怖い。
この地方で有名な空っ風もすっかり鳴りを潜め、今が
冬本番とは思えないような暖かさである。
彼の乗ったバスは今、西インターを発って30分位か、
道中無事でありますように。