野蒜日記

折々のこと

座禅

2007-04-29 12:49:49 | Weblog

朝6時、板 (はん) が打ち鳴らされて座禅が始まる。

時折しわぶきと、かすかに衣擦れの音。 
座禅堂の中を静かに、ゆったりと時間が流れて行く。
わたしにとっては最も好きなひとときである。 

堂長さんの今朝の法話は 観音経 の中の一節 「慧日破諸闇」
について。
また 「観世音とは御身自身なり」 とも。
「横田先生と、うず坂の石」 のお話には深く感動した。


今朝は座禅の最中に、主人が会社を興した当時から、閉鎖した
昨日までのさまざまな場面が脳裏を駆け巡り、あっという間に
終了時刻になってしまった。

去来する想いは如何ともし難く、今日はそのことのみに終始。
浮かんでは消え、消えては浮かぶ雑念とは大きな違いであった。


今日から毎日が日曜日となる主人。 
長い間の緊張から解き放たれて自由になったのだから、好きな
ことを、好きな時にやってくれれば それが一番、と思う。

わたしは、昨日に続く今日である。 今まで通りに中国語講座、
ビーズのアクセサリー作り、読書その他。


遠方に住む息子夫婦から、「長い間お疲れさまだったね、有難うね」 
との言葉をもらって、主人の喜びはどれほどだったか。
息子も嫁も大層優しい。  わたしたちは感謝の日々である。


毎日曜日、健康で夫婦共々座禅に参加出来ることも感謝である。 





 

 



 

  

いよいよ最終日

2007-04-28 08:31:45 | Weblog

毎朝、車の中の主人に手を振って見送るのがわたしの日課。
特別のことがない限り、一日とて欠かしたことがなかった。

それも今日が最終日。  定刻に彼は出かけて行った。


零細企業とは言え、 お陰様でそれなりに仕事はずっーと
順調で、不況風に吹かれることもなく、今日に至った。
本当に有難いことである。

機械類や電話機など、すべての撤去が終わったという。
がらんどうになった工場内の様子を想像してみる。
ホットした反面、一抹の寂しさもあり、わたしとしても些か
複雑な心境ではある。

しかし、やっぱり働き続けてほしくなかった。 なかなか
思い切れずに ここまで来たが、幸いトラックの買い替え時期。
やめるには絶好の機会到来だったのである。


これからは悠々自適に過ごしてほしい。 
「男の料理」 と言っていたけれど、それはどうも気持ちが
変わったらしい。  趣味は尺八と家庭菜園。
新たな計画は、仏像彫りと、歴史についての勉強会に参加する
こと、だという。
テレビ大好き人間の彼だけれど、かじりついて離れず、という
ことは多分ないと思う。


ともあれ、株式会社○○○○○ は本日が最終日である。 
わたしは感謝をこめ、心の中で万歳を三唱する。






 

あの時が最後

2007-04-27 17:01:39 | Weblog

バスターミナルのエスカレーターで、 Yちゃん の顔を見た。
彼は上り、わたしは下り。 
「あれェ、Yちゃーん!」 すれ違いざまに、人前であることも
忘れて手を振ったが、 まさか、あの時が最後になろうとは・・・・・・

穏やかな人柄。 いつも笑みを湛え周囲の人を和ませてくれた人。
その彼の訃報を耳にした時は、主人共々どれほど驚いたことか。


この近年、親族、友人、知人の何人かが他界され、本当に寂しく
なってしまった。 
もっと真剣に身辺整理を、と焦りさえも覚えるこの頃である。

「そんなことはやらない方がいいよ」 という人もいるけれど、
やっぱり今のうちに処分すべき物は処分して、さっぱりしたい。

この衣類の整理を筆頭に、庭の草取り、友だちのためのブローチと
ネックレス作り、そして少しは勉強も、などなど。
やらなければならないことが山ほどあって忙しい。

ナマケモノ 故、動きが頗る悪いけれど、それでも連休中には
何とか一通りのことを済ませてしまいたい、と思う。


昨日、「脳卒中予防の飲み物」 というのを同級生の○ちゃんが
教えてくれた。 (病院の壁に貼ってあったのを写して来たと)  
何でも一生に一度だけ飲めばよいのだそうだ。
梅の時期になったら是非作ってみようと思うけれど、どうも飲み
難いような気がする。

「飲み難くても何のその、健康で過ごせるならば飲んでみようじゃ
ないの。 ましてや一生に一度だけ飲めばいいというのだから」
わたし、今はこんなに強気だけれど、果たして・・・・・・


同級生の何人かは早々と黄泉の世界に旅立ってしまった。
間違いなく、いつかはその順番が回って来るのだから、やっぱり
身辺整理をしておこう。

身近で訃報を聞く度に寂寥感に襲われる。 


   

同窓会

2007-04-26 17:04:21 | Weblog

地区の同窓会。 

ささやかな場所で、ささやかな集い。 だが、歓談が
ご馳走のわたしたちにとっては 最高!!

次の予定などを相談してお開きとなったが、いつもの
ように時間の経つのも忘れるほどであった。

次回は当番。  これまでと同じように、近いところで
1泊で、と決まった。
幹事が5人だから、まあ気は楽である。


涙が出るけど

2007-04-25 08:18:45 | Weblog

右目が痛い。 

眼科医の説明では ドライアイ ということだったが、
こんなに涙が出ても ドライアイ?

ツーット頬を伝わることもあるほど (右目だけ) の涙である。 
その上、痛みとカスミ。 こんな時は目を開けていられず 
ウインク状態。

以前、非常に痛かった時は 「乾きで眼球に傷がついたため」 
と言われた。 
今回は涙である。 パターン化した生活のリズムも狂いがち。

ただでさえ怠け者のわたしは、折り紙つきの ナマケモノ と
なって、外出する時意外は ひねもす グータラ、グータラ。 

一方で、貴重な時間を無為に過ごすことへの後ろめたさもあり、
もっと能動的に、と鞭打つ自分もいるにはいるのだが。

○○さんから戴いたアドバイスのお陰で、温めたタオルを目の
上に置く。 こうして暫くじっとしていると痛みも和らいで、
落ち着いてくる。
教えてくださったことに感謝である。

 





結局つられて

2007-04-24 08:57:12 | Weblog

昨日、S市からの帰りデパートで買い物。

「8階で靴のセールをやってるから覗いてみない?」
下りのエスカレーターに乗ったところで友だちが言う。
それでわたしたちは8階へと方向転換。

「ちょっと履いてみてください。 これは値打ちもの
ですよ」 と 勧められて、物色した中から友だちが
2,3足履いては鏡の前に立っている。
わたしたちは、それがいい、いやこっちの方が、などと
カマビスシイ。

そうこう言いながら、わたしもちょっと食指が動き、目を
つけた靴を履いてみた。
ウーン、 軽いし 履き心地は満点。  

「これは仔牛の皮です」  と こちらにも頻りに勧めて
くる。   買う予定などマッタクなかったのに・・・・・・
どうしよう!  迷いが生じた。 
何といっても、足にぴったりのこの履き心地が、わたしの
心を捉えて離さないのだ。 

結局、 迷った挙句友だちにつられて買ってしまった。 
衝動買いである。 悔いはないけれど。

今度彼女らに会う時、履いて行ってみよう。



 

高価なものだけれど

2007-04-23 18:34:17 | Weblog

戴きもののメロンをいつ切ろうかと思案中。

切れば長くは置けないし・・・・・・
高価なものだけれど、飛びついて食べたいほどの
ものでもなく。 いつも迷う。

そうこうしている内に、ダメにしてしまうことが
度々で。

見れば今がちょうど食べ頃。 何とか29、30日
あたりまで切らずにいたいと思うのだが。 

とても無理のようである。

外出続き

2007-04-22 19:06:43 | Weblog

このところ外出続き。  何かと多忙である。  

昨日、昼間 ビーズの会。  夜 七好会。 
今日、中国語講座。
明日、S市へ etc・・・・・・


さて、主人の方は 会社をタタム と決めてから、
予定通りに事が運んでいるらしい。 
同業者や知人が、それぞれ欲しいと思う物は持って
行ってくれたし、業者が機械を搬出してくれたので、
後はトラックや、こまごまとした物の処分、整理。

買えば一千万円以上する機械も含め、 手放すと
なれば二束三文。 
それどころか、もしかしたらお金を出して引き取って
貰うことになるかも知れない、と言っていたのだが。
どうも案に相違した額が入ったらしい。
ヨカッタ、よかった!!

だけど、機械はあれやこれや、全部で20台以上も
あったのだから・・・・・・

会社をタタム、と聞きつけて、 「是非ウチの会社に
来て」 との声もかかったと言う。
やめたくてやめたのに、何をオッシャイマスか。 それは
聞けない話である。

これからの大事な時間を、二人でのんびりと穏やかに
過ごすのだ。

長い間有難う! お疲れさまでしたね。

浮腫み

2007-04-20 18:31:22 | Weblog

浮腫みやすい体質、と最初に言われたのはいつだったか。
まだ娘の頃のことである。 

息子を身ごもった時の 妊娠中毒の症状はすごかった。 
思い出すだに恐ろしい。
何とか10ヶ月を乗り切ったけれど、実はあの時、母体が
アブナイ と。

当時、産前産後の休暇はそれぞれ42日。 産後の肥立ちが
頗る悪く、出勤するにはツライ毎日だった。(育児休職制度が
まだない頃のことで)
キツイ偏頭痛にも悩まされながら、 それでも仕事と、育児と、
家事をこなし、且つ、笑顔も決して忘れはしなかった。

息子は一人っ子になってしまったけれど、 あの時この子を
残して逝ってしまって いたならば・・・・・・

「一人っ子には見えない」 大学の先輩や後輩たちが言った、
と、チラッと耳にした時には嬉しかった。
ヤッパリネ!  母のわたしは ほくそ笑んだ。


結局、元はと言えば浮腫みが原因。 以前は毎年一日ドッグで
検査を受けていたし、ドッグではないが、今も毎年お医者さん
には行っているのだ。 しかし、どこどこが悪いから浮腫む、と
言われたことがないのである。 

太い足は浮腫んで、まるで象の足。 短い足が浮腫むのだから
何ともイヤハヤ。

今日もソックスのゴムの後が深い。 決してこのゴムがキツイ
訳ではないのだが。

浮腫みがなくなれば、きっと心身共にすっきりするだろうなあ。 





年齢のせい?

2007-04-19 15:38:47 | Weblog

同級生2人から電話があった。

Kちゃんは最近、突然鼻血が出たという。 夥しい量だった
ようで、聞いていて鳥肌が立った。
お医者さんの説明によれば、鼻の奥の血管が切れたことに
よるもので他に悪いところはない、とのことだそうである。
安心したが、貧血は大丈夫だろうか。
日ごろ働き者の彼女に休息が必要な時なのかも知れない。

もう一人、 Mちゃんは 「耳の付け根から頭にかけて帯状疱疹
が出来、眼も充血してしまった。 お医者さんから2週間は
外出しないで安静に、と言われた」 と。


相前後して掛かってきた彼女ら からの電話。 
驚きと同時に、健康の有難さを改めて思う。 

具合の悪いことはすべて、「それは年齢のせい」 の一言で
片付けられてしまう傾向にあるけれど、それはどうだろうか。
彼女らの体調は、決して年齢のせいだけではないと思うのだが。

「トシだから仕方がないよね」 と 簡単に言い放つ人がいて、
それには チョッと。  些か抵抗を感じるのである。

確かに年齢を重ねれば、それなりに患うことも多くはなるけれど。


同級生は足並み揃えて老いて行く。 
幸い、わたしの地区の同級生は男女共に和気藹々。 他の地区の
みんなが羨むほど、常に意思の疎通はバッチリなのだ。
互いに手を携え合って楽しく、というのが真情である。

トシ (いつもそう言ってはいるのだが) には トシ だけれど、  
でも、 わたしたちはまだ若いのだ。 大手を振って人生を謳歌しよう。

今はただ彼女らの一日も速い快復を祈るのみ。