ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

南日本海人、女子重量挙げにうるうる

2008年08月10日 | 日々(ふつうに)
 北京オリンピックが始まった。いろいろあったが。競技が始まれば、そこはアスリートたちの世界である。
 女子重量挙げのライブを見た。昼ごはんを食べていて、喉がつまりそうになった。四八キロ級ということで、普通の体格の女の子たちである。普通より少し筋肉質であるのはそうなのだが、男子の選手に比べると、極端に巨体でもなく、プロポーションもいい普通の人たちである。その普通の女の子たちが、一一〇キロのバーベルを上げるのだ! どうやってそんなものを持ち上げる?…。なぜそんな重たいものを?…。かわいそうになるが、彼女たちの真剣な必死の形相を見ていると、とにかく応援したくなる。ものすごい集中が伝わってくる。呼吸を整え、成功したイメージを頭に描き、気合を入れて、バーベルを握る。声にならない叫びとともに―。クリヤしたときの満面の笑みや、ほっとした表情は見ているこちらまで嬉しくなる。一方、失敗した時の悲しそうな顔はかわいそうだ。
 次々に出てきて、静かにバーベルに挑戦して行く、女子選手を見ていると、国のことを忘れ、すべての選手を応援してしまう。がんばれ、集中!…。こちらの体にも力が入り、腰の悪い私など、見ているだけで具合が悪い。一度目が失敗し、二度目、三度目とチャレンジする選手たちを見ていると、目頭が熱くなってくる。がんばれ、がんばれ。重いだろうな、苦しいだろうな、でもがんばれ。選手たちの精一杯のがんばりを見ていると、開催前のいろいろな問題も頭の中から消えてしまう。これは、彼らの世界だ。極限まで訓練を積んだアスリートたちのすべてをかけた戦いの場である。名誉、国、ファン、お金、雪辱、最後の華、そして人生をかけた勝負だ。この日のために捨ててきたものは少なくないはずだ。この舞台にたつためにどれほどの練習を積んできたことか。
 そんな純粋で、ストイックな世界だからこそ、見る私たちに感動を与えてくれる。何かを一生懸命にがんばる。その大切さが深い感動を呼ぶ。やばい、見ているだけでおじさん、うるうるしてしまう。
 でもいいなあ、オリンピックは。いいよ、やはりスポーツは。アスリートたちよ、みんながんばれー!

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