ハグハグの日々 Ⅳ  ~ 南日本海人、ライダー変身

ご訪問有難うございます。南日本海人、夏山裕のブログです。家族を愛し、人生に感謝して、日々をハグしながら送っています。

南日本海人、食べ物について考える

2008年03月17日 | 日々(ふつうに)
 今日も(?)真面目である。ついこの間の、輸入冷凍食品の事件で世間はずいぶんと騒いだが、あの事件の影響でよいことが一つあった。
 我が家の食卓に乗る、ギョーザとハンバーグが冷凍食品でなくなったのである。ギョーザもハンバーグも手作りとなり、手前味噌で申し訳ないが、美味しくなった。やはり手作りの方がうまいのである。家人たちは手間であろうが、食べる私たちはありがたい。
 料理は手作りに限る、以上。と、終わりたいようでもあるが、終われない。
 考えれば、実は日本の食卓は輸入品によるコストダウンに支えられていたのである。しかもの食品は安全上満点とは言えない商品群なのである。コスト優先の論理によって作られた食品が、安全のわけがない。建物でも同じである。考えれば分かる。例の違法建築確認と同じ論理で輸入食品というのは食卓に乗っているわけである。
 考えても見るがいい。安ければいい、というその浅ましい考えが間違っている。ちゃんとしたもの、安全なもの、価値のあるものは、それなりの価格が付けられているのである。
 食料に限定して言えば、中国から入ってくる輸入冷凍食品だけではない。私が昔学生時代の先生から習ったのは、果物だって穀物だって、海外から入ってくる食料には、どれだけ農薬が使われているか知れないということである。食料メジャーの大量栽培によって入ってくる、バナナなどがその例である。詳しくは、中公新書の『バナナと日本人』を参照されたい。
 故に食料は国内で自給を、という論が出てくるのである。国内なら、まだ、われわれの目が届くからである。
 即席の手がかからない食品というのは、安全ではないのである。栄養が偏る。私も学生の頃、一時即席麺を主食にしていたことがあったが、なんとなく体調がおかしくなった。今、あの食生活をしろと言われても、したくない。
 だから早く結婚して奥さんの作った料理を食べろということなのである。(そこに持っていくか)いや、ほんとうに、現代の晩婚化、非婚化の本質は実はこのインスタント食品の問題と同じなのだ。食べ物に限らず、いつまでも、社会的生物的責任を果たさずに、うわべのおいしいところだけを食べて生きていこうという風潮が、若い世代の晩婚非婚化を支えているのだと考える。
 美味しいもの、価値あるものは、手間がかかるし、対価を支払わなければならないということである。あたりまえである。人生楽ありゃ苦もあるさ、涙の後には虹も出るなのである。
 いやあ、ギョーザから、こんなところまで来るとは自分でも思わなかった。
 放言御免。

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