なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

シモニモマケズ・・・

2023-02-01 05:36:44 | 植物

今日から2月です。
もうすぐ立春ですが、実際にはまだまだ真冬。
ということで、今日も寒~い記事をお届けします。

良く晴れた冬の日の早朝散歩・・・
畦道の脇の草の葉っぱが霜で真っ白になっています。



よく見かける光景ですが、そもそも霜ってなんでしょう?
Wikipediaで見てみると、
「0℃以下に冷えた物体の表面に、空気中の水蒸気が昇華(気体がいきなり固体になること)し、
氷の結晶として堆積したものである。」とのこと。
晴れて風が弱い日は放射冷却が起こり、霜が下りやすいそうです。

遠目には白い粉をかぶったように見える霜ですが、よく見ると色々な形の氷の結晶が・・・
こんな風に棒状になっていたり、


葉に生えた毛に氷が付いて、粒状になったものなど。


こちらは紅葉した葉に白い霜が綺麗です。
ホトケノザですね。


やっと花が咲いたヒメオドリコソウ。
最初撮った写真がピンボケなのでリベンジしようと思ったのに、なんと霜がびっしり・・・


ヤエムグラもこの通り真っ白に・・・


こちらはヒガンバナの葉ですが、やはり真っ白。


近くで見ると、こんな感じで。
どこかで見たような気がしましたが、これ、昔の冷蔵庫の冷凍室に付いた霜に似ていますね。
そういえば、最近の冷凍庫には霜が付かないようになりました。


う~冷えましたね。
すっかり茶色くなったアキノエノコログサが風に揺れていました。


こんな写真だけみていると身も心も凍りそうになりますが、実際にはとてもいいお天気。
田んぼを横切る小径を歩いていると、目の前をケリが横切りました。


いつもここを縄張りにして、ご夫婦で餌を食べているケリです。
繁殖期には大きな声で鳴き、近くにいる人を威嚇しますが、冬はとても穏やかな表情です。


先客がいました。ムクドリです。
よく見ると、右手前にホトケノザが沢山咲いています。
日当たりのいい場所ではもう霜は融けています。


喧嘩もせず、同じ方向に歩くケリとムクドリ。


私が近づくとムクドリは飛び立ってしまいました。
でもケリ夫妻は少し離れただけで、悠々と餌探し。
私もノンビリした気分になりましたよ~


この休耕畑、いつまでこの状態のままで置いてもらえるのでしょう。
住宅地の一角、ぽつんと取り残されたような田畑に、休耕畑・・・
気が付いたらここも住宅地に変わっていた・・・なんていうことがないことを願っていますが。
ホトケノザが伸び伸び咲く場所が残ってほしいです。


【撮影:2023/1/22  宇治市】


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14 コメント

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Unknown (しいちゃん)
2023-02-01 06:38:47
眩しいなぁ⋋⁠✿⁠ ⁠⁰⁠ ⁠o⁠ ⁠⁰⁠ ⁠✿⁠⋌

なつみかんさん、おはようございます。
どんどんプロになっていってる感じの文章力に
付きつい引き込まれてしまいます✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧
毎日更新でこれだけ色んな記事を書ける。
素晴らしいです!!

今日は霜でこれだけの事が書けるんや。
もうね、写真だけのみん花の頃が懐かしいなんて思ってどんどん遠ざかってしまってる私には
霜の日の、辺りみたいに眩しいです。

確かに霜の日は、朝は寒いけど昼間は暖かくなりますよね。
昨日も正にそんな感じでした。

植物は一部の弱い子を覗いてたくましいですよね。
しんなり凍ってても自然に生き返るから。
寒さ避けしたり、部屋に取り込んだりしなくて良い山野草のお花がやっぱり好きやなーなんて思いながら見せて頂きました。

そうそう休耕田の事同感です。
田んぼがどんどん減って行く、新しいお家が建つは都会だからかな?
こちらはどんどん荒れていくばかり、人口も減って空き家も増えて・・。
この先日本はどうなるの?
なんて暗い事がつい頭をよぎります・・。

凍った道で滑らないように気をつけてお散歩してくださいね((⁠^⁠^⁠)
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Unknown (なつみかん)
2023-02-01 06:59:21
しいちゃん、おはようございます。
朝早くから、素敵なコメントありがとうございます(^^)
私の方こそ、いつもお庭仕事や和菓子や手芸、家族仲良くされているしいちゃんが眩しいです。
ウチは、みんなてんでバラバラ(^^;;
私はコロナ禍ですっかりお散歩が趣味になったので、地元ネタばかりです。
文章力なんてとんでもない!!
少ないネタをなんとか膨らませているだけです。
それも、Wikipediaの助けを借りて(笑)

休耕田が荒れて放置されるのも寂しいですね。
空き家が増えてるというのは全国的にも問題になってますよね。
ウチもじいちゃん家が空き家状態なのでどうするのか悩み中です。

2月になりましたね。
天気予報みると、最高気温が2桁の日が続くようです。
これで春の花、咲き始めないかな〜と期待してます。
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おはようございます (shu)
2023-02-01 08:17:55
今朝も冷え込みました。庭の植物には霜がびっしり、車も凍っていました。
霜に覆われた植物も、令和の清少納言さんにかかると立派なアートですね。
私などには、寒くてじっくり観る余裕はありませんでした。
あらためて、今見せていただくと、霜自体もきれいですね。
それにしても、寒さにも霜にも負けず散歩されている、なつみかんさんは凄いですね。
冷凍ミカンにならないでくださいね。

少し本題を離れて恐縮ですが、私の郷里に中谷宇吉郎雪の科学館があります。
中谷宇吉郎さんは、世界的に有名は雪の研究者です。そして、私と同じ小学校の卒業生です。
それで今日は少しだけ、中谷宇吉郎雪の科学館について紹介させてください。

中谷宇吉郎雪の科学館は、石川県加賀市にあります。
ここでは中谷宇吉郎さんの功績と、雪にまつわる科学をわかりやすく紹介しています。
中谷宇吉郎さんは、世界で初めて人工的に雪の結晶を作った人です。
中谷さんが残した有名な言葉に、「雪は天から送られた手紙である」があります。
科学館では、実験などを交えて、雪について楽しく学ぶことが出来ます。

■博物館めぐりデート(公式ホームページより分かりやすいです)
https://jsbs2012.jp/date/yukinokagakukan

■公式ホームページ
https://yukinokagakukan.kagashi-ss.com/
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おはようございます^^ (attsu1)
2023-02-01 08:35:20
今日は、しいちゃん、shuさんと早起き二人に続いてです!!

そもそも霜ってなんでしょう?
気体がいきなり固体になって、
氷の結晶として堆積したもの
なるほどぉ~~、
あぁ霜だって思う私、こういうところに目が行く、
なつみかんさん、さすがです!!
勉強になりました。

小学生の頃は、舗装路も少なく、道で氷も見ましたし、霜柱もよく見たものです。
少し時代は、変わりましたが、こうして花々では、
変わらず霜を見せてくれるんですよね

shuさんが、教えてくれた雪の科学館、
読んで併せて、楽しませてもらいました。
日本には、知らないところがまだまだありますねぇ~
返信する
おはようございます (さざんか)
2023-02-01 09:55:25
霜について考えたことがありませんでした。
この辺はあまり霜が付かないものですから。
棒状や粒状のものなど、霜にも色んな形があるんですね。
教えて下さって有難うございます。
もし目にしても、寒くて写真を撮る気にはならないと思います。
shuさんの冷凍なつみかんには笑えました。
昔は、冷凍ミカンを何故か汽車の中で食べましたね。
ケリは見たことがありません。
頭でっかちのような姿で、ツグミよりずいぶん大きいですね。
ホトケノザが咲いていますね。
23年前、ここに住み始めたときは周りは空地だらけでしたが、今はすっかり住宅地になって、野草が生える場所は殆どありません。
野草がのびのびと育つ場所を残して欲しいものです。
返信する
しいちゃんも (fukurou)
2023-02-01 09:55:34
なつみかん様
おはようございます。
shuさん、attsu1さんに次いで強敵が現れました。
しいちゃんです。
3人おられたら一番は無理ですね。
特に最近は遅くなっていますから。
霜、綺麗ですね!
木曽は霜の名所?ですが、こんなに熱心に霜の写真を撮ったことがありません。(笑)
霜の結晶にも色々あるのですね。

shuさん、中谷宇吉郎雪の科学館に行ってみたくなりました。
返信する
文章力 (ヒゲオヤジ)
2023-02-01 18:33:23
なつみかんさん、こんばんは(^-^)/
私は前回の投稿でネタ切れ、暫く休載予定ですが、さすがなつみかんさん、
しいちゃんもおっしゃっておられましたが、ホントなつみかんさんの文章、
楽しく、読み応えが有りますね(^o^)
そしてお写真も素敵です。何と言っても鳥達は勿論、霜が降りた葉でも絵にしてしまうのですから・・・
因みに霜の降りたヒメオドリコソウ、中々面白くそして綺麗ですね♪
それから先月最後の雨の宇治市植物公園、お写真の中でロウバイの中で、
マンゲツロウバイと言う種類も有るのですね!
多分私はソシンロウバイとしてしまうと思いますが(^_^;)
雨の中のお写真も悪く無いですね(^^)
勿論シットリと濡れたラクショウの風景、こちらも雰囲気素敵です。
それから道草日記、やはり宇治市は自然に恵まれているのでしょうね。
私の近所では絶対にこれだけの野草の写真は撮れません!
それからなつみかんさんが取り上げたホトケノザ、春の花ですが、私も12月埼玉の寄居で見かけました。
ホント温暖化が進み、季節が早まっているのかも知れません。
返信する
まるでアート作家の作品 (ninbu)
2023-02-01 19:44:44
なつみかんさん、こんばんは。
今日は予告通り、霜の降りた植物の寒い光景が満載ですね。

私も最近は早朝にゴミ出しをする時に霜が降りているのを見かけます。
ただ、庭の植物に降りることは少なく、車のフロントガラスに「窓霜」が降りる
光景が殆どで、わが家の庭にある植物には霜が降ることは少ないようです。

以前は車の霜を取るのに、熱いお湯をかけていたのが、今は家の中からリモート
で車のエアコンを付けることができる便利な世の中になりましたね。

なつみかんさんの撮った写真は、どの植物の霜も、とても美しいですね。(^.^)
棒状になったもの、粒状になったもの、結晶が花のように見えるもの等々、霜と
して見るよりも、まるでアート作家の作品のように見えてしまいます。

本日登場したケリ、私はまだ一度も出会ったことがありません。
人への警戒心が少ないようなので、私でも撮影できるかもしれません。
でも、どこにいるのか見当が付かないので、出会えるのを運に任せるのみです。
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冷凍ミカンに、笑 (なつみかん)
2023-02-01 21:44:31
shuさん、こんばんは。
こちらの方は、立春を前に寒さも底を打ったのか、今日の昼は比較的暖かかったです。
久しぶりにマフラーなしで外を歩けました。
それでも朝はおっしゃる通りかなり寒く、踏切のレール部分が白くなって滑りそうでした。

霜自体が綺麗なことをたまたま発見して以来、結構気にして撮っています。
晴れ過ぎても光って結晶の形がよく分からないし、かといって曇っていると綺麗じゃないし・・
今日の写真もイマ千ですが、まあ雰囲気を楽しんでいただけたようで良かったです。

中谷宇吉郎情報、ありがとうございました!
リンク先の情報も拝見しました。
これを見たら行きたくなりましたよ~
いつか機会を見つけて行ってみたいです!!
返信する
活気倍増! (なつみかん)
2023-02-01 21:49:04
attsu1さん、こんばんは。
最近はattsu1さんとshuさんのコメントがちょっと遅くなると、ブログに閑古鳥がないて寂しいな~って思っていました。
しいちゃんと、fukurouさんが参戦してくださると、活気が倍増ですね!

さて、今日の記事は寒~い冬の様子なので、暦の上で春になる前に出してしまおうと思いました。
ところが、先週行った京都府立植物園がまさかの白一色の雪だらけ・・・
当分、真冬の投稿が続きます。
おっと、霜でしたね。
折角投稿するからと、霜のでき方を調べました。
なるほど~です。

そういえば、私も子供の頃は年に何回かは結構な雪が降りましたし、つららも見ましたね。
氷が張った水たまりを踏んで歩くのも好きでした。
霜は霜でも、いつも足の指が霜焼けになっていましたが・・・(笑)

雪の結晶も素敵ですね。
あの六角形をみたくて、降りたての雪を虫眼鏡で一生懸命観察したのを思い出しました。
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