なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

里の花も沢山、綾部ミツマタ群生地紀行(2)

2024-04-08 07:30:54 | 植物

ミツマタ群生地は、まさに「群生地」。
スギ林の下に生えているのはどこまで行ってもミツマタだけです。
群生地の遊歩道の終点あたりで少し休憩。
といってもベンチなどあるわけではなく、ぼーっと立ってその辺を眺めていただけですが。

カットしたスギの切り株に苔。
手前の小さい木も三つ又になっているので、ミツマタの幼木ですね。


コケはいいですね~


見上げるとスギ。


道の真ん中にもミツマタの幼木。
こんなに小さいのにちゃんと花が咲いています。


これって家に植えたくないですよね~
どんどん三つ又に分岐していくのですから、広がりますよね。
よほど広い庭じゃないと無理でしょう。

休憩後、ミツマタを再び見ながら帰路につきます。
出口に近くなった辺り、ミツマタが減り、代わりにシャガが現れます。


そうなんです。
ここは、ミツマタが終わると、次は4月末~5月中旬にシャガが群生するそうです。
今は葉だけですが。


ヤマネコノメソウが生えていました。


後にも先にも、咲いていた草はこれだけ。
それにもビックリです。やんたんでももうちょっと咲いてますよ~
ミツマタ勢力おそるべしですね。

左手、スギの古木に守られるように祠がありました。


右手のスギは由緒ありげ。
前の看板を読んでびっくり。この山のスギは、すべてこの木の子供なんだそう。
この木自身は1959年の伊勢湾台風で損傷し、今に至っているそうです。


見上げてみました!


山を抜け、里の道へ。
こちら、群生地オープン期間には、特産のとち餅を売るテントや、おトイレもあります。
入園料は200円で、自分で箱に入れるタイプなので、入れずに入る人も多数。
地元住民の方の努力で維持されている場所なので、感謝して見ないとですね。



道の両側には、大きく育ったフキの花。


なんとヤマエンゴサク!


ツクシが一杯~


山側には、ぶら下がり系のキブシの花。


バンザイ冬芽・・・おっと、手が5本も!何の花でしょうか~


そして、道の出口近くには・・・






瞳だらけや~
星の瞳こと、オオイヌノフグリがびっしり咲いていました!
本当にノンビリした気分になりました!

続いて、恒例のわち山野草の森に移動します。

【撮影:2024/3/30  京都府綾部市】


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ミツマタの花 (fukurou)
2024-04-08 09:04:28
なつみかん様
おはようございます。
ミツマタの花堪能させていただきました。
大好きな花です。
杉木立の中でひっそりと下向きに咲いているミツマタの花が素敵です。
現役時代転勤するたびに職場にいつもミツマタの木を植えていました。
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里山の花 (ダリアクミコ)
2024-04-08 09:11:47
なつみかんさん
お早う御座います!

1番かしら?
桜も良いですが私はツクシやオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウを見ると嬉しくなります。
昨日ツクシと菜花のお浸し毎年この時期は楽しみです。
緑の丘公園、見沼自然公園で広くは無いですが
囲まれて撮影できました。

幸せ!
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おはようございます (さざんか)
2024-04-08 09:14:21
ミツマタは幼木の頃からミツマタなんですね。
当たり前だけど。
ここの杉は全部母樹のクローンなんですね。
60年余りでこんなに大きくなるんですか。
戦後や高度成長期に、成長速度が速い杉を植えたと聞いています。
真っ直ぐで美しい木ですが、花粉症の原因にもなりますね。
里の道、フキノトウやツクシに癒されます。
住宅街ではツクシはなかなか見られません。
手が5本ある木は何でしょうね。
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こんにちは (チー子)
2024-04-08 13:43:29
土筆の数 凄いです

子どもの頃を思い出します
沢山とってきて袴を外し佃煮にしてもらった。
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こんばんは (shu)
2024-04-08 18:56:49
先ほどようやく長い旅から帰ってきました。
さて、コケが生える森、いいですね。コケは樹木が芽生える温床ですよね。
特に岩が露出していて土壌が薄いような山では、コケの中から発芽している樹木(多くはブナなど)をよく見かけます。
ミツマタの種はどんなか知りませんが、ここではコケに頼らずとも、芽が出るための土壌が豊かそうですね。

続いて気になったのがシャガです。いつも不思議に思うことがあります。
シャガは中国から来た帰化植物ですが、山でよく見かけます。三倍体だと聞いているのですが、どうしてあんなに繁茂するのでしょう?
ヒガンバナの場合は人が植えていると思いますが、シャガもそうなのでしょうか?
見る度に不思議に思います。

次にヤマエンゴサク。今回の私の旅の目当ての一つがエゾエンゴサクだったのですが、よく似ていますね。
ヤマエンゴサクの方が単純な筒型に近いように見えますが、本当によく似ています。
エンゴサクの仲間はすべてスプリング・エフェメラルなのでしょうか?
そうすると私の花探しはもっと範囲を広げなければと思いました。
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土筆! (ran1005)
2024-04-08 19:48:55
ミツマタの群生を通り抜けるとシャガが群生を?
シャガは根で増えるのでしょうか?
以前、薬草園でシャガの群生に出会った事が在ります。
根茎を乾燥して肝臓病の漢方薬に使うそうです。
何と花はサラダで食べると美味しいそうですヨ。
土筆がイッパイ!!
私は未だ土筆の群生に会って居ません。
その昔、ハカマを取り外して茹でてお浸しで食べた経験が在ります。
手間をかけて何と不味いものを食べた事か(笑)
土筆の群生を見ると思い出します。
蕗の薹は、随分と大きく成長するのですね。
天婦羅や蕗味噌にするサイズをスーパーでしか見ていません。
こんなに大きく育ったらお料理に使えませんネ。
ホシノヒトミやヒメオドリコソウの群生には春の温もりを感じますネ。
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ミツマタ一門の聖域 (ninbu)
2024-04-08 20:08:44
なつみかんさん、こんばんは。

ミツマタ群生地に生える草花はヤマネコノメソウだけとは、まさに
ミツマタの天下ですね。そして、マミツマタの家老のシャガだけが
生育が許される、ミツマタ一門の聖域なのでしょうか。

市茅野杉の生命力の強さと、この森に生えている木は全て市茅野杉
とは、子孫を残すパワーも凄いものがありますね。他の木は生えて
いないのでしょうか?そうだとすれば、この森はミツマタと市茅野
杉だけの聖域とも言えますね。

山を抜け、里の道に出て初めて、フキの花、ヤマエンゴサク、ツク
シ、キブシ、オオイヌノフグリなどのお馴染みの花たちが登場して
ホッとしました。(^.^)
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ミツマタを植える (なつみかん)
2024-04-08 20:54:26
fukurouさん、こんばんは。
昨日はこれでもかとミツマタを載せてしまいました。
ここまで沢山あるのは初めて見ました。
全国的にも珍しいのではないでしょうか。
fukurouさんがお好みの花なんですね。
下を向いて咲きますが、高い位置に咲く花も多いので、花の中も見放題です。

それにしても、ミツマタを植えておられたとは・・・
結構大きくなって広がりませんでしたか?
広い庭だったらいいでしょうね~
返信する
私もです (なつみかん)
2024-04-08 20:58:08
ダリアクミコさん、こんばんは~
週末は久しぶりに地元のお散歩道を歩きましたが、畦一本がホトケノザ畑のようになっていて面白かったです。
私もこんな光景が好きですよ~

ツクシとナバナのお浸しを召し上がられたのですか?
私も昔はよくツクシの袴を取って、卵とじや佃煮などにして食べていました。
でも面倒なわりに、ちょっとしかとれないんですよね・・・

ダリアクミコさんの投稿はこれから拝見しますね。昨日はバタンギューだったので、失礼しました。
返信する
3本が9本 (なつみかん)
2024-04-08 21:04:37
さざんかさん、こんばんは~
お花見に行かれたのですね!
私も週末駆けずり回ったのでくたくたの週明けです。

ミツマタは3本ずつ分岐していくので、3本が9本、9本が27本と上の方に行くほどえらいことになります。
まあ、それほど大きな木になるわけではないのですが、広がるのは確かですね~
私もこのスギの親が全部同じスギだということに驚きました。
よく考えたらこのスギとミツマタの林自体がものすごく珍しい貴重な場所なのかもしれませんね。

手が5本ある冬芽、すごく気になります~
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