秋の七草の続きです。
ナデシコ(撫子;ナデシコ科ナデシコ属)
ナデシコといえば大和撫子。日本女性の美称で、Wikipediaを覗いてみると、
「態度や表情が穏やかで、容姿端麗、清楚で言葉使いが美しく、男性を立てるような女性を指す」
だそうで~
とはいえ、なでしこジャパンじゃないけれど、単に大人しいだけではなく芯が強いイメージもあります。
まあそれはともかく、秋の七草のひとつナデシコは日本に自生するカワラナデシコのことです。
昔はその辺の河原で咲いていましたが、野生の花は見なくなりましたね~
(2020/7/23 宇治市植物公園)
つい先日、カワラナデシコとエゾカワラナデシコの違いの投稿をしたところですが、
折角なのでエゾカワラナデシコも・・・
(2020/7/18 京都府立植物園)
オミナエシ(女郎花;オミナエシ科オミナエシ属)
同じ属で、大柄なオトコエシに比べて、全体に優しい感じがするから名付けられた・・・
と書いてありましたが、オミナエシも相当長身です。
さしずめ長身の美女というところでしょうか。
黄色い花が遠目にもよく目立ちますが、自生地がどんどん減っているそうです。
下の写真は、京都府立植物園の生態園の池のほとりに、次に紹介するフジバカマと並んで咲いていた花。
(2020/9/5 京都府立植物園)
遠目ではそれほど分かりませんが、近づいて花を見ると、オトコエシとよく似ています。
(2020/8/1 わち山野草の森)
フジバカマ(藤袴;キク科ヒヨドリバナ属)
遠目には少しヒヨドリバナに似ていますが、それも当然ヒヨドリバナ属でした。
派手さはありませんが、しっとりと風情のある姿が古の人々を魅了したのでしょうか。
自生の株が激減し、京都では原種のフジバカマの保護活動が行われています。
京都駅にほど近い梅小路公園の中にある朱雀の庭では、そのように育てられたフジバカマの鉢を集めて
例年9月末頃から藤袴展が開かれます。
今年はどうなるのでしょうか・・・
(2020/9/5 京都府立植物園 咲き始め)
花自体はそれほど目立つものではありませんが、アサギマダラが吸蜜にくることで有名。
一昨年、運よく何頭ものアサギマダラを見ることができました。
(2018/10/7 京都府立植物園)
キキョウ(キキョウ科キキョウ属)
あれ、桔梗が七草の歌にない・・・
じつは、古代、キキョウのことを「朝顔」と呼んでいたそうです。
(私たちの知っているアサガオは、奈良時代末期に入ってきたので、まだ山上憶良の時代にはなかったそう)
源氏物語の朝顔の君は、もっと違って、ムクゲと言われているそうです。
おっとキキョウから離れてきていますね。
さてキキョウですが、秋の七草といいながら、結構夏の早い時期から咲き始めます。
野生では日当たりのよい草原に咲くそうなので、そんなところで見てみたいです。
(草原自体減っているので激減しているそうですが)
(2020/7/18 京都府立植物園)
蕊が雄性先熟でした。確か・・・下の写真はこれから雌蕊が出てくるところ。
(2020/8/8 京都府立植物園)
以上、秋の七草でした~
説明行き当たりばったりですみません!
嬉しくなりました。
ナデシコと言うと、女子サッカーを思い浮かべます(笑)
と言いつつ、ナデシコもキキョウも既に見なくなってしまったんですが、
昔と咲く時期が変わったんでしょうかね
昨日も昼間は猛暑でしたが、
夜に雨が降り、涼しい夜になりました😉
おはようございます。
説明が行き当たりばったりなんてとんでもありません。
楽しく読ませていただきましたよ。
話が脱線するところが大好きです。
脱線に人柄がにじみ出るんですよね。
なつみかんさんは・・・、いえいえ脱線しそうでした。(笑)
以前のブログでカワラナデシコとエゾカワラナデシコの違い、分かったつもりで、木曽で確かめてみたのですが、どちらか判断しかねるものが多数ありました。
来年同定に再チャレンジします。
おはよう御座います~
アサギマダラはフジバカマが
大好きなんですよね、四国の友人が
里山を私有していてフジバカマを
挿し木して増やして、アサギマダラを呼んでいます
サギソウも友人の影響、未だに我が家の
フジバカマに来てくれません~
なのでアサギマダラに逢ったことないです。
今日載せて下さったのはどれもお馴染みの花ですね。
でも野生の花はもう殆ど無いような気がします。
フジバカマと言う名で買っても、茎が赤いサワフジバカマだったりして、混乱しているのもありますね。
カワラナデシコとエゾカワラナデシコの違い、又分からなくなりました。
もう一度よく読ませて頂きます。
それに秋の七草をしっかりおぼえないといけませんね。(^^;)
ナデシコといえば女子サッカーを思い浮かべるのは同じです(笑)
ナデシコもキキョウも見かけないというのは正解。
どちらも、秋の七草のくせに、7月ころに咲いています^_^
見慣れた花が並ぶと、ほっとしますよね。
今日は大雨と日差しが交互の変な一日でした。
気温が低くなって、行き帰り羽織りものが欲しい感じです。
なんと、里山を所有しているお友達がおられるのですね!
四国はまだまだ沢山の自然が残っているイメージです。
フジバカマの自生地なんて、素敵ですね!!
ダリアクミコさんの山野草はその影響なんですね。
私の家にも何鉢かありますが、かろうじて生きてるという風情なので、冷や冷やものです。
サギソウだけでなく、フジバカマもあるなんていいですね〜
アサギマダラ、来てくれたらいいですね♪♪
さすが大阪の人、よく分かっていらっしゃる(笑)
うっかりと脱線は、なつみかんの専売特許です。
コメントのレスも、順番間違ってしまってすみません。
花の説明をする時は、自分が興味を持ったことを中心に書いてるので、支離滅裂になったり、あちこち話題がバラけます。
好意的に見てくださって有難いです〜
週末、天気が悪くてネタ補充出来なかったらどうしようかと悩み中(笑)
おなじみの花ですが、野生では見ませんね〜
カワラナデシコくらい生えててくれてもいいのに!!
見分け方、fukurouさんも分かりにくいとおっしゃってましたが、案外変異とか多いのかもしれませんね。
フジバカマはサワフジバカマが多くなっていますが、原種のフジバカマでも、茎が赤みがかったのがあるので、よくわからないです。
ちょっとした個体間の差になると、もうお手上げですね‥
(みん花時代、京都府のお墨付きの原種を投稿したのに、これはサワフジバカマだと強く主張される方がいらっしゃって、閉口したのを思い出しました(^^;;)
こんばんは。
明日のブログでなつみかん様のブログ使わせていただきました。
秋の七草、クズのブログです。
お許しのほどを!
秋の七草の中で桔梗が一番好きです。
こちらではお盆の頃咲いているのでお墓参りの時は必ず桔梗が入っていました。
馴染みの花なので好きなのかなぁ。
アサギマダラが沢山いたのですか。
羨ましいです。