今年のお盆休みも今日で終わり。雨にたたられ、結局どこにも行きませんでした。
お迎えには行かれなかったので、今日こそお墓参りに行かねば・・・
投稿の方ですが、なかなかリアルタイムではできません。
週末行った場所を大切にちびちびと載せています。
今日からの記事もちょっと前の記録です。
もう10日ほど前になりますが、思い立って美山町にあるかやぶきの里に行ってきました。
かやぶきの里って何?ですが、ホームページの説明をそのまま引用させていただくと、
「京都府南丹市美山町の北集落「かやぶきの里」は、京都市と小浜市の中間に位置します。
集落を東西に渡り、鯖街道と呼ばれる街道が通ります。
ここには、約220年前(江戸時代)〜 150年前(明治時代)に建てられた茅葺き屋根の家屋が多く残され、
今も、50戸ある家屋のうち39棟が茅葺き屋根です。
主屋は南向きに、由良川の流れに平行するように配置され、「北山型民家」と言われる民家の特徴は、
間取りが田の字型、壁や戸が木造り、上げ庭と言われる土間であることです。
伝統的技法による建築物群を含めた歴史的景観の保存度が高く評価され、北集落は1993年12月8日に、
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
以降、「かやぶきの里保存会」や「有限会社 かやぶきの里」が集落の住民により組織され、
歴史的景観の維持管理、住民生活の保全が行われています。」
説明を読んでもよく分からない、という方は下の写真をご覧くださいませ。
これだけの規模でかやぶき屋根が残っている場所は少ないのではないでしょうか。
手前には一面の田んぼが広がっていると思いきや、耕したばかりのような畑が広がっています。
ここがきっと有名なそば畑になるのでしょう。
有名と言えば、この赤いポストの光景は観光スポットとして有名です。
朝9時過ぎでしたが、人が誰もいませんでした。
ひょっとして夏に来る場所じゃなかったかも(笑)
ポストの道を少し上った角にお地蔵さまが祀られていました。
むき出しではなく、ちゃんと屋根のあるおうちにおられます。
村の方々がずっと大切にされているのが分かります。
それぞれの民家の庭には、多くの花が咲き乱れ、そぞろ歩いているだけで癒されます。
夏と言えばサルスベリ!
サルスベリがあちこちで見られました。
民家には塀はなく、庭の花の写真など沢山撮らせていただきました。
それにしても、庭をいつもこの状態に保つのは、本当に大変なのではないでしょうか。
訪れる人に楽しんでもらうように花を植えられているように感じました。
そんなお花たちを少しご紹介~
オニユリ(左)にモミジアオイ(右)
ヤナギハナガサ(左)にクレオメ(右)
メランポジウム(左)にルドベキア(右)
水路脇にはシュウカイドウの蕾(左)、悪霊除けのヒオウギ(右)も沢山。
本当にいろんな夏の花が咲いていました。
しかも、どれもあたかも野生の花のように奔放に咲いているのが印象的。
コスモスも沢山芽を出していたので、秋は秋でいいでしょうね~
こちらはテッポウユリでしょうか。
ヒマワリ、こっち向いていて欲しかった~
青い柿の実が生っていました。柿色になったらまた風情があるでしょうね~
こちらの奥の建物が美山民俗資料館です。
まだ開館していませんでしたが、実際に民家の中に入って、農具や生活道具等を見ることができるそうです。
さて、かやぶき、かやぶきと連呼していますが、かやぶきは茅葺、すなわち茅で葺いた屋根のことです。
といっても「茅」という植物があるわけではなく、ススキやヨシなどの植物の総称とのこと。
イネの藁などとちがって茎に油分があって水をはじくことから屋根材として古くから使われてきました。
葺くのは大変ですが、冬は暖かく夏は涼しく、防音性・通気性・保湿性に優れ、住むのに快適なんだそうです。
とはいえ、20年に1度は葺き替えが必要で、そのための費用も相当高額になるようです。
保存会があるとはいえ、50戸のうち39戸が茅葺を維持しているというのがいかにすごいことかが分かります・・・
こちらはまだ新しそうな屋根ですね。葺き替えてからそれほど経っていないのでしょう。
こちらはちょうど葺き替え作業の真っ最中。
猛暑の炎天下にお疲れ様です・・・
それほど広い集落ではないので、ぐるぐる歩いているうちに、全部見て回ることができます。
こんな風な標識も完備していました。
標識も埋もれるほどの花たちですね・・・
メ~という声が聞こえると思ったら、ヤギさんもいました!
のんびりと見て回り、元のところに戻ってきました。
向こうの方に、最初に見た赤いポストが見えます。
さあ、美山かやぶきの里、いかがでしたでしょうか。
とても素敵なオリジナルサイトがあるので、興味のある方はどうぞご覧くださいね。
今日はかやぶきの家と、その庭で育てられている園芸植物を中心にご覧いただきました。
集落の中心地はこの辺りなのですが、周辺にも色々な自然があります。
明日は、集落やその周りで見た、野生の植物を載せてみたいと思います。
よかったらまた覗いてみてくださいね!
【撮影:2022/8/6 京都府南丹市】