先日上賀茂神社を後に、京都府立植物園に向かうというところまで書きました。
その後、道草や何やら寄り道してしまいましたが、半月遅れで投稿します。
え、あまりにも賞味期限切れですか?
まあ、来年の参考にでもしていただければと・・・(笑)
今回の目的はズバリ「ユリ」です。
7月の目玉は何と言ってもユリ。ちょうどいいタイミングじゃないかな~
まずはこちらをご覧くださいませ。
純白の大輪のユリ、名札はありませんでしたが、カサブランカではないかと・・・
実はこの写真を撮ったのは朝7時32分。
そうなんです。門が開いていなくて泣く泣く賀茂川に向かって歩いていく途中、フェンスから一部中を覗ける場所が。
そのフェンス越しに撮った写真が最初の2枚です。
下に見える葉はクリスマスローズでしょうか。
園内を歩いていたら絶対に気づかない場所。ちょっとラッキー感が。
まあそのあと、川沿いを歩いたり、上賀茂神社を参拝したりしたわけですが・・・
無事9時過ぎに京都府立植物園に戻り、普段は使わないその名も賀茂川門から入園!
入ってすぐに絶滅危惧種が集められているエリアがあり、そこに咲いているはずのユリを探します。
ありました!・・・全部倒れてるし。向こう向いてるし。
こちらはカノコユリの変種、タキユリです。
滝が流れるように下に垂れ下がるのかと思ったら、「崖百合」と書いてタキユリ。
その名の通り、崖に生え、下に垂れ下がるように咲くのが特徴だそうです。
なるほど、雨で垂れ下がったのではなく、もともとそういうユリだったんですね。
それにしてもナントカお花を撮れないものかと・・・
これがギリギリ。綺麗な花ですね~
横顔はこんな感じです。これが崖に咲いていたら感動するでしょうね。
四国と九州の崖が自生地なんだそうです。
この後はお楽しみの植物生態園!
ちょっと最盛期は過ぎているようでしたが、ヤマユリの品種、紅筋が満開!
その名の通り、花弁に赤い筋があります。
もともとヤマユリ自体、花の大きさと華やかな香りでユリの女王と呼ぶにふさわしい花です。
中でも、紅筋は色鮮やかで遠くからでもよく目立ちます。
背もすごく高いです。
植物生態園にはざっと3か所、紅筋が咲く場所があります。
そのうち湿地ゾーン近くに咲く花はもう終わりでしたが、残りの2か所は健在。
真っ赤な蕊に魅了されます。
植物生態園のユリはこれだけではありません。
数が一番多かったのがこのオニユリです。
上の写真では分かりませんが、葉腋に黒いむかごが付くのが特徴です。
(ないのはコオニユリ)
あっちにもこっちにも満開でしたが、なんせ太陽ガンガンで撮れないのなんのって。
(言い訳)
前には咲いていたオウゴンオニユリが見当たりません。
枯れてしまったのでしょうか・・・
後で行った四季彩の丘にたった一輪咲いていました。
もう終わってしまった後のようです。
ちょっと雰囲気は違いますが、こちらもれっきとしたユリ科の花、ウバユリです。
最近のおばあさんはハが丈夫なので、花が咲くときでもしっかりと葉が残っています。
花は結構綺麗ですよ。宇治の山にも咲いていたのですが、見かけなくなりました。
横から見ると、歯が生えています。
もとい、綺麗に並んだ雄蕊でした。虫がよく潜り込んで花粉だらけになっています。
ユリ科には多いですが、芽生えから花が咲くまで6~8年かかるそうです。
植物生態園のユリ科はこれだけ。
残念ながら、見たかったサクユリとカノコユリは咲いていませんでした。
折角なので、元ユリ科(現ススキノキ科)のヤブカンゾウをどうぞ。
私がこれまで見た中で一番美形のヤブカンゾウです。品種が違うのかも。
最後は北門近くのワイルドガーデンで見られたカノコユリの園芸品種をどうぞ!
こちらはキカノコユリです。
濃いピンクのカノコユリ
ユリツアーいかがでしたか?
明日は植物生態園で見られた今、じゃなくてこの時一番咲いていた花をどうぞ。
【撮影:2022/7/16 京都府立植物園】