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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

能力の活かしどころ

2019-08-29 17:30:00 | 建物探訪
もうすぐ稲刈りですね。

早く新米食べたいな〜、って言う日じゃなくて、今日はサトウ工務店さんの建て方を見学させていただきました。

はい、別に私だけ特別ってわけじゃなくて、全国からゾロゾロと。


さすが佐藤さん。
どこぞの有名人が成田空港に着いたのかっつーくらい。
みんな大注目。(実際は敷地を取り囲むようにもっと人がいます)

なぜかって言うと、佐藤さんがこの物件から、パネル工法を採用したからなんですけど、


こんな風に柱と梁、壁やサッシ、防水シートまでが工場で組み立てられたものをポンポンと並べていくだけの超合理化工法だから。

まるでハウスメーカーのような工事で、さすが大企業は違うな〜。もう、相手にしてもらえないんだろうなぁって。
今日が最後かな?って。





じゃなくて。



佐藤さん曰く、これからは企業の大きさにかかわらず、こういった合理化工法に関わっていかなければいけないんだと、熱く語ってました。

要約すると、大工さんって減ってるじゃないですか。超貴重な人材なんです。
その人たちには、内装の仕上げ工事など特別な作業に力を発揮してもらいたいとのこと。
そして、若い大工さんが単純作業で嫌になるんじゃなくて、楽しい仕事をして、大工さんという仕事に夢を持ってもらいたいということ。
最後に働き方改革で、キチンと休める仕組みを作ること。

これ全部大事。

すっごく共感できるので、全国から沢山人が集まったのでした。

このパネル化工法は第9回住学で発表していただいた渡辺パイプさんは運営している事業で、誰でも利用できるんです。
もちろん私でも。
そして、私が普段設計している通りに工場が合わせてくれるんです。

で、朝から建て始めてお昼には2階までできちゃった。

はやい!


サラリーマン時代にもパネル工法を採用していましたが、個人事務所でも使える時代になったんですね。

これでメーカーの優位性が一つなくなりました。
時代動いてますね。




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