私が住む金生町より3~400メートル高い場所にある切山はもう紅葉がみごろ。
まだまだ元気なクズに大木の紅葉が侵略されそうだ。
桜並木の紅葉はもう数日で終わるだろう。
前日が雨だったので少し大人っぽく色づいた苔も秋色だ。
今回は現代の事とは思えない話を聞いた。
目的地は大谷山。
登山口まで県道が通っている。
途中低い山並みでは驚くほどの深い谷間がありその向こうは瀬戸内海が遠望できる。
道路沿いの斜面の木が切られ小さな祠が見えるようになっていた。
リーダーより昔天狗神社があったが道路工事のどさくさで分からなくなった話は聞いていたが検地のとき見つかったので10月に周りの木を切り祠を作り直したそうだ。
その時中学生の女子に天狗からこれ以上切ると悪いことが起こるとご神託がありその女子ともども木を切ったの人たちがお詫びに行ったそうだ。
天狗の祠があるあたり遠望。
私も天狗なら同じ気持ちになったと思う。
天狗さんの気持ちがよくわかりますと帰りに再度手を合わせてきた。
大谷山頂上では副リーダーのハーモニカ演奏で里の秋と旅愁合唱。
里の秋歌詞。
静かな静かな里の秋,お背戸に木のみの落ちる夜は、ああ母さんとただ二人栗の実煮てますいろりばた。
明るい明るい星の空、鳴き鳴き夜鴨の渡る夜は、ああ父さんのあの笑顔栗の実食べては思い出す。
さよならさよなら椰子の島、お船に揺られてか和えられる、ああ父さんよ御無事でと今夜も母さんと祈ります。
昭和16年戦争色の強い歌だ。
大谷山登山道に咲くアキノキリンソウとかすかに写っている白い小花のコウヤボウキ。
途中四国50名山の39カ所を登ったと言う高知から来た男性と合った。
午後からほんの3~4時間のハイキングだがまたいろんな体験ができた。