~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

緊迫したシーンで使われた?ショスタコーヴィチの「革命」

2010-09-11 07:37:12 | 音楽
私(おじさん)の音楽日記です。

今日は、ドミートリイ・ショスタコーヴィチが作曲した「交響曲第5番ニ短調op47」を紹介します。
この曲は、日本では「革命」と呼ばれています。
ショスタコーヴィチの曲の中では、最も分かりやすい曲だと思います。

特に、第4楽章は、皆さん(と言っても、少し年配の方に限られるのかも知れませんが)、
どこかで聴いたことがあると思うのではないでしょうか。

関西地方の刑事ドラマのオープニングで使われていたようですが、
私は信州で育ちましたので、このドラマで聞き覚えたのではないと思います。

ニュース番組とかドキュメンタリーでよく使われていたのではないでしょうか。
緊迫した場面で流される曲であることは確かだと思います。


初演は、1937年11月21日にレニングラードで、エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団で演奏され、成功を収めたようです。

不安を感じさせるような出だしから、最終楽章に最高潮に盛り上がる曲は、なかなか聴かせます。
でも、この第4楽章をどのように解釈するか、テンポをどのように設定するか、指揮者などにより違うようです。

私は、最初に、レナード・バーンスタインさんが指揮をしたLPで聴き始めたため、
バーンスタインさんの演奏に最も親しみを感じます。


私のライブラリは次の7種です。

 【1】レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック(LP)
    1959/  
 【2】レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック(CD)
    1979/ 7   東京文化会館
 【3】エフゲーニ・ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(CD)
    1973/05/26 東京文化会館 
 【4】エフゲーニ・ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(テレビから録画)
    1983/11/20 ミンスク・フィルハーモニー・ホール NHK芸術劇場より
 【5】マリス・ヤンソンス指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(テレビから録画)
    1986/10/19 東京・サントリーホール 思い出の名演奏より
 【6】ウラディーミル・アシュケナージ指揮 NHK交響楽団(テレビから録画)
    2004/07/10 ベルギー・ブルージュ・コンセルトヘボー N響イン・ブルージュより
 【7】小澤征爾指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ(テレビから録画)
    2006/09/11 長野県松本文化会館 サイトウ・キネン・オーケストラ演奏会2006より

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
前に述べたように、レナード・バーンスタインさんの指揮するLP【1】を最初に聴きました。
そして、CDに移ったときに、【2】の1979年7月 東京でのライブ録音のCDを購入しました。

LP(旧盤)も良かったのですが、私はこのCDの演奏に大満足です。

晩年の演奏とは違って極端に遅くありません。
そして、第4楽章はかなり速めのテンポの演奏です。


ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
【3】のCDは、最近1000円で販売していたので、初演指揮者の名演も聴いてみたくて、購入しました。

この演奏も、1973年5月26日 東京でのライブ録音です。
(最近はライブ録音を好むようになって来ました)


後は、全て、テレビから録画したライブ演奏です。
そして、みな名演です。

私は、【5】の若きマリス・ヤンソンスさんの指揮に結構魅力を感じました。
最近のヤンソンスさんの活躍はすごいですね。
2006年のニューイヤーコンサートも素敵でした。

もちろん、【7】の小澤征爾さんの演奏も、ゆっくり目の演奏ですが、すごいです!


ショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」。ドラマチックな名曲です!