~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

”サイトウ・キネン・オーケストラ”での小澤征爾さんの名演

2010-09-04 07:36:11 | 音楽
私(おじさん)の音楽日記です。

今日は、現在『サイトウ・キネン・フェスティバル 松本』の真最中という事で、
小澤征爾さんの”サイトウ・キネン・オーケストラ”とのライブ演奏について紹介します。

このフェスティバル。今年は、8月10日から9月9日まで、長野県の松本市を中心に開催されています。

そして、このフェスティバルで演奏する”サイトウ・キネン・オーケストラ”は、
桐朋学園の創設者のひとりである齋藤秀雄さんの没後10年に、
弟子であった小澤征爾さんと秋山和慶さんを中心に、
国内外で活躍する斎藤さんの教え子たちが結集して、
1984年9月に「斎藤秀雄メモリアル・コンサート」を開いたことから生まれたオーケストラです。

また、指揮をする小澤征爾さん(1935年9月1日生まれですから、先日75歳になったわけですね)は、
若くして日本を飛び出し、カラヤンさんやバーンスタインさんらに師事し、
瞬く間に世界で活躍する大指揮者になりました。
2002年1月には、日本人指揮者として初めて「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」を
指揮しましたね。すごいです!

現在、ウィーン国立歌劇場の音楽監督をしていますが、食道がんの治療のため、
しばらく休養していました。そして、このサイトウ・キネンが復帰第1弾ということでしたが、
今度は、腰痛で、今年度は指揮する時間がすごく短くなってしまいました。
残念です!


さて、私のライブラリ(サイトウ・キネンに関連した小澤さんの演奏)を紹介します。
実演は聴いたことはありませんが、NHKでよく放送してくれますので、録画が結構ありました。
(メインの曲を挙げます)

 【1】ブラームス 交響曲第4番ホ短調op98
   (1989/ 9/12 フランクフルト・アルテ・オパーでの斉藤記念オーケストラの演奏です)
 【2】ブラームス 交響曲第1番ハ短調op68
   (1990/ 8/10 ロンドンのプロムナード・コンサート(通称プロムス)での演奏です)
 【3】ブラームス 交響曲第1番ハ短調op68
   (1992/ 9/05 サイトウ・キネン・フェスティバル 松本での最初の年の演奏です)
 【4】ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調op92
   (1993/ 9/ 4 サイトウ・キネン・フェスティバル 1993 での演奏です)
 【5】ショスタコーヴィチ 交響曲第5番二短調op47「革命」
   (2006/ 9/11 サイトウ・キネン・フェスティバル 2006 での演奏です)
 【6】ベルリオーズ 幻想交響曲op14a
   (2007/ 9/  サイトウ・キネン・フェスティバル 2007 での演奏です)
 【7】マーラー  交響曲第1番ニ長調「巨人」
   (2008/ 9/  サイトウ・キネン・フェスティバル 2008 での演奏です)


なかでは、1992年、松本で初めて開催された時に演奏した、
記念碑的な”ブラ1”【3】ブラームス/交響曲第1番 の演奏を一応ベストに挙げます。
潮田益子さんのコンミスもよかった。
多くの有名な演奏家が演奏していて、見ていても楽しい感動的な演奏です。

ブラームス: 交響曲第1番ハ短調 [DVD]
それから、【2】1990年の”ブラ1”もすごい名演奏です。

これは、BBC作成のドキュメンタリーで、この中で”ブラ1”が演奏されています。
ドキュメンタリー部分では、小澤さんやコンミスの潮田さんが斉藤先生やメンバーの話などをしています。
それから、”チャイコフスキー・コンクール”に優勝した諏訪内晶子さんが
最年少メンバーとして紹介されています。

なお、ジャケット写真のDVDは、ドキュメンタリーではなく、演奏だけかも知れません。
(私はこのDVDを持っていませんので分かりません)


”サイトウ・キネン・オーケストラ”がいつまでも続けばいいと思いますし、
来年は小澤さんにフルで指揮して欲しいと思います。
それにしても、小澤さんのライブ演奏はすごいですね!
全て名演です。