加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

散った後でも美しい。桜と池の公園。

2012年04月15日 12時20分34秒 | 自転車と旅、メシ。


朝、自転車に乗って10キロほど先の公園に行った。
桜は、この間の強風でほとんど散っている。

しかし、桜の花びらの量がはんぱではない。遠目からは、まるで雪が積もっているようだ。



この公園に隣接するかたちで、小さめのため池がある。池のそばに植えられた桜の枝が、水面に映っていた。



池を巡る道を、ゆっくりと一周した。
水面を覆う桜の花びらが美しい。

ペダルを漕ぎながら、ふと、思った。

この世界は、クルマなんかじゃ見えないものばかりだな、と。

この公園は自宅からほんの10キロ足らず。子どもの遊具は無く、ただ展望台らしきものと、桜の木と池しかない。だから、存在はしっていたのだが、来たことがなかったのだ。

クルマじゃ近すぎて、かえって来ることはなかったろう。

スポーツ自転車を始めてほんの一年足らずだが、世界の意外な広さに驚かされてばかりだ。

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2 コメント

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長くライダーをやっていると (abigail9801(月光蝶))
2012-04-15 12:48:28
通過する距離は単調なものではなく、ひたすら遼遠な事も感じます。

免許を取って20年以上の間に、車を運転した回数が数回で、残りは全てオートバイで、関東から九州までを巡ってきたわけですが・・・

ゆっくり走っている時は、オートバイも意外と自転車に近いですよ。

高速に乗ると、自転車と似て非なる世界になりますが。
(時速100km超の風にさらされながらの長距離走行とか・・・高架道路は、必要でも通りたくないものです。強風で、雨が降ると本当に死の危険を感じます)

いずれにしても、大気の中を翔ぶような経験は、車に乗っていると確かに異質なものですが。

桜の木の下には…まあ、見知らぬ時間が埋まっている、とでもしておきましょうか。
美しいが少しおそろしいもので。
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オートバイはねえ。 (加地尚武)
2012-04-16 22:20:14
じつは真剣にオフロードバイクが欲しいと思ってた時期がぼくにもありましたw でもそのときは免許を取る時間と金が無かった。今も無いですけど。
坂口安吾を読んだのは中年になってからですが、桜の森の満開の下、面白かったなあ。
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