加地尚武の佐倉新町電気街

「福音の少年 Good News Boy」シリーズ(徳間書店 徳間デュアル文庫)著者による電脳生活と意見。

【DVDこれだけは】夢の糸で織られた映画 「恋におちたシェイクスピア」

2005年03月24日 05時38分35秒 | 音楽・映画のこと
わたしは、高校時代、演劇オタクの教師に頼まれて、演劇部に所属していたことがある。
原文で「ロミオとジュリエット」を上演しようというのだ。女の子ばかりの演劇部では迫力が足りず、急遽かり出された臨時部員だった。
わたしの役は、ティボルト。ロミオの親友マキューシオを殺す男である。

結局、そのお芝居は何かの事情で上演できずに、わたしの演劇部時代は終わってしまった。
だが、それ以来、わたしはシェイクスピアの戯曲を読むようになった。

大学を卒業するころだったか、全戯曲37編を読み終えた。勢いでベン・ジョンソン(走るひとではない)などの他のエリザベス女王時代の演劇から、バーナード・ショーまでいろんな戯曲を読んだ。

で、わたしは、この映画に出会ったのだ。
はまらないはずがない。何度も観た。何度も泣いた。

すばらしい映画である。極上の娯楽である。
万人におすすめしたい、と書きたいところだが、この映画は以下の使用上の注意を守っていただきたい。
(1)「ロミオとジュリエット」という戯曲あるいはお芝居あるいは映画を、観るか読むかしておくこと。
(2)「十二夜」という(同上)
映画では、以下のDVDがある。
ロミオとジュリエット

十二夜

いま、あなたが誰かに恋しているとしよう。この映画はきっとあなたの恋を豊かにしてくれるだろう。不幸にして失恋のあとだとしても、この映画はあなたをなぐさめ、勇気を与えてくれるだろう。
それだけの傑作である。

ただし、かならず使用上の注意をまもること。


恋におちたシェイクスピア

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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