だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

マレーシア サバイバルツアー ②

2018年08月22日 | 日記
世界中どこに行っても「おばさんはスマホが使えなーい🌝」のかもね 

何度も書きましたがwww海外旅行のために「スマホ」に変えまして、国内外と連絡がつくようにしました、ワタクシメ。
しかし・・・使いこなすまでには至らず、「機内モード」にしていなかったり、Wi-Fiの設定ができなかったり・・・
スゴロクみたいに行く先々で皆さんに使い方を教わっていました💦

マレーシアでの移動はタクシーを考えていましたが、
拠点としたジョホールバルからワタクシメが行きたがっている「マラッカ」までは、車で2時間以上かかるのです。
「高速バスなら御一行様分で6千円程度。でもバスに乗るのには階段があって、だーばぁさん、キツイかも」と
皆さん、あれこれ心配してくれて、日本でいう「白タク」を使うことにしました。
でも、それを利用するためには、スマホから登録が必要だったんです。
マレーシア@ヘルパーのスマホは古い機種でダウンロードができず、
ワタクシメのスマホは新しいけど、使い方がわからない  (;´д`)トホホ

マラッカに行く前夜、この“しょーもない状況”をご家族の食事会で話したら、同席していた姪っ子ちゃん(15才)が、
「ちょっと貸して」と。
ワタクシメの「らくらくスマホ」は高齢者向けに日本語の表記しかないので、
「日本語を知らない姪っ子ちゃんには使えないでしょう。わかるー?」と言っているうちに、ピピピのピー!

またたく間にダウンロード完了👍

恐れ入りましたぁぁぁ  🙇

この「スマホの一件」が功を奏するのですが、そのエピソードは、またあとで 📲


大歓迎を受け、大感激♥

初日の夜はマレーシア@ヘルパーのご家族に中華料理をご馳走になり、宿泊したホテルのバーで使える「ドリンク券」やら、
お土産やら・・・大歓待を受けました。
何より驚いたのは、ご家族の中に「マラッカの豪華ホテルの株主さま」がいて、「これを使って」と宿泊券を下さったこと。
そして、マレーシア@ヘルパーの友人にマラッカの大富豪夫人がいて、現地ではその方が案内してくれるとのことです。

ーーほんとかい? 話が出来過ぎてないっすかぁぁぁ!



マレーシアに限らず海外の方に日本の「ヘルパー制度」を説明するのはむずかしいです。
マレーシアのご家族やご友人たちは「自分の身内が日本で何をしているのか???」 理解されていなかったみたいですが、
全身マヒのワタクシメと、ワタクシメをサポートする彼女を見て、すべてガッテンされたようでした。

マレーシアも中心地や観光地は一応“なんちゃってバリアフリー”にはなっていますが、障がい者が出歩ける環境とはいえません。
マレーシア@ヘルパーも旅行の前に、
「外食に連れていきたいけれど、周りがどんな反応するかわからないよ。
だーばぁさんが気にしないなら、どこでも連れていくけど・・・」とワタクシメに尋ねていましたから、
障がい者が旅行する場所としては、精神的なハードルが高かったのかと思います。

そこへ怖いもの知らずのワタクシメが、ひょこたん行きましたので、
皆さん「よく来た。頑張ったね! 楽しんで下さいよ」とご家族やお友達だけでなく、
ホテルのスタッフも本当に本当に親切に迎えてくれたのです。
ワタクシメは言葉は通じませんが、片言の英語と身振りと笑顔で、素晴らしい時間を過ごすことができました。


さー、世界遺産の街・マラッカへGO!

「出発の朝、白タクを呼ぶ」ということになり、ワタクシメは不安を胸に爆睡しました(笑)
そして、マラッカに向かう朝、約束の時間にホテルのロビーに行くと、マレーシア@ヘルパーが
「弟がバスターミナルまで車で送ってくれることになったよ。バスに乗れなかったら、その時はその時、考えようよ・・・」

「弟」というのは前夜スマホの設定をしてくれた姪っ子ちゃんのパパです。
想像するに、姪っ子ちゃんが、
「あのおばさんたちじゃー、目的地に着く前にマラッカ海峡に落ちるわ。パパが面倒みてあげた方がいいよ」と頼んでくれたのではないでしょうか(#^^#)
その後も「パパさん」の車に何度も乗せていただきました 🚘

皆々様のお陰で、無事にバスターミナルまでたどり着き、バスを見て、
「根性でのぼる!」と腹をくくり、よじのぼりました、ワタクシメ。

高速バスの車体は高く、ちょっとした中二階にのぼる位の階段でしたが、料金がすごーく安いのです 💰
「世界遺産」を目指し、ワタクシメは出発しました 🚌


   ↓ 写真、
     ① マラッカ行きのバスをみつけ「ステップは自力でよじ登るから、車いすは荷物と一緒に積んでくれ」と覚悟の微笑 (*^^)v
     ② 数時間後、マラッカの豪華ホテルのロビーで安堵の笑顔(#^^#)
      我ながら「同一人物」とは思えない面ざし(笑)

    



① 


②     







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