だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

あぁ ヘルパー💦 高齢者の働き方改革? 編

2019年08月07日 | 日記
ハッキリ言って「おばあちゃんヘルパー」

ココによく「おばさんヘルパー」のことを書きますが、
ワタクシメの悩みのタネになるのは・・・
正直に書くと・・・70才前後の「おばあさんヘルパー」です。

「加齢」には個人差があるし、仕事の内容によっては「年の功」で、年配の方が頼りになります。
政府が「70歳まで働く人のため 企業に支援義務化の方針」を打ち出したし、
年金だけでは老後は暮らせないようだから、ワタクシメのような障がい者がとやかく言える立場じゃないです。

でもねー、
そうは言っても、先月来たヘルパーはひどかった。
 
  ↓ これはワタクシメの常備薬です。
   こんなに親切に一包化してもらっているのに、飲ませ方を覚えられませんでした。



基本の常備薬の他に1-2粒サプリを加えたり、体調次第で漢方薬を飲みます。
研修の時、彼女はそのオプションを一生懸命ノートしていましたが、服薬の度にワタクシメに「どれを飲むんですか?」と尋ねました。
ワタクシメは自分が飲むべき薬を認識していますが、その判断ができない人のために「ヘルパー」が要るわけでしょっ。
ワタクシメは最初のうちは丁寧に指示をだしましたが、ひと月経ったので、
「ちゃんと覚えてね。わからなかったら、ノートを見てね」と注意したら、
「どのノートに書いたかしら???」と、カバンをごそごそ。
ーーそっから始めるんかい 😢

彼女は「服薬」以外にもノートにもいろいろ書いて勉強されていました。
しかし・・・ワタクシメの経験上、「ノートする人」って、物覚えが悪いんですよー(苦笑)

「身体介護はやったことない」と言って、必死でノートしていましたが「実践」はイマイチ。
そもそも「身体介護」は体で覚えることで、ノートに書いてできるもんじゃないと思いますけど・・・

口腔ケアの時、いきなり口に歯ブラシを突っ込まれたりもしました ^m^

入浴介助用に着替えを用意するのは「当たり前」なんだけど、彼女は着替えを持ってこず、
初回はズボンがびしょびしょ、2回目はズボンを脱いでパンツ一丁(/ω\)
やっと、ショートパンツを買ってきましたが、Tシャツはびしょびしょのままでした。
ワタクシメは「Tシャツは持っていないんだ」と思い、びしょびしょの人がそばにいて気持ち悪かったけれど我慢していたら、新しいTシャツをお持ちでした。
ーー持ってるなら、着替えてよ!

「手洗い」もしないので注意したら、「食器を洗うから、同時に手も洗ってます」とのこと。
ーーそれ、違うでしょ~。外から入って来たんだから、「手を洗え」って言ってんの!

ヘルパーの基本の「キ」もわかっていない人で、ビックリの連続でした \(◎o◎)/ 


「怒り」よりも・・・「気の毒」が先

彼女は昔々の「病院の付き添いさん」タイプで、出稼ぎなんです。
東京には長く暮らしたこともあるそうですが、一度田舎に帰ったのの「田舎にはあまり仕事がないし、賃金が安くて暮らせない」ので、60半ばで「東京でリベンジ」
しかし土地勘が乏しいらしく「電車の時間が心配で一時間半位早く来て、お家のそばで座っていた」という日もありました。

ワタクシメは床にペタンと座っている方が楽なので、介護する側はたったり座ったり、中腰になることがよくあります。
それがキツくて辞めたヘルパーもいましたが、「移乗=抱きかかえ」はないし、電動車椅子だから移動介助も楽で、トータルするとヘルパーの肉体労働は少ない利用者さんです、ワタクシメ。
だけど彼女はようりょうが悪くて、必要な物を一つずつ運んだり、かと思えば、あちこち手を付けてしまって・・・全部中途半端でパニクッていることもありました。

それで、ウワサによると「ギックリ腰」になったとか。
ワタクシメも「こりゃー無理だ」とサジを投げ、お断りしたので、「我慢大会」は一か月で終了。

    メデタシ・メデタシ。

ただ何とか書いた「困ったヘルパー」とは違い、生活が苦しいのが感じられたから「気の毒」でした⤵


高齢者の働き方改革

そのヘルパーと過ごしたひと月間、ワタクシメは経済の地域格差も学んだし、「高齢者の働き方改革」も考えました。
人生100年時代だし、少子高齢化社会だし、社会保障があてにならないから「働きたい・働かなければならないおじいさん・おばあさん」がたくさんいます。
一方で地球温暖化の影響で、熱中症でバタバタ倒れる人がいたり、社会の流れが速すぎて付いて行けない高齢者も多いです。

若い頃に培った「生活力」がないと、現代社会の波には乗れないですね。
「一億総活躍社会」と謳うなら、「働く意欲はあれど波に乗れない人」をフォローするべきです。
政府は「企業に高齢者の雇用機会をつくるよう努力義務を課す」のではなく、「働ける環境を作る」のが責務ではないでしょうか。

ワタクシメから去っていったヘルパーが、自分に適した「職」に就けることを祈るばかりです。





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