だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

読書 あのねのね 📚 天と地を測った男

2024年08月06日 | 日記
夏休みも後半戦に入りましたね💦

しばらくお休みしていましたが「ワタクシメがわざわざ図書館にリクエストしてデイジー図書@音声図書にしていただいた作品」をご紹介します。
先輩や友人の作品ばかりですが(。-_-。) 「よい作品」をピックアップします!

「天と地を測った男」 岡崎ひでたか・著 高田勲・画  くもん出版 (2003/6/1)

以前にもココに書きましたが、ワタクシメは岡崎さんのことを「ねりまのお父さん」と呼び、親しくさせていただきました。
残念なことに岡崎さんは2016年に亡くなられましたが、骨太の作品をいくつも遺されています。
※代表作に「荷抜け」「鬼が瀬物語」など。「トンヤンクイがやってきた」で日本児童文学者協会賞受賞。

さて、この作品は伊能忠敬の伝記で、20年位前に出版されましたし人気のある作品ですがデイジー図書になっていなかったので、「ねりまのお父さんへの恩返しにもなれば・・・」と、音声化のリクエストをしました。

内容紹介・感想・出版社からのコメントも含む

最新の研究結果をもとに、様々な視野で新しい「伊能忠敬」を描いていると思います。
図版資料も豊富に使用されていて、これは「音声図書」では伝わりにくいですが、「児童文学」として描かれているので、大変わかりやすく「歴史モノは苦手」という方でも大丈夫👍
伊能忠敬は50才から「天と地」を測ることにつながる勉強を始めます。
出版社からのコメントと重なりますが・・・岡崎ひでたかさんはあとがきで伊能忠敬のこの生き様に感銘を受けたことや、ご自身もリタイヤしてから「児童文学」の勉強を始められたことなど述べられています。
「歴史ロマン」と「大冒険」が魅力満載の一冊です📖

日本における測量と地図の分野で革命児であったというべき伊能忠敬の偉業が、いかなる動機で始まり、いかにして成功にいたったか。
忠敬の人となりを左右する幼少・少年期から書き起こし、一生を通して克明に描いてあります。

伊能忠敬に関心の高い中高年の方にも、読みやすく、第二の人生を考える上で、希望と勇気を与え、読み応えのあるないようになっています。
忠敬の時代の社会状況、身分制度、時代の動きなどを、忠敬の活動と結びつけており、正しい歴史認識に導きやすく書かれています。
また、従来見落としがちであった事情、例えば、師高橋至時との厚き信頼関係や、測量事業が多数の現地住民の協力によって支えられたことなども描かれています。
忠敬の人間像、50歳になっても新しい学問を学び、学んだことを測量事業に活かした挑戦する精神、情熱と行動力にも感動します。

「長編だから読むことが困難」と諦めているしょうがい者がいらしたら、ぜひ図書館に問い合わせてみてください。


コメント
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