だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

読書 あのねのね 「ソフィアの白いバラ」  📚

2023年05月07日 | クリエーター・モード
ワタクシメ、読まないとあの世に行かれない一冊?!

「ソフィアの白いバラ」八百板洋子著 福音館書店  初版 2005年6月

この本はワタクシメが幼稚園でお世話になったスズキ先生からいただきました。
もう20年以上前に卒園した幼稚園の「創立●●年」に御呼ばれし、スズキ先生と再会したと思います。
他の先生方は地元にお住いで、ワタクシメの成長を見守って下さっていましたが、スズキ先生だけは「ごたいめーん涙」という感じでした。
ワタクシメが作家活動していることを知り𠮟咤激励✋
そして、この本が送られてきたのでした📕

すごく分厚くて(440ページ)、内容的にも・・・
スズキ先生~、ワタクシメの苦手分野です。ごめんなさいm(__)m
なんだかんだで20年近く本棚に飾ってありました。

一昨年からの長い入院中「あれを読んでないと、あの世に行ってスズキ先生に合わせる顔がない」と思いました。
あっちに行ってからスズキ先生が優しい口調で、
「なおこちゃん、あのご本どうでしたか?」と言われて返事ができなかったら、死んでも死に切れない💦」
スズキ先生以外にも幼稚園時代の先生方のお顔が次々に浮かびます。
ワタクシメは体調が落ち着いてから、まずは「朗読サービス@デイシー」の力を借りてこの作品を「音読」しました。

内容と感想

1970年、ブルガリアの首都ソフィアの留学生宿舎には、ヨーロッパ各国やソビエト連邦、北ベトナム、エジプト、シリア、エチオピア、キューバなど、世界各国の留学生が生活し、さまざまな人生模様を繰り広げていた。たった一人の若い日本人留学生としてここに住みはじめた「わたし」は、たちまちこの若者たちの渦に巻き込まれていった。
ひたむきな青春を生きる若者たちをみずみずしく描いた留学記。
【ネットの作品紹介より】

主人公の「わたし」は八百板洋子さんでしょう。
この時代に「ブルガリア」に留学できるなんて! かなりの「お嬢様」とは思いますが、世界各国の留学生たちとの生活はおもしろく読めます。
「多様性」というワードが叫ばれる昨今、70年代にすでにこの問題を描いた著者はすごいと思うし、「ベトナム戦争」と現在の「ロシア×ウクライナ戦争」が重なり、「昔の作品」という感じはしませんでした。当時の社会主義や冷戦時代の東欧のことなど勉強になります。

僭越ながら、生意気なことを書きますと 😅
440ページは要らないかなっと。
ワタクシメなら、推敲して300ページ程度にまとめるかなっと。

母上がスズキ先生に「妹@メーコが日本を捨てた」みたいな愚痴をこぼしたら、先生はさらりと、
「あの子はオテンバさんだからねー」とニコリ🌷
「ソフィアの白いバラ」を通してスズキ先生からワタクシメへのメッセージはこれからわかる気がします。


  
コメント
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