だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

「イチオシ! 課題図書」 年末編

2017年12月29日 | 日記
「クリスマスプレゼント」でいただきました

ワタクシメは「お歳暮」というのは重い感じがするので、世話になっている方々にはクリスマスシーズン中にラフなモノを贈りすることにしています。
その「お返し」で、思いもしない贈り物をいただいたりして、それが気に入ると、それをシェアしたりして・・・
そういう「行ったり来たり」が楽しいし、自分の世界が広がる感じで、心が浮き立ちます。

今シーズンは「本」を何冊かいただいたので、ご紹介しますね(*^-^*)



「あなたへのラブレター」  小林 征子 詩集,‎ 長野 ヒデ子 (イラスト・装丁)・コールサック社

こちらは毎度お世話になっている長野先生からのプレゼントです。
小林征子さんも絵本を描かれているそうですが、亡き母へのレクイエムから始まり、亡き夫、家族へのメッセージを綴った一冊。
文字は活字ではなく、ご自身の「手書き」なので、作者の心に直にふれているような生の暖かさがあります。
読みながら、ときどき泣きそうになりました。

この本は「ひとめぼれ」してしまい、数冊購入し、友人へのプレゼントにしました。

イラストが控えめだけど(笑)内容とマッチしています。   「さーすが、ヒデ子せんせい!」










写真絵本『たくさんのサンタ』  

これは毎度のんだくれにお付き合いいただいている“マキセツ姐さん”から。
淀縄雅之さんが創られた粘土の作品に合わせて。牧野節子さん(マキセツ姐さん)がお話などをつけたそうです。

<淀縄雅之さんプロフィール>・・・『たくさんのサンタ』より一部転記。
東京都区内の特別支援学級で学んだ後にNPO法人が運営する自立訓練施設(楷樹サークル)にて活動中。
ポコラート作品展に粘土細工を出店し入賞した。
日々夢中になって作品を作りながら遊ぶ毎日を送っている。

マキセツ姐さんは「雅之さんの、あたたかくてユーモラスで、味わい深い粘土作品を、楽しんでいただけましたら幸いです(^-^)/」と紹介されていますが、
「あたたかくてユーモラスなマキセツ姐さん」だからこそ成立したコラボ企画だと思いました。
絵本の中に登場する年度の人形たち(動物たち)は淀縄雅之さんを応援団のようにも見えます。たくさんの方たちの想いがつまった一冊。
私家版なので、ご興味を持たれた方はぜひ上記のNPOにおお問い合わせください。












『ローラとつくるあなたのせかい』(A WORLD OF YOUR OWN) 作者:ローラ・カーリン・翻訳:ひろまつゆきこ・BL出版







最後は毎度ご苦労をお掛けしている”ハルコ師匠“からの一冊。

「洋モノ」が苦手なワタクシメ。
夢のない「昭和人間」のワタクシメ。
何よりも老眼鏡がないと細かい物が見えないだーばぁには少々難解でした(笑)  (ΦωΦ)

物語に「起承転結」があるわけでもないんです。ここらへんが「洋モノ」なんですわー。そして「昭和人間」には、イマイチ。
絵は様々なタッチが入り混じっていて、仕掛けもあっておもしろいですが、老眼鏡かけて本気を出さないとその「匠の技」が見られない・・・(;´д`)トホホ

ストーリーがどうちゃら・こうちゃら考えるのではなく、感覚的に「ローラ」の世界に入ればいいんです。
ローラは“トットちゃん”をもっと自由に過激にしたような女の子です。
ローラ(作者)から送られた「自由」は、生きていくヒントにはなったり応援歌になるんだろう・・・と思う一方で、
「現代っ子は冷めているから『こんなに自由なことができるわけないじゃん」と言われる気もしました。

ローラからのメッセージも含めて「アート」ととらえ、いろいろな角度からみつめて感じ取る作品です。
  ※ワタクシメが「洋モノは苦手」な理由に、メッセージ(言葉)がしっくり心にしみて来ないんですわ(涙)
   だぶん「原書」が読める人間なら、この本の「仕掛け」が理解できることでしょう(?_?)


年末年始、テレビに飽きたら、読書をしましょう。


コメント
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