だーばぁの流儀

児童文学作家・岡田なおこブログです。
全身マヒ+オストメイト・作家・アラ還ならではの日々を気ままにつづっています。

”靴“のリフォーム成功!

2017年11月25日 | 日記
まずは写真・・・before・after

ワタクシメ、自力歩行していますが、そのためには「靴が重要ポイント」でありまする。
ヒールのある靴だと歩く前にコケちゃいますが、適度にかかとは高い方がいいのです。

普段はペタンコの「運動靴・笑」を履いていますが、オシャレな靴も履きたい・・・イヤ、大人として当然のこと!
脚が不自由であっても、「それなりのモノは履かないかん」というのが“だーばぁ流”です(靴に限らず何でもねw)

「黒い革靴を新調しなきゃ」と言ってたら、
「わたし、間違って同じ靴を2足買っちゃったから、1足あげるわ」と親切な方が現れました。
「ラッキー。でもヒールがあると転んじゃうな・涙」
「それなら、リフォームしてみれば・・・」と話が進みました。

ワタクシメの「脚」は特殊ですから、一般の店で直してもらえるか心配でしたが、相談だけでもしてみることにしました。

近所にあるちょっとアンティーク風のおしゃれな「修理屋さん」。オーナーは若くて・・・以下省略・・・だーばぁ好みのイイカンジ(微笑)
そこへいそいそ行って、あーだこーだお話ししたところ、「案ずるより産むはやすし」でしたぁぁぁ(^_-)

「安全重視」で2cmくらいかかとを低くしましたが、リフォームした違和感がなく、落ち着いた形になり、大満足です。


物心ついてから、ずっと、ワタクシメの「使いやすいモノ」は規格外だったり、苦労して探し当てたりしてましたから、
時代が変わり「ユニバーサルデザイン」なーんて言葉が流通してても、信用できないところがあるのでしょう。
特に「靴」は(-_-メ)
でも今回のリフォーム成功により、生活の幅が広くなった気がしています。

ありがとうございました \(^o^)/



右がbefore、左がafterです(^_^)v



矯正靴よ、さようなら!


ワタクシメ、けっこうなトシなので「幼少期」を紐解くと長くなりますが(*ノωノ)
靴にまつわる想い出を、サクサク、書きます(悪あがきかもw)


すごく小さい時は、ごく普通の運動靴を履いていましたが、「矯正靴」が登場したのち、ワタクシメ+一族郎党は靴選びで試行錯誤するはめになったのです。

幼稚園の頃「朝から晩まで矯正靴を履いていなさい」と指導されました。
それによって安定した歩行ができるとか、骨が変形しないとか・・・理由はあったんです。
だけど、半世紀以上前の「矯正靴」は重いしかたいし、編み上げのひもはウザいし(個人的な意見です)
「女の子は赤」と決まっているしetc ワタクシメにとって、何一ついいことありませんでした。

家の中では靴カバーかぶせるんですよ。
昔の我が家の主な部屋は畳とガラス障子でした。
その中を足がマジンガーZになっているワタクシメか、ガッチャン・ガッチャン動き回る光景を想像してください。

ーー危なっかしくて、しょーがない((+_+))

マジンガーZじゃー、座ったり、寝ころがったり出来ないでしょうっ(怒)
足の裏がかゆくても、寝るまで脱げないから、堪えるんですよ(涙)
ブランコに乗ると足が重たくて落ちちゃうし、手をつないでもらっての「ぴょんぴょん」もできません。

ーーやってらんねぇ~!

それでー、カワイイなおちゃんは矯正靴を脱いじゃいました。、
普通の親は、そこで子どもを叱って、なだめて、履かせるみたいですが、なおちゃんのママとパパは「こんな重い物履いてたら、自由がないねー」と。

前回ココに「ワルイ先生」の例をいくつか書きましたが、学校側にしたら、なおちゃんちは「主張が強すぎた@モンスターファミリー」だったかも知れませんわね(苦笑)



親戚縁者の皆さん、ありがとう(*´з`)


医者や指導者が「これを履きなさい」という靴を、「イヤです」とキョヒったもんで、なおちゃんのママとパパは自分で「良い靴」を探すことになったわけです。

ネットで世界中の「良い物」を探せる時代ではないですから、
誰かが何の気なしに(笑)、「こんな靴があったよ」と口を滑らすと、
「それなら、なおこが履けそうだから、買って来て」ということになり、
母上の「泣き落とし作戦」や「ごり押し作戦」などなどで、やさしい親戚縁者が「良い靴」を買い求めに奔走してくれたのです。

子どもながらにワタクシメも、「矯正靴を履いていた時より、しっかり歩けるようになるぞっ」という気持ちがありましたから、
両親は尚のこと、「矯正靴をキョヒった成果」を示したかったように思います。
親戚縁者も身内に体の不自由な子が生まれてから「歩かせたい」というのが、わかりやすい目標だった気がします。
それで「靴」に関しては労を惜しまず力を貸してくれたのでしょう。

高価な靴ほど足に合わず「靴ずれ」すると、何日も歩けなくなりました、ワタクシメ。
また体調よっては力んで歩行しているらしく、思いもよらない所に穴があきました。朝おニューの靴で出掛け、夕方穴をあけて帰宅したこともあります。

親戚の中で「なおちゃん」を溺愛してくれた人が何人かいて、その一人に「靴屋のおじちゃん」がいました。
叔父は家内工業ではありましたが、有名ブランドの下請けをしていました。
「デザイナーさんは絵を描くだけだ。それを型紙に起こすところから、おじいちゃんがやるんだ。
 ここにある靴は、銀座通りのショーウインドウに並ぶんだぞ」
狭くて汚れた仕事場で、叔父は誇らしげに話していました。

その叔父に靴を作ってもらったことがあります。
「なおこの足が痛くないように」と柔らかな皮を選んでくれました。
色も形も可愛らしく作ってくれたのです。
しかし・・・
柔らかな革が足にフィットし過ぎて、これまた一回履いたら穴が開いてしまいました。
もしかすると、叔父は「フィト感」を気にして、靴底の固さは計算に入れていなかったのかも知れません。
ワタクシメは前のめりで歩くので、靴底の厚みによってはつま先の方に全体重が集中して、そこが無残に破けてしまうのです。
その後「改良」を相談すればよかったと、今は思いますが、その時は叔父に申し訳なくて「履き心地いいよ」とウソをついたのを憶えています。
それきり「靴屋のおじちゃん」に靴をねだることはありませんでした(ノД`)・゜・。


シグマのスニーカー(仮称)


ワタクシメ、基本的には「自分で着脱できるモノ」を身に着けています。
最近はヘルパーさんの手を借りるので、多少は「まっ、いいか」の面も多くなりました。
でも何から何まで「まっ、いいか」にすると、いざという時、自力で外に飛び出せないから、「いざ靴」は常に用意してあります。
それが「シグマのスニーカー」なんです。

まだ「マジックテープで留める靴」が少なかった時代に「シグマのスニーカー」のマジックテープはとても楽に留められました。
素材も靴底の暑さもワタクシメに合っていました。
それを昔なじみの靴屋さんに話したら、最初は「取り寄せ」てくれたんですが、
そのうち、その店で「シグマのスニーカー」を取り扱ってくれるようになったのです!(^^)!

ワタクシメが「靴、お願いします」と店に入ると、
「はいよー」と、シグマ・白・24が出てきます。

車椅子を使うようになってから、靴が傷まなくなりました。
「高齢化社会到来w」とともに、マジックテープの靴の選択肢も増えました。
でも、やはり、一番安心して履いていられるのは「シグマのスニーカー」です。


いつまでも、靴が履ける自分でいたい!


「靴」のことだけ、サクサク書いても、たくさんの応援団の顔が浮かんできました。
じっくり書いたら、本1冊かけちゃいそうですwww
いっぱいいっぱい支えていただいて歩いてきましたが、「歩けなくなる」ことも想定しなければなりません。
しかし・・・歩けなくなっても、ワタクシメは靴を履いて外に出ていきますから、これからも「良い靴」があったらお知らせ下さい(笑)
多少履きにくかったら、リフォームもありなので(爆)、よろしくお願いします<(_ _)>

最後に、こちら ↓ リフォームした靴、ポーズを決めたワンショット!

















コメント
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