Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

しばしの別れ

2009年05月09日 | 家・わたくしごと
 来月5日から28日まで浦添市美術館でバリ島のワヤンの展覧会があって、私が所蔵するワヤンが100体近く展示される。自分のコレクションといえば、そうなるかもしれないが、これまでコレクションをしていると思ったことはなく、あくまでもワヤンを上演するための舞台道具として所蔵していたつもりである。自分の中では、コレクションを自覚している「エッグスタンド」とは全く異なった位置づけなのだ。
 数ヶ月前から美術館のキュレーターと相談しながら準備を進め、展示する人形も決定したことから、今日、展示する人形の現物を確認した上で、それらをワヤンを収納する大きな木箱に納めた。それにしても25年の間に購入したもの、自分で作ったものをあわせると200体以上のワヤンがあることに初めて気づいた。中には同じものもいくつかある。そうしたものの大半は購入したものの気に入らず、結局、自分で作ってしまったものが多い。今回の展示ではなんと私の数点の作品も展示される。パフォーマー・研究者である自分の作品が美術館に並ぶなんて全く考えたことはなかった。
 朝10時から作業を始めて、昼食を挟んで午後4時までかかって作業終了。美術館の車が展示予定のワヤンを取りに来る。しばしの別れ。いつも人形箱の中に納まるばかりだから、たまには明るい場所で、皆の目に触れるのもいいかもね。しばしの別れだけど、気分転換していらっしゃい。